小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年12月4日日曜日

20161204 小田和湾一周

今週は距離を漕ぎたい感じ。でも、午後から南西風があがりそうな予報の日曜日。中潮の満潮から干潮まで漕いだ。うっすら雲がかかるけど、日差しもたっぷりあって暖かく、ペースを上げると汗をかいてロールも気持ち良い日だった。

最初は長者ヶ崎までいこうかと思ったけど、午後からの風の上がりを気にして立石くらいに決める。それでクラブハウスにつくと、先輩が一人いて支度をしていた。心強い。

一緒に漕ぎましょうとお願いして舟を出す。小網代の奥は低い朝日をうけて暖かい色づかい。夕日だと反対側の入江が色づく。
湾からでると海がのんびりしてる。うねりも風浪もない。今週のほうがキャンプにむいていたかもなあ。荒崎に舟を向けて漕ぎだすと、亀城の灯台が沖にピカピカ目立ってる。周りには釣り船がたくさん出ていて賑やかだったけど、黒崎あたりから亀城を見ると、舟の隙間がまっすぐ通ったので、亀城に寄ってから行くことにして進路変更。荒崎手前の風裏は海面もツルツルで、波の生まれるところ。するりと釣り船をかわして灯台に近づくと、かすかなうねりに岩が顔を出してちゃぷちゃぷしてきた。一緒に漕いでいる先輩は、小田和湾の南側が生まれだそうで、灯台から湾内の建物をみて懐かしがっている。その案内で、立石はいかずに小田和湾の中を一周してみることにした。
灯台から佐島マリーナに向かって、まっすぐ追い波を使いながら進む。向かい風なのだけど、かすかなうねりが南西からで、ちょうど反対だから波が掘れていたのかもしれない。加えて、潮が引いているときで湾内からの流れもうねりと逆方向。妙に力のある波だった理由はこのあたりかな。理屈はともかく、ぐいぐい進む感じが楽しい。後で先輩のGPSを見たら、最大11km/sの区間があったから、多分この時。

小網代や油壺と比べると小田和湾は大きい。見える建物も生活を感じる町並みだった。湾の奥にくると、北側に少し広い砂浜が見えてきて、そこでパドルを持ってフォームチェックをする二人が見えた。その後サーフスキーとシーカヤックでそれぞれ舟を出していた。早そうな人たちだ。

浜にそって右に曲がって行くと、今度は10艇くらいのサーフスキーや競技用カヌーが静水のような海面を真っ直ぐに往復している。水泳のコース練習のよう。漕いでいるのはおそらく陸上自衛隊の高等工科学校の生徒たちなんだろう。これまた早そう。

湾からでる方に舟を曲げたら、湾の口から向こうに富士山が見えた。湾の南側には漁師さんがいれた漁具をしめす小さな浮きがいっぱい見える。ペットボトルだったり、丸い浮きだったり。網なのかなんなのか。あまり近寄らずに外側を回る。
湾内は静かで海と空が曖昧
水平線近くに漁具の浮きが広がる
湾の南側に沿って荒崎に戻る。途中長井近くの小さな浜に舟をあげて休憩。気持ちのいい砂浜で、のんびり小田和湾を一周するよい中継地点。ただ、周りが岩場なので西よりの波だともろに崩れそう。このあたりは底が砂と岩場が混じっていて、潮が澄んでいた事もあって下を見ながら漕ぐのが楽しい。11月に入ってから、何かの稚魚が盛んに水面を飛んでいたけど、ここでは砂底の海に群れで集まっていた。同じ方向に群れで泳いでるのではなく、砂まで届く陽光のなかでめいめい浮かんでいるだけ。パドルを入れても逃げず、デジカメをそっと沈めて写真をとったらうじゃうじゃいた。
拡大すると稚魚がいっぱい
長井を出て荒崎を回り、どんどんびきに入る。ここからは玄関に向かって家の庭を歩くようなもの。さかさか漕いで網代崎につくとまだ風は上がってこない。ベタ凪の感じなのでそのまま釜根まで漕いで折り返す。また網代崎あたりまで戻ったら、流石に南西の風が上がってきたので、二人で戻って舟を上げた。吹き出したかな、と思ってから剣崎で10m/sを超える風になるまで30分。すぐに戻れる場所でウロウロしていてよかった。

まだ小田和湾を渡るのが怖いけど、帰り道に海が荒れたら湾内を回る選択肢もある。少し荒れ目の時も、長井あたりまで回ってみて、湾内の様子を見てみようと思った。

最後にグリーンランドパドルを持ちだしてショートスイープの練習。また上がらなくなってる。毎回やったほうがいいな。







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