小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年12月25日日曜日

20161225 忘年会二次会

先週忘年会をやったけど、今週は今週でがっつり漕ぎにみんなで車ででかける。心づもりでは伊豆で波乗り。集合のJR駅にいく電車の中から外を見たら雲も多かったけど、舟を出す頃には太平洋側特有の冬の青空で、風も予報どおり落ち着いた北寄りの風だった。

23日は低気圧の通過にともなって、台風みたいな風が西よりから吹いた。その後に高気圧がちょうど良い具合にくっついてきたので天気の心配はなかったけど、波がどうなるか気をもんだ。

集合のJR駅で集皆が大先輩の車に乗る。途中の逗子の海を見たら全然波がなかったと聞く。波がなくても適当の岸沿いを漕いで、それこそ石廊崎でも回れればいいなと内心気楽に車から外を見る。

みんなで馬鹿な話をしながら車に揺られて南伊豆の浜につく。幅広の白い砂浜がとても綺麗。弓のように曲がりこんだ入江の砂浜で、左右の端をみやると山の斜面が次第に岸に近づいて、最後の海への出口は小さな山が両側にぽっかりと堤防のように入江を絞ってる。

駐車場には野良猫がいて、日向の芝生に寝転んでこちらに腹を見せてる。カヤックを降ろしたり着替えたり、車の周りでバタバタしていたら目が覚めたのか、止まったばかりの車の下に暖を取りに入りこんできた。

めいめい支度が済んだら、勝手に舟を担いで浜から出す。めいめい勝手に波を待って、それぞれのいい波に乗って遊ぶ。それでも、とてもいい波は考えることが同じで、全員同じ波に乗ってわーわー声を掛け合いながらまた沖に戻る。

あまり大きい波ではなかったから安心。それでも、沖に向かうときは浅いところで崩れる白波を胸までバッシャンバッシャン被って出て行く。カヤック二年生同士の僕と同期にはちょうどよい。乗ってる時には何回か沈脱もして、沈はもっとして、海の水で一年間の垢を落としてさっぱりする。でも頭は髪の毛の中に砂が入り込んで少し痒くなる。他の先輩方は沈脱なし、大先輩は沈もなしでやっぱり腕の違いを見せつけられた。来年は沈脱ゼロを合言葉に同期と頑張ろう。


2016年12月17日土曜日

20161217 忘年会

日差しがたっぷり晴れるのだけれど、西寄りの風が吹く予報。距離は漕げそうにない海況だけれど、今日はクラブのみんなで集まって忘年会をするので、わいわいと近場で漕げれば充分。中潮の満潮を過ぎたあたりから干潮過ぎまで漕いだ。

それでも少しは気ままに漕いでおきたいので、早めに来て一人で舟を出す。停泊ヨットの群れを過ぎて小網代湾の先を見ると、富士山と伊豆半島が近く見える。雪を被った富士山の白い山肌に、低い日差しが細くしっかりと皺を際立たせてる。空、海、半島が全部違う青色でできてる。高い空は澄んでいて深く透き通った青。だんだん白くなって水平線に降りてくると、薄墨を流したような半島が富士山と線を引いてる。明るい水平線は逆にこちらに近づくにれて色味がまして、まだ弱い風が暗い丸い凸凹を作ってる。
青い墨色
湾内を振り返ると日差しが眩しい。 黄色い舟でよく漕いだ。ヘルメットもしっかり守ってくれた。まだ年内漕ぐけど、ひとまず無事を喜ぶ。どこかの本で誰かが言ってた。

海が怖くないやつはすぐに死んじまう。出ちゃいけない日に出ちゃうから。おれたちは海が怖いから、死ぬのもほんの時々だけ。
-- アラン島 ジョン・ミリントン・シング

どんなに気をつけても、ダメなときもある。そういう皮肉さも含めて海に出て、それでもきちんと帰る。海で遊ぶからには絶対帰る。人にどんなに迷惑をかけても、誰も死なないで終われるならそれが一番良い選択肢。
今年もお世話になりました
近場のサーフポイントで波乗りをして 、定刻組が集まる頃に湾内に戻る。今日は四人乗りが出る日。去年は乗る側だったけど、今年は四人乗りを追っかける側。少し波が出てきた湾を出て、四人乗りは黒崎まで往復。
富士山
また一度湾内に戻って、遅れてきた人たちと四人乗りがメンバーチェンジ。また追いかける。だいぶ西風も上がってきて、風浪がうねりをともない出している。メンバー変わってラダーを担当するのがクラブきっての鉄砲玉同期。反り上がったバウに波をかぶりながら突進していくので、シングルに乗ってる僕は追いつけない。どこまでいくかと思っていたら、すずめ島あたりで折り返してくきたので安心して写真を撮った。
だいぶ波があるねと言いながら湾内に戻り、少しロールの練習をしたら早めに舟をあげてみんなで忘年会。終バスで帰る。泊まり組も楽しそうで、次の日の日曜、朝焼けの中漕ぐ写真を後で見せてもらった。とてもうらやましい。

来週は伊豆にいけるかな!?








2016年12月10日土曜日

20161210 佃嵐崎サーフ

日曜のほうが距離を漕げそうな予報だったけど、自分の都合で土曜なのだから、少しの北東の風でも頑張って漕ぐ。朝から三浦にやってきた。結局、劔崎の数字で9-10m/sの北東の風が吹いてたけど、陽射しもあって水もぬるく、たくさん水を浴びて楽しい一日だった。中潮の干潮を少し過ぎたあたりから満潮まで漕いだ。

支度をして舟を出す。午後イチからくる先輩方がいるけど、朝は自分一人。小網代の森を吹き抜けた風が湾の奥から小さな風浪を舟に寄せてくる。そういえば、京急の車窓からみた三浦海岸も海が暗く紺色にうつった。沖はだいぶ波がたってるんだろう。

湾から外を見ると富士山がクッキリ見えるけど、明るい空の色とは反対に海がやっぱり紺色で凄みを感じる。風浪が北から寄せてきて、ところどころ白波を飛ばしながら網代崎にジャブジャブ当たる。
朝のうちの富士山はくっきり
下の伊豆半島もよく見える
風が強いんだろう 
堤防から網代崎を見ると
先っちょがジャブジャブ
午前中は風が強い予報だから、小網代湾あたりから離れないでいる。シーボニアの岸壁から胴網海岸までは北からの風浪が三角波を作るので楽しい。何度か横っ腹に波を食らいながら 行ったり来たり。網代崎から堤防に向かって湾口を渡ると、真ん中あたりが波が大きい。そういうところを選んで近場で遊ぶ。
湾口から荒崎を見る
風浪が向こうからやってくる
北寄りの波の時には、この辺りで遊ぶのがいいと思った。万が一沈しても、風が岸に向かって寄せてきてくれるから安心。網代崎より沖に出なければ、少し荒れてても安全に楽しめる。

10時を過ぎたあたりで風が弱まってきたので、北に漕いで波乗りできる場所を探しに行く。うねりはかすかで、近場のサーフポイントは良い波がなかった。そのまま北に進んで佃嵐崎までいくと、かすかなうねりが時々ちょうど良い波を作ってくれていた。

喜んでヘルメットをして何本か乗る。いつもよりは波が小さくて、僕に調度良いくらい。でかいと波が随分沖から盛り上がって、崩れながら岩場に突っ込んでいくから正直怖い。今日はもっと岸よりから。あまり距離が乗れないけど、何本か気持よく乗れたら先輩方と合流しに舟を返した。



クラブハウスで先輩方と合流したらまた舟を出す。網代崎の沖もうさぎは消えてる。後で劔崎の数字を見たら午前中とそんなに変わらず、へえと思った。とりあえず北に行きましょうかとほいほい漕いで、また佃嵐崎にやってきた。

一人はサーフが大好きな先輩なので、うきうきと大きい波を待って何本か乗る。両側から狭く迫ってくる岩の間を綺麗にのって、狭まった奥にある砂浜まで乗りあがる。両側の岩がスリルをあおる。舟が横に走っちゃったら沈してでも止めないと。

一度だけ、頭の上から崩れるような波に当たる。ちょうど沖に向かっている時だったので、乗り越えるのを諦めて舟を横に向け、ハイブレースに持って行った。横乗りで一気に戻されるのが楽しい。

波が落ちてきたのでサーフの沖で何度かロール練習。ショートどころかロングの感覚までわからなくなってきた。スイープが沈む。来週まじめに練習しないといけない。

もう一人の先輩は寒がり。それでも水がぬるいと言いながら他のみんなでロールしてたら、珍しくスカリングして浸かってた。小網代の湾は水が冷たいけど、外に出るとまだまだ気持ちいい。来週もまだまだ潮を浴びれるといいな。







2016年12月4日日曜日

20161204 小田和湾一周

今週は距離を漕ぎたい感じ。でも、午後から南西風があがりそうな予報の日曜日。中潮の満潮から干潮まで漕いだ。うっすら雲がかかるけど、日差しもたっぷりあって暖かく、ペースを上げると汗をかいてロールも気持ち良い日だった。

最初は長者ヶ崎までいこうかと思ったけど、午後からの風の上がりを気にして立石くらいに決める。それでクラブハウスにつくと、先輩が一人いて支度をしていた。心強い。

一緒に漕ぎましょうとお願いして舟を出す。小網代の奥は低い朝日をうけて暖かい色づかい。夕日だと反対側の入江が色づく。
湾からでると海がのんびりしてる。うねりも風浪もない。今週のほうがキャンプにむいていたかもなあ。荒崎に舟を向けて漕ぎだすと、亀城の灯台が沖にピカピカ目立ってる。周りには釣り船がたくさん出ていて賑やかだったけど、黒崎あたりから亀城を見ると、舟の隙間がまっすぐ通ったので、亀城に寄ってから行くことにして進路変更。荒崎手前の風裏は海面もツルツルで、波の生まれるところ。するりと釣り船をかわして灯台に近づくと、かすかなうねりに岩が顔を出してちゃぷちゃぷしてきた。一緒に漕いでいる先輩は、小田和湾の南側が生まれだそうで、灯台から湾内の建物をみて懐かしがっている。その案内で、立石はいかずに小田和湾の中を一周してみることにした。
灯台から佐島マリーナに向かって、まっすぐ追い波を使いながら進む。向かい風なのだけど、かすかなうねりが南西からで、ちょうど反対だから波が掘れていたのかもしれない。加えて、潮が引いているときで湾内からの流れもうねりと逆方向。妙に力のある波だった理由はこのあたりかな。理屈はともかく、ぐいぐい進む感じが楽しい。後で先輩のGPSを見たら、最大11km/sの区間があったから、多分この時。

小網代や油壺と比べると小田和湾は大きい。見える建物も生活を感じる町並みだった。湾の奥にくると、北側に少し広い砂浜が見えてきて、そこでパドルを持ってフォームチェックをする二人が見えた。その後サーフスキーとシーカヤックでそれぞれ舟を出していた。早そうな人たちだ。

浜にそって右に曲がって行くと、今度は10艇くらいのサーフスキーや競技用カヌーが静水のような海面を真っ直ぐに往復している。水泳のコース練習のよう。漕いでいるのはおそらく陸上自衛隊の高等工科学校の生徒たちなんだろう。これまた早そう。

湾からでる方に舟を曲げたら、湾の口から向こうに富士山が見えた。湾の南側には漁師さんがいれた漁具をしめす小さな浮きがいっぱい見える。ペットボトルだったり、丸い浮きだったり。網なのかなんなのか。あまり近寄らずに外側を回る。
湾内は静かで海と空が曖昧
水平線近くに漁具の浮きが広がる
湾の南側に沿って荒崎に戻る。途中長井近くの小さな浜に舟をあげて休憩。気持ちのいい砂浜で、のんびり小田和湾を一周するよい中継地点。ただ、周りが岩場なので西よりの波だともろに崩れそう。このあたりは底が砂と岩場が混じっていて、潮が澄んでいた事もあって下を見ながら漕ぐのが楽しい。11月に入ってから、何かの稚魚が盛んに水面を飛んでいたけど、ここでは砂底の海に群れで集まっていた。同じ方向に群れで泳いでるのではなく、砂まで届く陽光のなかでめいめい浮かんでいるだけ。パドルを入れても逃げず、デジカメをそっと沈めて写真をとったらうじゃうじゃいた。
拡大すると稚魚がいっぱい
長井を出て荒崎を回り、どんどんびきに入る。ここからは玄関に向かって家の庭を歩くようなもの。さかさか漕いで網代崎につくとまだ風は上がってこない。ベタ凪の感じなのでそのまま釜根まで漕いで折り返す。また網代崎あたりまで戻ったら、流石に南西の風が上がってきたので、二人で戻って舟を上げた。吹き出したかな、と思ってから剣崎で10m/sを超える風になるまで30分。すぐに戻れる場所でウロウロしていてよかった。

まだ小田和湾を渡るのが怖いけど、帰り道に海が荒れたら湾内を回る選択肢もある。少し荒れ目の時も、長井あたりまで回ってみて、湾内の様子を見てみようと思った。

最後にグリーンランドパドルを持ちだしてショートスイープの練習。また上がらなくなってる。毎回やったほうがいいな。







2016年11月26日土曜日

20161126 初キャンプ

三浦で念願のキャンプができそうな日和。土曜は晴れ、日曜は曇りで降っても雨は短そう。
土曜: 天気
日曜: 天気

今まで野宿はあっても、テントを張って寝袋で寝るなんてちゃんとしたものははじめて。そういえば、インディーズバンドの野外コンサートを知り合いと聞きに行って、終電をのがしたもんだからコンサートのステージで一晩寝た。夏だったけど、夜半に雨が降ってきてコンクリが冷たくて目が覚めたのを覚えてる。御前崎の浜辺にあるステージだった。

今回は寝袋があるちゃんとしたキャンプ。キャンプ好きの先輩がテントも貸してくれる。自分でも買おうと思ったけど、いろいろと使って気に入ったのを買うといいよと言ってくれたので甘えさせてもらう。

それでも木曜日には異例の雪が11月に降り、心配になったので家のベランダで寝袋で寝てみた。寝袋は家にあったもので、なんであるのか聞いてみたら大震災の後に防災グッズとして買っておいたんだそうだ。

たくさん着込んでベランダの寝袋にくるまると文句なく暖かい。でも、ベランダのコンクリにあたる部分がヒンヤリと冷たい。やっぱり下にしくマットくらいは買っといたほうがいいね。

そうした前準備も終えて週末になったら、早めの電車で三浦にやってきた。レンタル艇は早い者勝ちだから、道具を積むのにボリュームのある艇を早速確保する。キャンプ組が揃うまでまだ時間があるから空荷で湾の外に出てみた。
北寄りの風でいつもの風浪がチャプチャプ
湾の出口は北寄りの風のいつもの様子。風浪がちゃぷちゃぷと胴網海岸に寄せてる以外は網代崎はスンとして静か。キャンプ場所は城ヶ崎を越えて毘沙門方面を考えてたけどどうしようか。この様子なら北風に乗って釜根の浮標を過ぎてしまえば行けるかな。

湾内に戻って他のみんなと合流し、荷物をそれぞれに積み分ける。前のハッチは私物、後ろのハッチは共有の道具。一切支度が終わって昼を回る。予定より出発が遅れそうなので、城ヶ島を回りこんだ後に安房崎から戻る万が一のケースでは時間が足りなそう。引き返すと北風だし。相談して、最初から向かい風を漕いで荒崎手前の浜をキャンプ地にすることにした。

いよいよ舟をだす。荷物を積んだカヤックを漕ぐのは初めて。水面がいつもより近いのがはっきりわかる。漕ぎ出しは重いけど、スピードがなかなか落ちないでスーッと舟が伸びていく。その慣性がいつもと違うところに連れて行ってくれるようでワクワクする。食べ物もテントも積んであるから衣食住が全部足りてる。目的なんてなくて、気ままに舟をあげた場所がゴールなんだと思うといつもより海が広くて、でも同時に狭い。たぶん、遠くの海が目の前の海と続いている実感が広く、また続いているところを漕いでいけばいつかつけるという思いが狭く感じさせてくれたのかな。
黒崎の鼻
ほいほいと漕いで黒崎の鼻を越え、みんなで決めたキャンプ地に舟を上げる。まるで自分の家の庭先にテントをはるようなものだけど、キャンプ自体が目的だからそれで充分。日も短い時期だし、夕日の前に酒を飲みだしたいしねと、キャンプの先輩の声で気持ちがあがる。それでも、ちょっと足を伸ばしてドンドンびきに入ってからキャンプ地に戻ってきた。
日もくれてキャンプはヒートアップ
いつもとちょっと違うヌメーっとした舟の慣性を思い返しながらテントを作る。細々とした道具の使い方の知恵をキャンプの先輩に教えてもらいながら。来年は二泊三日で下田までいけるかな。まずは、で荷物を積んで50kmソロ漕ぎをしないと心配だ。荷物を積んだカヤックはいつもと動きが全然違う。横風を食らいながら一日方漕ぎとかになったらしんどいだろうな。さすがにラダーが欲しいところ。まずは往復で100km というのを一泊二日でソロでやってみたい。

日も落ちてキャンプトークは一番楽しい時間帯。飲んでふらついた足が立ち上がった拍子でよれてテーブルの上に砂を上げる。明太子のアヒージョを気取ってパンに乗せようとして落とす、細々と粗相をしてそれがおかしくて笑ってとても楽しかった。

日も変わる前にはテントに戻って寝る。夜半に一度トイレに起きたり、波の音が近づいた気がして心配して外を覗いたり、雨が未明に降って音で目がさめたり、それでも普段と変わらず熟睡できた。

目が覚めたらもう6時で普段より良く寝てた。富士山がすっぽり雲に入ってたから、今日はこれから雨に向かうだろう。ピューッとまっすぐ庭から家に戻って舟をあげた。自転車のときは日帰りロード専門で、テントを積んだランドナーは見向きもしなかったけど、カヤックだとキャンプで距離を伸ばしたい。
富士山が作ったきのこ雲
来週は水をたくさん積んで漕いでみようっと。

2016年11月20日日曜日

20161120 三浦海岸往復

風もなく穏やかな一日となる予報。実際そのとおり。日差しは暖かく風も弱いまま。朝のうちは昨日からの風浪が残ってちゃぷちゃぷしてたけど、それも昼前には納まって、最後には凪いだ。それでもうねりは残り、岩によれば退屈しない。何をしても楽しいカヤック日和。中潮の満潮の手前から干潮までを漕いだ。

ツアー組が三浦海岸から小網代まで片道漕ぎをするというので、それなら三浦海岸までソロで漕いで合流して、帰りは一緒に漕いでくることにした。

ツアー組の三浦海岸出発に間に合うように朝は始発から動く。前日から泊まっていた同期に口止めをお願いし、準備して舟を出す。同期は片道のツアー組。また後で会いましょー。

湾を出る前の水面は、まだ朝靄が残る。水面から微かにもやが上がる中を漕いで、低い朝日に目をしばしばしながら漕ぎだした。
ようやくヨットに短い日が差す
風はないし波も落ちていく予報だったけど、また網代崎が綺麗なうねりをうけてしぶきをあげてる。ちょっとサーフポイントに寄り道したくなったけど、三浦海岸でみんなを待ちたいから網代崎を回って諸磯を抜けていく。

うねりは南寄りで、諸磯のなかはガチャガチャ。網代崎をベースに、諸磯は二倍、長津呂崎は三倍の法則を思い出す。かまねあたりをゆったり越えると、長津呂崎沖の岩礁で盛大に波が崩れているのが近づく。中は通らずに、大きく沖を回って安房崎まで。ここでちょうど1時間。

宮川湾や毘沙門湾の入り口も波が崩れているので、沖を漕いでまっすぐに横瀬島を目指す。ふつうにあるうねり以外は特に問題もなく、横瀬島に到着してここで1時間40分 。これなら10時には三浦海岸につけるだろう。
横瀬島から次の目標の剣崎灯台
 剱埼を回ると、だんだんと人の気配がしてくる。雨崎あたりでふと沖を見ると、こたつのてっぺんみたいな岩に釣り人が立ってる。少し大きめの波がくれば岩は洗わてる。もしかして声をかけられるようならと、じりじりとそばまで寄ってみてたけれど、気にせず釣りをしているので、それならばとこちらも気にせず離れて舟を勧めた。

 雨崎をすぎると目の前は三浦海岸の長い街の輪郭が広がる。自転車でも三浦海岸から野比海岸までは走っててつまらないのだけど、カヤックでもそれは変わらない。ツアー組を見つけるのだけが目的で、きょろきょろ見回しながら浮いてたら、菊名海岸の岩のあたりにみんなを見つけて舟を寄せる。出発前に合流できて良かった。剱埼を過ぎてからどんどん波は落ち始め、このあたりはもう凪いでいた。

そのまま折り返して、こんどはみんなと一緒に来た道を戻る。途中、横瀬島や諸磯では波乗りもし、城ヶ島や東風崎では岩の間の波がガチャガチャしたところをすり抜けて楽しんだ。そういう時、エグイ波の中に突っ込んでくる後輩がいてヒヤヒヤしたり、普段感じないスリルも味わえた。
諸磯の中の三角波
波乗りはしづらかったけど波に揺られるのは楽しかった

いいお天気の中、距離も漕げたし波乗りからの沈、ブローチングもロックガーデニングも、全部全部まとまってみんなで楽しめた最高の一日だった。






2016年11月12日土曜日

20161112 荒崎-城ヶ島

引き続いてお天気の良い週末。ちょっと北東の風があるけどひどいことにはならない土曜日。30kmくらいは漕ごうと思ってでかける。中潮の干潮から満潮にかけて漕いだ。

早く起きられなかったので、舟の支度している間に定刻組の人たちがやってきた。話を聞くと、南方面に漕ぐ予定というので、まずは荒崎まで行ってから折り返して、昼ごはんをしている間に合流しようと考えた。

一人で漕ぎだしてヨットを抜けると、正面に富士山が見える。雨が遅くまで残ったみたいで、歩く道路も濡れていた。晴天続きの青空よりも雨上がりの青空が一番綺麗だ。網代崎をみるとうねりはない。北寄りの風浪がタプタプときている。

たぷたぷした中を黒崎の鼻、佃嵐崎あたりをかすめながら荒崎をめざす。荒崎も突端ではなくて崖の真ん中を目指して風をよけながら。沖を漕ぐと距離が稼げないし、風も強まりがちで安全のマージンがないし、うねりがないときは岸べたのほうが楽しくて安心。うねりがあっても岸べたのほうが遊べて楽しい。

荒崎は釣り人が多かったのでどんどん引きは入らずに、ひと目のいない岩を縫って少し遊んだ。とても小さな穴があって、伏せればくぐれそうだった。
荒崎の岩場の向こうにも富士山
荒崎から引き返しがてら、佃嵐崎で波がたっていたのでヘルメットをかぶる。普段よりも波が低いのでサーファーもいない。シーカヤックでも乗れそうな感じ。いいのが来たので乗ったら、すぐに波が崩れて横を向かされてしまい、ローでブローチング。楽しい。もう一回は横からの崩れ波で最初からブローチング。力のある波で横乗りの練習ができてよかった。

本腰を入れて南に向かう。すずめ島、網代崎をかすめて諸磯に入る。北東寄りの風なので、諸磯から三崎港の堤防を超えて城ヶ島まにとりつくまで三角波ゾーンを抜けていく。正直、ちょっとソロではまだ不安もあったけど、城ヶ島に取り付いたらもう大丈夫だった。こんどこの真ん中でセルフレスキューの練習をしておこう。

赤羽根海岸を越えていつもの小さな浜にくると定刻組が休憩しているのが見えた。自分も舟を上げて一緒に昼ごはんを食べる。日差しに熱があって、浜にいるだけで汗がでる。とても良い漕ぎ日和。海の風がちょうどいい。
馬の背洞門の向こうにも富士山
休憩して帰り道を漕ぎだす。西を向くと富士山が正面に来る。帰りは城ヶ島を北に回るとそこから向かい風。三崎港のテトラの前あたりは、風を避けて浮いているカモメの群れがいた。グループの先頭が一人まっすぐその群れに進んでいく。我慢できなくなったカモメが一羽飛ぶと一斉に群れ全体が飛び立って低く一回りしたらテトラに降り集まっていった。
三崎港のかもめ
そういえば、三崎港の堤防にある割れ目で大きな作業船が入ってた。この割れ目、閉じられちゃうのかもしれないなあ。 堤防を回って諸磯をベタに回ると風も落ち着く。日差しの中をのんびりこいで網代崎を周り、湾の奥に戻る。

最後に、200cmのグリーンランドパドルを持ちだしてショートロールの練習。スイープロールのポジションがかっちりとわかり、だいぶ失敗しないようになった。もう少し、体に染みこむまで繰り返してみよう。日も下がってきたので舟をあげておしまい。




2016年11月5日土曜日

20161105 城ヶ島

北東の風で始まって午後から南西に変わって強まった。でも、陽射しはたっぷりで気温も高い。ようやく太平洋の冬かなと思う。南の方に弱いながらも台風があったから、もしかしたらうねりがあるか、なければ少し距離を出そうと思って三浦にやってきた。小潮の満潮から干潮までを漕いだ。

朝、艇庫につく。ベンチの上に、ファルトのコックピットの枠と分割パドルが置いてある。今まで見たことない。でも周りに誰も居ないので、忘れ物かなと思いながら自分の支度をしていたら、ファルトのオーナの人がそのうちにやってきた。一旦忘れ物を取りに戻ったみたい。

初めてあう人だったし、550cm ととても長いファルトが艇庫に来たのが気になっていたので、ソロはやめて一緒に漕ぐことにした。とはいえまだ他の人の支度もあるので、近くの様子を見に一足先に一人で漕ぎだす。

停泊したヨットの脇を抜けて堤防まで見晴らすと、薄い雲も消えて薄青い空が広い。富士山の頭も浮かんでいる。網代崎は落ち着いていて、うねりはまったくない。北寄りの風の風浪もかすかで、縁側のひなたぼっこをして一日過ごすみたい。潮は澄んで底が近く、秋口に生まれただろう魚の稚魚が群れでちらちらと光る。こんな日は、カヤックでどんどこ一日漕いでくたくたになるに決まってる。サーフポイントまで行って波がないのを確認したら、みんなと合流するのに湾内に戻った。

あらためてみんなで漕ぎだす。また200cmのグリーンランドパドルを持ちだした。ショートで上がらないのがすっきりしなかったので、陽射しのあるうちにロールするつもり。

北寄りの風にのってほいほい進む。諸磯の北側は少し風波でちゃぷちゃぷしてた。その先、三崎の堤防、釜根の浮標までは三角波でフヨンフヨンしてた。舟は上下に揺すられるけど、デッキに被ることはないので全然だいじょうぶ。

長津呂崎も穏やかで岸ベタでも行ける感じ。でも釣り人に遠慮して遠巻きの岩をすり抜けながら漕いだ。赤羽根海岸の東にある岩場の間をぬって小さな浜に舟を上げ、陽射しを楽しみながら昼ごはん。岩場の中はそれなりに波がたって、先輩が一人、沈してロールで戻ってた。狭いところだったので、へたに波に乗せられちゃうより沈したほうがいいと後で言っていた。
波を被る練習も楽しい
昼にたっぷり休んで、安房崎の灯台をみて折り返す。安房崎の岩場は普段釣り人がいて、近づくのに気を使うけど今日は全然いない。波もないので岸ベタに岩の内側内側を選んで漕いで楽しんだ。グリーンランドパドルなので、とっさに舟の向きを変えるのに手間取った。長く持ち替えてやるのもいいけど、できればグリップをあまり変えたくない。
岩のそばは楽しい
帰りは南に変わり始めた風にのってほいほい進む。でも、むちゃくちゃ吹き始める前には戻って一番いところを楽しんだ。湾内に戻ってからロール。やっぱりショートは少しわからない。CtoC の癖がついてるから、スイープロールを意識してポジションであがらないと。

ファルトの人も初めてというロール練習をやって、一度の沈脱もなくロングで上がるようになってた。すごいな!




2016年10月30日日曜日

20161030 房総

北東の風がやや強い中、房総半島にクラブのみんなで漕ぎにでかけた。気温もここいち低い日で、あまり日差しも望めずみんな真冬の装い。

風の様子で、勝浦近くの南向きの浜から舟をだす。浜のそばは風裏で風も波も穏やか。かすかなうねりが沖から届いて、浜に近づくとわずかに上下するくらい。とりあえず勝浦方面、東の方を目指そうと、手近の岬を回る。

舟をだした湾から一つ岬をまわると、少し波が立つ浜に出た。あまり海況が良くないので、勝浦までは行けないと判断し、この浜でひとしきり波乗りをする。

みんなでヘルメットを被って、後ろを向いて波を見る。いいのが来たらダッシュして、うまく乗れればひゃほー。
 普段波乗りするところは、岸壁に向かって波がぶち当たるので、途中下車は必須。でも今日は横幅の広い砂浜に向かって長く波が立ち上がってくる。ちょうど乗りやすい、そんなに力のない波なので、初めての人でも練習にもってこい。

何度もダッシュして乗って、浜が近づくと波の力が増すからそのまま調子に乗ってまっすぐ浜に滑り上がる。とっても楽しい。浜に上がったら片側に肘をついて舟を真横に立て、バウをくるりと海に向け直してまたアザラシスタート。波がきたらずりずりと漕ぎだす。そうして沖と浜を何度も行き来した。
もう一つ東の浜はどうだろうといってみたけど、あまり力のある波ではなかったので、いちど上がって昼ごはんを食べ、また元の浜に戻って波乗りを繰り返す。午後になると潮もあがり、少し海が眠たい感じになったので、温泉と美味しいご飯を楽しもうと戻って舟を上げた。
なんにしろ、安心して波に乗れるのは楽しかった。なかなか遠浅の浜は自分のまわりにないので、ちょこちょこ乗って腕をあげたらまた房総にいきたい。





2016年10月29日土曜日

20161029 グリーンランドパドル

夕方から用事があるのだけど、ちょこっとの隙間にでも漕いでグリーンランドパドルを試してみようとでかけた。風も日中は強まらずお昼前後は日もさしてとても漕ぎ日和だったと思う。

ゆっくり出かけて、定刻組の人たちと一緒に舟をだした。今日はタンデムも二艇でてて、どちらも子供がバウに乗り、後ろがお父さんというかまえ。

木の棒でも漕げるんだねと子どもたちは親に話しかけてる。僕も不思議。キャッチのマイルドさは噂に聞いていたとおり。さかさか漕いで一緒に堤防からでていく。木の棒でも自分たちより早いのがまた不思議らしく、子どもたちに早いねーと声をかけられて調子にのる。

慣れてくると、200cmのパドルで短く感じる。細い棒の部分も幅が狭く窮屈。左右の手ともブレードの部分をわしづかみで持つことになる。もし自分が買うとしたら、220cm くらいにして、細い棒も長くとりたい。

安心して漕げるようになった頃に黒崎の鼻についてみんなはお昼ごはん。自分は早上がりなので、もう少し北に漕いで戻ろうと漕いで出ると、一足早くでていた先輩がサーフしているのに行き会う。

先輩は、和田長浜の北側にある、大きな波の立ちやすい場所でサーフをしてた。ここはえげつなく波が立ち上がって、しかも崩れながら岩場に突っ込んで行くので怖くて僕は乗れない。うねりが持ち上がらないくらいの沖で、先輩に見てもらいながらショートロールしようとしたら上がらない。あらら。CtoC じゃだめで、ちゃんとスイープ入れてのけぞりながら上がらないとキャッチが足らなかった。でも、ロングの安定感は半端なかった。

試したかったことは全部試したので、これでおしまいにした。日曜は房総を漕ぐ予定!



2016年10月22日土曜日

20161022 はじめて亀城礁

陽射しがなくて寒そうだけど、風はまだましな予報の土曜日。木曜のうねりがまだ残ってればサーフを楽しみつつ、合わせて距離も出さればいいなと思っていた。

朝、最寄り駅のバス停で先輩と会う。歩いて世間話をしながらクラブハウスについて支度をし、一緒に舟を出す。思ったよりも北寄りの風が強く、少し風浪がある。合わせて、うねりもしっかりあって網代崎がさかんに波をかぶっている。二日前の木曜と同じくらいか、もっとある。ソロで長者に行こうと思っていたのはやめて、近場でのサーフに気持ちを切り替えた。
うねりで飛沫を上げる網代崎
先輩は釣りに沖を漕ぐというので、堤防で分かれて僕はサーフポイントに行き、ヘルメットをかぶるとSUPのサーファーと一緒に波乗りをする。ばんばん波が入って波頭が崩れては、白い泡をしょわしょわ残して岩壁にぶち当たる。ちゃんと途中下車できる波を選んで乗る。

それでも、少しずつ少しずつと大きい波に乗り初めて、とうとう波の根本で横に走ってしまった。それも、崩れる波に向かって走ってしまった。波側にブレースを入れようとしたのが遅く、崩れた波に巻かれて一気に舟が下側に沈する。水の勢いでパドルが引かれ、バンザイしそうになる。手と腹に力を込めてロールのセットに行こうと水の中をゆっくり動く。そうしたら、巻いている波頭に押されて舟がまた起き上がり、そのまま左手でハイブレースのブローチングになった。あらあらと思いながら、横乗りをして波が弱くなったら復活。楽しい。

ひー、危なかったと沖の穏やかなところに水を抜きに行ったら、先輩が見えたので近寄ると、これから長者の方に漕ぐというので、ひっくり返されてケチもついたことだし、一緒に漕がせてもらうことにした。

荒崎の少し沖側を目指して真っ直ぐに漕ぐ。長浜や黒崎からは離れて沖合を漕ぐことになる。北東の風が剱埼で10m/sほど吹いていた時間帯だったけど、あまり沖に出される感じはなく漕いだ。荒崎が近づくにつれて風浪は収まり、なめらかなうねりの天辺が岸にむかってモワワーと進んで行くのを楽しく見ながら荒崎についた。

荒崎から先は三角波があいかわらずフヨンフヨンしているけれど、あまり力は感じずデッキにかぶるほどでもない。とはいえ、バウはパシャパシャ音を立てるし、一度は横っ腹を波で洗われたこともあった、そんな海況。

荒崎からは真っ直ぐ長者を目指し、定置網を沖側にかわしてこいでいく。風浪はどんどん弱まり、ウネリの様子がはっきりしてくる。そうして、特に喋ることもなく黙々と漕いでいるのが楽しい。

ところが、久留和海岸の沖あたりで、先輩のラダーが取れた。ワイヤーとかは繋がっているけど、ラダーを固定し、また軸にもなっているピンが抜け落ちたみたいだ。長者は目の前だけど、ケチがついたということで、すぐの久留和海岸に上陸することにする。ここならウネリの中でも浜は静か。
久留和のテトラの北側に長者が見える
うねりがさんぶり崩れている
久留和海岸でラダーをうまくデッキに固定し、ラダーは使えないまでも、フットペダルはまあまあ踏めるようにした。それでお昼ごはんを食べて、引き返すことにした。

久留和から真っ直ぐ沖にでて南を向くと、どうやら先輩は亀城礁に向かっているようだ。これは初めての所に連れてってもらえるかもしれないと喜びながら黙々と漕ぐ。

小田和湾の沖に近づくにつれ、また三角波がパチャパチャしだす。これが亀城礁に着くとピークになって、でも南側に回ると途端に弱くなり始めた。
ウネリが立ち上がって灯台の根元を隠す
亀城礁の周りはまた良い練習になると思った。あまり風が無いときにソロで来てみよう。ここからの帰りは網代崎を目指して一直線。一瞬、沖アジロを目指してるかと思ったけど、そうではなかった。

近くのサーフポイントで先輩には礼を行って分かれ、自分はまたサーフ。SUPのサーファーが三人に増えてた。混じって乗り出すと、また朝と同じパターンでひっくり返される。今度は波頭が舟を残していったので、普通にロングで上がる。気持よく何本ものれ、いつもの長いカヤックでも左右にエッジを切り返して遊べたので満足して湾に戻って舟を上げた。

亀城礁と沈からのブローチング復活と、初めてを二つもやれて楽しかった。日がないと寒い時期になってきたけど水はまだまだ暖かだ。来週が楽しみ。





2016年10月20日木曜日

20161020 ポカポカ諸磯

代休をつかって平日に三浦に。天気も良く風もない、絶好の日和と思ってやってきた。

大先輩のツアーにくっついて、のんびり漕ごうと思っていたので、はじめてNana Kという4m無いような短いカヤックを使ってみた。

総勢四人で漕ぎだすと、風はなく、陽射しはたっぷりあって、湾内は波もない。縁側でのんびりひなたぼっこをするような漕ぎ味でヨットを抜けて湾内へと出た。

すると、網代崎が思ったよりも波しぶきをあげている。反対側の堤防も付け根のところで飛沫が飛び上がるのが向こう側に覗く。風はないけどうねりはしっかりあって、思ったよりもアクティブに楽しめそうな雰囲気になる。

網代崎が波をかぶっていると、諸磯の中は2倍荒れているだろうということで、北方面の荒崎を目指す。途中三戸浜手前までの岸べたは、波頭が白く泡だって崩れ、とても楽しそうだ。とはいえ、お客様もいるのであまり近寄らずに沖を漕いで黒崎の鼻を目指す。

三戸浜の沖では風がないのでうねりのすり鉢カーブが綺麗にでている。うねりの頂点から次の頂点まで、ゆったりとしたカーブが下がって上がる。この空間の感覚が最高だ。

黒崎にあっという間についたけど、波があって上陸しづらそうだし、荒崎のドンドン引きもうねりで入れるか怪しいので、安全をとって諸磯に引き返す。またうねりの中を漕いで諸磯の灯台がある入江についた。入江に入る手前はちょっとざわざわしていたけど、なんの問題もなく来れた。お日様があって軽く汗ばむ陽気に、軽い潮風も乾いて秋の感じ。一番の陽気の青空に、四角い白い灯台も光ってた。


この先はどうだろうと思って、他の人が入江で休憩している間に、岩の間を抜けてちょっと入江の南側に抜けてみると、うねりで盛り上がった波が左右からきて zipper line を作っている。盛り上がった波は、時々崩れながら直接岩壁にぶつかったりもする。怖くはないけど、まあ無理する必要もないので、油壺の浜に上がってお昼にした。

お昼の休憩後は、まだうねりがあるので諸磯湾の奥まで入り、四角い道路脇の船溜まりを一周してくる。休日だと人も多くて遠慮したほうが良いらしく、僕は初めて漕いで入った。

その後はサーフポイントに移動して何人かでサーフ。左右に軽くエッジを変えながら波を下って行くのがとてもやりやすくて楽しかった。Nana には丁度よい波だった。そのうち一人沈脱したのでレスキューしたら、丁度良い時間になったので見ていた人と合流して湾内に戻り、そこで舟を上げた。

最後までロールの練習をしたりしたけど、薄い化繊の長袖一枚で丁度良く遊べた。いい休日になった。次は土曜日だ!







2016年10月16日日曜日

20161016 晴れた! 安房崎往復

この週末は土日でクラブの三浦キャンプがあった。四度目の正直でとうとう開催となったのに、土曜に用事があって行けない。とても悔しいから、テントはった場所まで日曜の朝に漕いでいって合流しようと思った。

土日はともに晴れる予定。気持ち日曜の方が風は落ち着くかどうかという様子。ここのところお日様をみずに漕ぐ日が続いていたので、雲の隙間から青い色が見える日曜の朝に喜んで三浦にやってきた。大潮の干潮前後4時間くらいを漕いだ。

舟を出して湾から出てみると、思ったより風を感じる。昼過ぎには落ち始めるとの予報だし、キャンプのみんなは南にいる。帰りはソロじゃないと思うと安心感がます悪い癖。それに、ここのところ変に自信がついたのかどうなのか。こういう時は失敗をしやすそうだから、気をつけていこう。

北寄りの風なので、胴網海岸あたりに風浪がどしどしやってくる。うねりは全然ないので、網代崎は崩れてないけど、この先諸磯までしばらく風浪に揺られながら風に押されながら漕いでいく。

 諸磯灯台下の岩場にバチャバチャと風浪が打ち当たってる。その跳ね返りで、油壺から出てくる航路付近は三角波的にばちゃばちゃしてる。でもあまり力はないから楽しい。諸磯の岩場の中はとても静か。大潮の干潮に向かって潮が引いているところでとても浅い。普段見えない岩が顔を出し、気をつけないと底をすりそう。

諸磯の岩場を抜けて三崎の堤防に向かう間は、北寄りの風浪が諸磯を回りこんで、また堤防からの反射でそれとなく三角波になってガチャガチャしてた。これも面白い。堤防の突端を南側に回りこんでカマネの浮標につくあたりまでは風浪とその反射で楽しかった。

カマネを過ぎて長津呂崎に向かってどんどん波が静かになる。南からうねりが入る時はいつも波が崩れて洗われている岩場も今日はとても静か。大回りせずに岩の間を抜けていく。本当だったら水路になっているところを抜けたかったけど、たくさんいる釣り人に遠慮した。

城ヶ島の南側に入ると、北東の風の東寄り成分が強さをまして向かい風。辛くはないけど、馬の背洞門から赤羽根海岸、安房崎まで思ったよりも時間かかった気がする。安房崎の灯台が近づいたところで真正面からカヤックのグループが見えた。

向こうもこちらに気づいて、パドルを高く上げて合図してくれる。クラブのみんなだ。彼らが渡ってきた宮川湾とその先を見ると、結構白波がたって風も強い。さすがにこの先は一人はしんどいなというところで合流できて良かった。

みんなと一緒に引き返す。また長津呂崎を回るまでは追い風。その後は、北寄りの風に逆らって、風浪でがちゃがちゃしてる部分を楽しく漕ぎ抜けて網代崎までついた。

キャンプ組はつかれたのか、そのまま上がるとの事だったので、僕はサーフポイントで波乗りをしに北に舟をのばす。あまり大きい波じゃなかったけど、大潮の干潮だったので力のある波が沖寄りから立ってくれて、何本も長く乗れて楽しかった。それでも潮が上がったのか段々波も落ち着いてきたので、少し早かったけどキャンプ組とのんびりしに舟をあげた。
どこか忘れたけど、
波がギラギラしてた

陽射しがあれば、濡れてもまだまだ快適。水もあたたかで、まだまだ水を浴びて遊べそう。

2016年10月10日月曜日

20161010 用水路

三連休だけど、あまり天気もよくなさそう。やっと雨のやんだ連休の最終日月曜に三浦に。陽射しもなく、これから寒くなる秋を思わせる曇った空北寄りの風の中漕いできた。

朝三浦につくと、すでに一人先輩が出ている。釣りとサーフとお酒が大好きな先輩。支度をして、どこにいるかなと思って漕ぎだすと、スロープすぐのヨットが係留してある群れをでたすぐのところで、何か両手で引っ張りながらプカプカ浮いてる。

もう何か釣れたのかなと思ってよっていくと、「ちょうどよかった、舟押さえててくれる?もうこうして40分くらい待ってたんだよ」と声をかけられる。手に持っていたのは黒い釣り糸で、といっても太めのものでタコ糸くらいのとても丈夫なもの。

先輩の船のすぐ下には沈んだ漁具の浮きがあって、釣り糸はそこにぐるぐるに絡んでいる。その糸を引っ掛けてしまった上にどう絡んだのかわからず、どう回っても取れなくて困っていたのだそうだ。

舟をくっつけて、僕が先輩の舟をおさえているところで浮きを持ち上げようと思っても、ロープで繋がっているのでこれは持ち上がらない。先輩もいよいよ覚悟を決めて、潜ってはずすから舟を持っててという。

水中メガネをつけて舟からドボンと飛び込み、何度か潜って仕掛けを外してきた。なんでも、フィッシュシーカーというのが何千円かするらしくて、それが水面のすぐ下、目で見える所に引っかかっているから、なかなか思いきれず、僕が来るのがわかっていたので待っていたのだそうだ。

ちょっとついていないですねー、と話をしながらサーフポイントにいっても波はなく、二人でじゃあ荒崎まで行ってみましょうかといって向かい風の中を漕ぎだした。

向かい風が強い割には風浪もない。先輩の仕掛けにはなにも魚がかからないままドンドン引きに到着。一息ついて荒崎をまわり、少し荒れた小田和湾を見てこの先は諦める。

岸ベタでもどって黒崎の北側までくると、いつもは通り過ぎるコンクリ堤防の向こう側が気になって入ってみる。奥に用水路の出口が伸びていて、行ってみようと漕ぎだす。
あまり水の匂いとかはないけど、表面に油が浮いているのか、パドルがヌルヌルしてきた。二股に分かれるところにきて、右手を見ると国道の橋が見えたけど、気持ちが萎えたので引き返す。黒崎の鼻の浜に舟を上げて昼ごはんにした。
帰りは諸磯、エビ島まで行ってからまた向かい風を北に漕ぎ上がって舟を上げた。上げる直前に二人でロールの練習をしたけど、寒くて何回かやって「さぶいねー」と言いながら片付けた。冬はもう来ているなー。


2016年10月1日土曜日

20161001 ホウス

シアトルの次にダブリンに来たので、近くのホウス岬の北側にある、アイルランズ・アイという島にカヤックで往復してきた。

商業ツアーではなく、知人がアレンジしてくれて、ガイド的な二人と、知人の友達二人と知人、僕の計6人で漕ぐ。

楽しみで寝付けない。夜半からは雨が降り続けて、予報では朝方からやむようなんなんだけど、心配で何度も起きては、水滴で曇ったホテルの部屋の窓を手で拭いて夜の道路の雨を見たり、外の風の音を聞いてみたり、窓を開けて手を外にだして雨と風をうけてみたりした。

いよいよきちんと起きて、知人と連れだつてホウスのボートクラブにでかけると、他の人達はもう準備して待っててくれた。パドリングジャケット、パドリングジョン、ブーツなどを借りて駐車場に停めてある車の物陰で身支度をする。聞くと水温は15℃くらいで、空気より暖かいから大丈夫だそうだ。だいたい北海道だと思ってればいいのかな。

支度が済んで集まったら、今日の予定の確認。マリーナを出て真北に1kmくらいのアイルランズ・アイまで行き、そこを時計回りに一周して、その時その後を考えようみたいな感じ。

僕らの使うカヤックがスロープに並んでる。お互い手伝って漕ぎだす。結構風が強い。マリーナの中でも感じるし、外から風浪がばんばん入ってくる。正直、外には出れないんじゃないかと思ってビビってたら、ガイドの人がさっさか漕いで出ていくので「マジか!」と思いながついていく。
灯台を出ればマリーナの外
風は北西から吹いているので、目の前の島の風裏を一番使えるよう、島の一番高い所を目指して漕ぐ。この時間は、潮が西に向かって流れるので荒れやすい。逆に帰りは風と波の向きが合うので落ち着くとガイドの話。また、行きの向かい風をがんばれば、帰りは楽々追い風という読み。
島の真ん中、高いところを目指す
真ん中になるにつれて風浪が高くなる。波に向かっていくのだけど、風浪で波の間隔が狭いので、乗り越えて落ちていく舳先がもう次の波の腹に刺さってしぶきを上げる。ちょっと怖いけど楽しい。みんなそれなりの経験があるということでマリーナから出たけど、三浦で一人だったら絶対に引き返してる。

ガイドの片割れは女性なんだけど、この人がどんどん先に行ってしまう。一人遅れだしたのも気にせず、島の左側目指してさかさか進んでいく。男性ガイドは大声で島の真ん中を目指せというのだけど、声が届かないのかそのまま左よりを進んでいった。

島が近くと風も波も落ち着いて、帰りの心配はあるけどだいぶのんびりしてくる。離れていた女性ガイドもこちらに寄ってきてなんとなく固まった。

島の手前ではアザラシが何頭か泳いでいて、カヤックが気になるのか、10mくらい離れたところで頭をだしてこっちを見ている。カヤックの後ろ3mほどをくっついて泳いでいるやつもいる。周りの人がくすくす笑うと本人が気づいて振り向くのだけど、すると見られる前にすぐに潜って別のところに行ってしまう。そのうち島の南側の浜について一旦舟をあげた。
アイルランズ・アイ到着
まだまだ北寄りの風が強く、島を一周するのは無理だろうという雰囲気だけど、島の西端の塔までいってみようということになって舟をだす。すると、最初遅れ気味だった一人がどんどん南に出されてしまい、横には動いてるんだけど、島寄りに進めてない。舟を島に向けようとしたら沈してしまい、二人のガイドが助けに行く。

残りは浜の近くで集まって安全を保っていたけど、レスキューを見てると風で沖の荒れてる方にあっという間に出されてた。こりゃ気をつけないと。
西端の塔についた
塔のそばにある小さな浜に舟をあげて、島の上に登っていく。この塔は、1800年代にナポレオンの侵略にビビったイギリスとアイルランドの人たちが防御のために作ったものだそうだ。その後灯台に転用されたりしたけど、今は廃墟でそのままほってある。

島の北側を見に行くと、思ったとおりの荒れ模様。体を押されるくらいの風が海から島に吹き付けて、すぐに寒くなってくる。
北側
こんな波の中でもアザラシはぷかぷか浮いてる
島で一番驚いたのは、標識もなければ柵もなく、そのままほって置かれたような環境。塔を見れば中世、それ以外をみれば原始からそのままだったような姿でほっておかれている。塔以外の人工物は目に入らない。人も住んでいないみたいだ。ここが一国の首都から30分のところにあるとは思えない。自然を手付かずで残すというのはこういうことなんだな。ただ、アイルランドの人は狙ってやってるのじゃなくて、めんどくさいだけなんじゃないかなと思う。たまたまた残ったんだろう。
お日様のスポットが塔に当たった
風は強いまま、島の北側はうさぎどころか白馬が飛んでいるので、男性ガイドもまんじりとせず、さっさと帰りたそう。それもそうか。

舟を出す時にまた同じ人が横波を腹に受けて沈。浜に波が斜めに入ってきているので、先に出た男性ガイドが浜じゃなくて波に直角に舟をむけろというのに、女性ガイドかわかってるのか、浜からまっすぐ舟をださせるのだから当然か。

沈脱した人と舟が島に沿って風下に流れていくので、元の浜に向かい風で漕ぎ上がるのは無理だし、レスキューしている間に沖に出されるのを嫌がって、風下の浜まで沈した人をトーイングしていくことにしたようだ。水は寒くないけど、沖でこうなったら一体全体と思う。着いた浜で舟に戻りまた漕ぎ出す。この浜は完全に風裏なので波もない。

マリーナ目指して再出発するとき、男性ガイドが「固まって漕ぐように」と何度も何度も、特に女性ガイドに対して念をおす。彼の心持ちとしては、遅い一人に自分が張り付き、残りのまあまあ漕いでる僕らをひとかたまりで女性に面倒みてもらう積りなのだろう。その心づもりはよくわかる。だけどこの女性、今までのところ何故か一人でばんばん先にいったり、ふらふら漕いで回ってる感じ。不思議だ。

帰りは行きのようにはばたばたした風浪ではなかったけど、うねりになりかけてる波という感じがして、波の間隔は狭いけど定期的で、それでより大きくなっていた。追い波でサーフしようとして男性ガイドにたしなめられる。まとまっていこう。

それでも、女性はまた一人先走ってしまい、男性ガイドに大声で、というより怒声でよびとめられる。まじで怒ってた。とはいえ、帰りは無事だれも沈せずに追い風、追い波で帰れた。ほっとした。

マリーナの中に戻って、ロングで数回まわる。アイルランドの海は少し三浦よりしょっぱいと思った。舟をあげて着替えて集まると、みんなほっとした感じで笑顔で挨拶して別れた。

振り返ると、商業ツアーだったらキャンセルしてる海況だと思うけど、そんな中を漕げて楽しかった。メンバーのスキル的にはギリギリで、女性ガイドは言うことを聞かないし、「まとまって漕がないと、一つの失敗がとんでもないことになる」という男性ガイドの言葉はそのとおりだと思う。でも、体力があるとはいえ数回漕いだことがあるだけの人たちを連れてそんな海況に出てっちゃう感覚も大したもんだと思う。自分は漕ぎ切れる自信があったけど、流れに押されて沖に出される人を助ける余裕はなかったな...



2016年9月25日日曜日

20160925 レイクユニオン

シアトルに用事があったので、ついでにレイクユニオンでカヤックをした。天気も良くて、薄い化繊の長袖シャツ、長いパンツだけで十分だった。

レイクユニオンは湖で、街の北側にある。淡水なのでしょっぱくない。たいして大きくないので、端から端まで南北に往復しても、一時間くらいでいけちゃう。北端の西側に大きなオーロラ橋と、小さくて青い跳ね橋のフリモント橋がかかっていて、そこを目標にした。
オーロラ橋
カヤックは、湖の南の端にある MossBay で一時間$15のレートで借りた。Street Car というトラムみたいな電車に乗って街中から15分くらいで MossBay 近くの終点につく。そこから2分くらい歩けば、ビルの入り口越しにカヤック道具を積んだはしけがみえる。歩いて入ってクレジットカードを預ければ、カヤック、PFD、パドル、スカートの一式がポンと出てくるお手軽レンタル。カヤックは幅広でとても深く、安定してて沈しにくいやつが出てきた。コクピットの縁が脇腹までストンと落ちるのでロールしにくそう。ガタイがでかい人が多いんだろうな。

右手の岸に沿って北にこぐ。5分くらいで水に浮いた水上ハウスが見えてくる。どれも贅沢な作りで、お金持ちの別荘的な雰囲気。民族的な木彫りの柱や像が置いてあったり、欧米の漁師の道具をあしらったり、それぞれ気にあったしつらえで楽しそうだ。中に人が暮らしてるのであまり近寄らず写真は撮らずに進む。

北の端にくると、もう使われなくなったガス工場の機械を見世物にした公園がある。これを岸沿いに漕げば、すぐにオーロラ橋。 ここまで20分くらい。
オブジェになったガス工場から橋を見る
大きな橋をくぐり青い小さなフリモント橋につく。船によってはこの跳ね橋が上がる。見たかったけど、そんな船がまわりにすぐには見当たらないので折り返す。
青いフリモント橋で折り返し
振り返ってまた大きな橋をくぐって、湖の西岸を南にくだる。こちら側も水上ハウスが並んでる。カヤックを立てかけてある家も目につく。
振り返ってオーロラ橋
 帰りはシアトルのビル街を目指して南にむかう。尾根の向こうにスペースニードルも上半分がみえる。本当は湖じゃなくて海側から見たかったけど、観光船でもシアトルの海側のパイクプレースからレイクユニオンに入ってくるのに2時間かけるらしいから、カヤックだと1日仕事だろう。やってみたいけどパイクプレースのある海側はカヤックつけられる場所あるんだろうか。
シアトルの街一望
この湖は水上艇がが発着する。空からの遊覧飛行ツアーがたくさん飛ばしてる。10分おきぐらいの間隔でばんばん降りたり上がったり。湖上はヨットが帆走してたりボートが通ったりで混雑している中に水上艇が着水してくる。着水ゾーンの標識みたいなのは見つからず、適当に隙間を見つけて降りてくる感じ。よく事故らないなあ。ブイをいくつか浮かべて、着水時に点灯させるみたいな話が一年以上前にあったようだけど、実施されたのかしら。
湖の真ん中でうかうかしてらんない
はしけに戻って最後にロングでロールしたら、だいぶパドルが潜った。セーフ。水はやっぱり真水だからしょっぱくなかった。カヤックみたいな趣味はわりとフラフラどこでもやれる。日本でもこんなに気軽にレンタルできたらいいのになあ。

この次の週末はダブリンで、そこで知り合いがカヤックの予定を組んでくれている。待ってて大西洋。