小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年8月25日木曜日

20160825 白いタコクラゲ

自分のための夏休みということで、1日のんびり三浦に漕ぎにきた。波はなさそうだけど、午後から風が強まりそうな予報で、距離を漕ぐにも遠出はしづらい雰囲気。近場で行ったり来たりくらいが安全かな。空は晴れて夏の青空。小潮の満潮から干潮まで漕いだ。

舟を出すと、すぐの湾奥に白いタコクラゲがいた。普通は褐色の藻が体内に共生しているから茶色い。色が抜けると藻がいなくなったということで、栄養が貰えなくなり死んでしまう。少しまだ傘の部分に藻の色が残っているのでこれから増えてくれればな。
大人サイズのタコクラゲ
傘にかろうじて茶色が
北方面、佐島までいこうと考えて漕ぎだす。荒崎と小田和湾が難所。外に出てきたら思ったより西から風が吹いていて、風浪が敏感に反応している。沖アジロを見晴らすと青い空の下の海が思ったよりも暗さがある。でも、うねりはないので波乗りする感じじゃない。よくサーファーを見るあたりも全然波が立ってない。

荒崎を回るあたりは波がガチャガチャしてる。まあいつもどおり。正直まだ怖いけど、いける範囲。舟をすすめて小田和湾を渡りだす。立石を見ながら、まだ行ったことのない佐島に天神島から回り込もうと思ったけど、なんだか気乗りしなかったので湾の真ん中あたりで引き返した。
荒崎のこの向こうがなかなかタフ
逆に南側は赤羽海岸を考えてたけど、今日はなんだ疲れやすい。カマネの浮標に目標を切り替えて漕いだ。三崎の堤防も相変わらずガチャガチャ。堤防のところで魚が二匹、すーっとカヤックの脇をかすめて水面近くを回ったかと思うと消えた。赤い点々の背中と縁取りが青く光る丸い胸ビレがよく見えた。多分ホウボウだろうと思う。

湾に戻ってハンドロールの練習を初めてやってみた。上がる気がしない。今度の週末は天気が悪いらしい。ちょうどいいから湾でせこせこやってみようかな。




2016年8月20日土曜日

20160820 夏休みの宿題

台風のうねりで波が高いかと期待した週末。天気もどうだろうか。日本の近くで台風や低気圧が三つ集まってウロウロしてる。全体的に北東よりの風の予報だったので、最悪でも湾内で遊ぶ分には良いだろうとでかけた。

ちょうど干潮と満潮の真ん中ぐらいで舟をだして湾の外に様子を見に行く。網代崎は穏やかで、ゆっくりとしたうねりが上がり下がりして時折小さな波を崩してる。

堤防の外を見ても、波の高さ2.5mの予報が嘘のよう。少し沖は風も強く、海面が毛羽立ってる気もするが、うさぎは全然たってない。岸のそばは落ち着いている。とはいっても、うねりは東からということなので、東伊豆の方は大荒れなのかもしれない。

堤防からでて伊豆の方を見晴らすと、明るい海と鈍い海に分かれていて、そのさかいにちょうど自分がいる。鈍い方の海に向きを変えて、近場のサーフゾーンへ向かう。
あまり大きい波は入ってきてなかったけど、幾つか選んでソロで乗る。そのうち他の人が合流しだしたので一緒に乗る。大先輩がサーフをしているのを初めてじっくり見た。いつもはツアーの道具を持っているので、さっと一本、真っ直ぐに乗ってまた漕いでいってしまうところ、この日はじっくり見られて嬉しい。

雲の塊がいくつも通り過ぎる中、大きい空のした繰り返し波乗りを楽しむ。でも、たまには来ていたお手頃なサイズの波もだんだんまばらになり、波待ちで浮いている時間が増えてきた。

それならと思って、昨年失敗した 10回ロールにチャレンジ。何回かセットの時に膝の位置を直したりしながら、きちんと10回上がり切る。最後バンザイした時、体が回り続けようとしてフラついたのを踏ん張った。

だんだんお腹が減ってきたし、さらに海が眠たくなってきたので、小網代の湾の奥に戻る。
小網代の奥の干潟がだいぶ見えていたので、そういえばと思って、先週なくしたスマートウォッチが見つからないかとウロウロしたけどダメだった。でも、小さなタコクラゲを見られた。コロコロしていてとてもかわいい。
その後、ロールの練習をする人のサポートをしたりして夕方に舟をあげたら虹が見えた。
台風でどうかと思ったけど、風も強まらず、とてもカヤック日和だった。来週も漕ぎたい。




2016年8月17日水曜日

20160817 宮島カヤック

広島、厳島神社に行く話になったので、ぜひカヤックを漕いで自力で渡ってみようじゃないかと、パドルパークさんの半日ツアーに申し込んだ。大潮の満潮も過ぎ、潮が引いて流れ始める時間帯を漕いだ。

お店の前は国道2号線で、カートに乗せたカヤックを引いてその歩道を少し歩く。すると小さな川の河口に船溜まりが国道の陸側に見えるのでそちらに降りていく。船溜まりで乗り込んだカヤックで、国道の下の狭い水路をくぐったら瀬戸内海にでる。水路は四角いトンネルのよう。みんな壁にぶつかりそうになりながら抜け出ていく。
トンネルを抜けると瀬戸内海!
トンネルから開けた瀬戸内海はすぐ前に厳島神社のある宮島が見えて、海というより川の向こう岸のような距離感。間には牡蠣の養殖いかだがたくさん浮いてる。もう少しで収穫時期で、そうすると生の真牡蠣が食べられるようになるそうだ。今でている焼き牡蠣は、去年収穫した牡蠣を冷凍しておいたもの。なるほど、生牡蠣には時期が悪かったね。
いかだを回りこんで宮島に向かう
いかだの列が途切れたので、真っ直ぐ大鳥居を目指して瀬戸内海を渡る。2kmあるかないかの距離の島渡り。風は涼しくて波もない、ちょうど多摩川の羽田の河口のような感じ。
鳥居と神社が近づいてきた
大鳥居についた。カヤックやSUPの他のグループもいる。 順番をまってゆっくり大鳥居をくぐる。その周りも何周かして、海からの参拝を楽しんだ。潮が引けば大鳥居まで歩いて来ることは勿論できる。だから真下から見上げるのも別に珍しいわけではないけれど、自分で渡って来たというのが嬉しい。


大鳥居をくぐったら、清盛神社のそばの浜で舟を上げて小一時間、宮島を散策させてもらえる。お好み焼きロールと桜味のモミジアイスを食べあるきした。ロールといえば、ちょっとお休みの間一人で舟を出してロールしておいた。世界遺産ロール。宮島の浜は遠浅で、ロールができる深さまで思ったより舟を出さなくちゃいけなかった。あと、砂の色が三浦の黒い砂とは全然違う。赤いような黄色いような、そういう色の砂利。信濃大町の川と似た砂利かもしれない。
良い時間になったので帰り道。こんどは真っ直ぐ牡蠣いかだの間を通り抜ける。いかだによって見ると、針金が何本も水の中に垂れ下がっている。この下にはもう大きくなった牡蠣がいるはず。ここでロールしたら三浦で靴紐結ぶのと同じ勘違いをされるよね。

帰り道、宮島のより自然が漕い方面を見ながら、小学生の頃の夏休みに見た空や聞いた音と同じだなと思いながらゆっくりとパドルを回して帰った。今度はぜひ宮島一周してみた。無人島へのキャンプツアーもあるそうだ。明るい色の砂浜で綺麗な水を見ながらのキャンプも楽しそう。







2016年8月15日月曜日

スマートウォッチなくす

漕いでいる時に、自分のスマフォに着信したメール、SMS、電話などを読めるようにしたくて、Sony のSmartBand Talkっていうのを買った。これなら、スマフォ自体は防水バッグに入れた上でハッチにしまっておけば安心。また、118用の電話はガラケーで別途身につけてる。

SmartBand はの防水性能は IPX8 の 1.5m の水深に30分あっても大丈夫というやつで、海で泳ぐのは保証できないけど、まあ、自己責任でねレベルのもの。実際、ロールするくらいなら問題ない。

ただ、ベルトの留め具が心もとなくて、エノキダケの先っちょをプチプチと穴に通して止める簡単なもの。一日漕いでる間は水に浸かっても大丈夫だったけど、湾内に帰ってきてロールの練習をサポートする時に、カヤックを押さえたり回したりしてたらいつのまにか無くなってた。

昨日買って今日なくす、24時間持たない買い物だった。ただ、機能としてはとてもいいので、もう一回買って、バンドをなんとか工夫してまた使いたい。

この日は他にもレスキューベルトやカウテールをなくしてしまって色々あったけど、まあトータル良い日だったと思う。

2016年8月13日土曜日

20160813 雨崎行けた!

天気も海況が良さそうなので、範囲を伸ばそうと思って三浦にくる。南方面というか、三浦半島をくるりと東京湾に回って雨崎までは行くつもり。結局、若潮の干潮を過ぎたあたりから満潮まで漕いだ。

朝一人で舟を出してまずは城ヶ島の東端、安房崎を目指す。その先の宮川湾が最初のポイント。まだここを一人で渡ったことがないので心配。

長津呂崎を越えて城ヶ島の南側に入る。ぱしゃぱしゃした感じは問題ないけど、かすかなうねりが隠れ根では波が崩れるのはいつもどおり。慣れはしたけどちょっと臆病になりながら安房崎の灯台に到着。
馬の背洞門沖
だいたい一時間
三浦半島にとりつく場所を見定める。よーし、剱埼はあのへんだろうと見当をつけて、そこに向かって漕ぎ出す。その目標にしたのが下の写真の真ん中あたりの岬。
真ん中あたりの岬を目指して漕ぎだした
目標に向かって漕ぎだすけれど、沖になるから風には気をつけながら。風が強くなりそうだったら、素直に三浦半島に真っ直ぐとりつこうと思って。ただ、このあたりは岸に寄ると波が上がりやすい。また、大きな舟の曳き波が遠くから入ってくるから、突然の高波にも気をつけて。

岸から離れるのにつれてしっかりと波の揺れを感じるようになってきたので、気合を入れるためにロールをした。濡れると海の風がとても涼しい。

そうこうして沖を漕いでたら、なんだか違和感があってあたりを見回してみた。目標にほんの少し近づいた気がするけど、そのまわりに灯台が見えない。不思議に思って左手を見ると、もっとはっきりとした近くの岸に剱埼の灯台が見えた。三浦半島だと思ってた目標は実は房総半島で、東京湾を渡るところだった。

たいしたことにならずにすんで灯台に舟を向けると、灯標が見えだした。ウミウがたくさんとまってる。相変わらずこのあたりは波が立ちやすいけれど、今日は全然崩れてないので、これなら剱埼もまわれそうだと勇気づく。
東風崎の灯標
このあたりは波が立ちやすい
剱埼の灯台をいよいよ
子供会の遠足を思い出す
横瀬島をかすめて剱埼にとりついたあと、いよいよ回りこんで雨崎まで一気に漕ぐ。雨崎からは久里浜の火力発電所から三浦海岸までが一望できる。なんだかこの先は都会になっていくようであまり魅力を感じない。雨崎で少し舟をあげて休憩したあと、毘沙門に向かって引き返す。帰りは岸寄りを漕いで、海岸線をゆっくりフィーチャーしながら。
灯台下の曲がりくねった水路
灯台がひょっこりのぞいてるみたい
横瀬島まで戻ると、わりといい波が立ってる。二本くらい気分よく乗れたので無理をしないで終わりにして、向かいの浜に寄って浮きながらお昼ごはんを食べる。浜にも海にもいろいろ物があって、勿論人もいて賑やかな夏。
賑やか
帰りは東風崎の灯標の岸側を漕ぐ。漁船にのった知り合いがたまたまいて、波が立つから気をつけろと言ってくれた。そのまま無事安房崎まで取り付くと一安心。これが荒れた時はどうしたらいいんだろう。腹をくくって三崎港に突っ込むしか無いかな。そうなる時は漕いじゃいけないな。

網代崎まで戻っても他のみんなと行き合わなかったので、そのまま黒崎の鼻まで行って折り返したら、ちょうど三戸浜の先でみんなと会えたので合流して帰って舟を上げた。

40km は達成できなかったけど、剱埼をソロで回れたので嬉しい。日が長いうちに次は40kmを目指そう。



2016年8月11日木曜日

20160811 夜光虫

夜光虫をみるために、暗くなってから舟をだして、夜の九時過ぎくらいまで漕ぐ予定。

でもそれだけだと物足りないので、遅い昼過ぎについて舟を出す。昼間の漕ぎの人たちが帰ってくるのと入れ違いで、荒崎と三崎港の堤防を往復して少し距離を出しておく。

随分日が短くなってきた。六時くらいになると夕日の色。それに海の上の風が冷たい。秋もすぐそこ。
日が暮れると寒いくらい
一旦クラブハウスに戻ると、昼間漕ぎの人たちが楽しそうにお酒を飲んでる。この時間が一番誘惑が強い。でも、飲んだら絶対舟を出さないので我慢する。 近所にお祭りが出ているので、そこの屋台を見に行った人たちもいた。小泉進次郎が来てたんだって。買った焼き鳥を食べたりしてたら、夜漕ぎの人たちが揃ったので、いよいよ舟をだす。

半月の夜だったけど、曇り空で月明かりはほぼなく、くらい木陰に夜光虫が良く光る。海況も良いので、湾をでて北に黒崎の鼻まで漕いでいく。全部で11艇。

道中夜光虫が濃いところでは、自分の曳き波が舳先から逆Vの字に光る。水の中のパドルはぼんやりと綿アメみたいに光る。綺麗。手ですくってデッキに水をかけると、光る点々がちらちらする。

水中メガネをしてひっくり返ったら、青白い光が目の前一杯に広がる。背景は真っ暗な水の中。楽しくて水の中で手を振りまくったら、上から見てたら人の形にぼんやりと光って見えたそうだ。

そういえば、ガダルカナルでの戦争の時に、ジャングルの暗闇で前の人を見失わないように、夜光虫を服に塗ったという話を思い出した。

結局、和田長浜まで往復して帰って舟を上げた。夜光虫は水温が25度くらいあるととても良く光るそうだ。




2016年8月9日火曜日

パドルって簡単に折れる

この前、みんなでレスキューの練習をした時に、フロートをつけてアウトリガーにしたパドルがブレードの付け根でポッキリ折れたのを見た。

カーボンのパドルは折れやすいと聞いてたけど、地面を突かない限り折れないだろうと思ってた。だから深いところではまず折れないだろうと思ってたけど甘かった。

折れたのは、フロートにほぼ全体重をかけたのもあると思う。フロートをアウトリガーにしてセルフレスキューで舟によじ登る時に、できるだけフロートには体重をかけないほうがいいようだ。

つまり、アウトリガーが無いつもりで舟に横に腹ばいによじ登ってから、アウトリガーに初めて足をかける。その後も、アウトリガー側に体重を預けつつも、基本は舟にメインで体重をかける。そうすれば、ブレードの付け根にそんなに負担をかけることなくやれると思う。

逆に、パドルフロートの浮力の頼もしさを実感したとも言える。それだけの体重を支えてくれるのだから、最後の砦としてはありがたい。

2016年8月7日日曜日

20160807 黒崎の鼻

もともとキャンプで土日とも漕ぐつもりだったので、連日日曜も漕ぎに来た。真夏の青空。でも北風が強まる予想。昼過ぎたら早めに上がるつもりで。

昨日は正直肩すかしな波だったので、今日はイカつい波が乗れるとうれしい。

朝少し早く来たので、荒崎まで一人往復。途中、大きく波の立つところで二の人サーファーがいる。あまり岸によると巻き込まれるので遠巻きに沖を漕ぐ。それでも、サーファーから離れて弱く波が上がるところで乗ろうとしてみた。乗れるほどは大きくならなくて置いて行かれる。

小網代湾近辺のいつものサーフポイントに戻って波を待ちながらロールの練習をする。左手のショートで上がれた。スイープではなくて、C-to-C 気味にあがる。逆に、ロングのスイープがパドルが沈んでしまってぴっしり上がれない。体ののけぞる方向が甘いのかもしれない。

結局、いつものサーフポイントでは午前中そんなに波が立たなくて、黒崎の鼻に昼ごはんを食べに行く人達と合流。ついたら黒崎の岩場でうねりの波を少し楽しむ。
ざばーん
しょわしょわー
早上がりのつもりなので、一人ぱぱっと食べたらサーフポイントに戻って波をまつ。とてもいいのに何本か乗れて満足。一人でベースに戻って舟を上げる。二日間楽しかったー。



2016年8月6日土曜日

20160806 赤羽根海岸-荒崎往復

台風のうねりが届き始めると脅された土曜風はない。この週末はキャンプを予定していたのだけど、日曜にかけてうねりが強くなる予想なのでまた諦める。キャンプ企画、三度目の正直ならず。土日両方粒が揃うっていうのは難しい。

でもまあ、それなら波に乗ればいいじゃないと思ってやってきた。中潮の満潮をちょっと過ぎたあたりから干潮に向けて漕いだ。

今回は新艇が二艇お目見え。ウォーターフィールドの Nana Kei と Nana GT。どちらも普通のシーカヤックより短い。早速先輩方が漕ぎだす。
サーフ好きの先輩が Nana Kei で漕ぎだす
まずは波がどんなもんかと思ってサーフポイントに来てみると、期待したより波がない。潮位が下がったらもう少し波も出るかなと、ひとまず午前中の波乗りは諦めて、ソロで城ヶ島の赤羽根海岸まで行くことにした。

道中、うねりは言われてみればあるかなあ? という程度。長津呂崎のあたりはそれでも隠れ根で波が遠くから崩れてくる。普段より大回り。

ちょうど赤羽根海岸あたりで先行していた先輩が安房崎から戻ってきたので、一緒に引き返して諸磯でみんなでお昼。タイドプールにカヤックをいれている先輩がいたけど、潮が戻るまででられないな。
諸磯のタイドプールで遊ぶ 
ソラスズメダイ見つけた
小さいけどうねりが岩場を洗う
昼過ぎても結局あまり波はあがらなかったので、荒崎までソロで往復してくる。戻ってサーフポイントですこしいじけ気味に遊んで舟を上げた。明日はもっと波があがるというので、また来てみよう。