小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2015年4月29日水曜日

20150429 Oru 初めての海、初めてのロール練習

20150429

将来的には海を一人で漕ぎたいわけですから、安全のための技術は習得必須です。ひっくり返った時に一番効率よく元に戻れる方法は何と言ってもロール。ということで、レッスンを受けに行ってきました。お世話になるのは、この日の午後にロール練習の枠があった Koa Outfitters さん。ツアーやカヤックレッスンがあります。場所は三浦半島の西側、葉山御用邸のある長者ヶ崎から少し南にくだった秋谷は久留和海岸にあります。

JR逗子駅か、京急新逗子駅からバスで30分くらいでした。わりと頻繁にバスも来るので、交通の便はいいです。

Oruで初めての海

練習は午後からだったので、少し早めにいって自分の舟を漕いでみることにしてました。地図で見ると、防波堤が伸びて、波が穏やかそうな水たまりです。風も東よりの予報だったので、防波堤の中なら大丈夫と思いました。

それから、舟の砂や潮を落とすのにコアさんの施設を使わせてもらえればと少し甘えた気持ちも正直あります。着替えて舟を組み立てて、砂浜に担ぎ降りて行きました。今日はリュックが入ってないから舟が軽い。

砂浜で舟を浮かべて漕ぎ出します。波は全然ありません。湖みたいです。気持ち上下するくらいのうねりが入ってきてさすが海だと思いましたが、すぐになれます。

ちょうどSUPの試乗会をやっていたので、水たまりに他にもたくさん浮いている人がいます。あまり近づかないようにしながら水たまりをくるくる漕ぎました。最後に少しだけ、防波堤の隙間から沖を覗きました。いつかはこの先へ! です。そうして舟を浜に戻しました。午後からはロールの練習です。
初めての Oru 海!
かすかなうねりが1m間隔でやってくる 
近いうちにこの先に!

初めてのロール練習

午後からは舟とパドルをかりて講習開始です。講師が水の中で立ってサポートしてくれているので、自分は舟からでることはありませんでした。水をかぶるのは上半身だけ。水温も16度くらいあってちょうどよいくらいでした。

とはいえ、ロールすると案外舟の中に水が入るものですね。何回か練習して舟をひっくり返すと、1センチくらいの深さに水がたまります。そしたら交代してビルジポンプでしゃかしゃか水出ししながら別の生徒さんの練習をながめました。

講習会終わっての感想は、まあ、一発ではあがりませんね。体の基本的な動きを教えてもらったので、これを川で反復練習です。自分のパドル、自分の舟でどうなるか、やってみなくちゃわかりません。楽しみです。


2015年4月26日日曜日

20150426 鶴見漕艇場から鷹野大橋まで

20150426 11:00-13:00

今日も短時間勝負だったので、鶴見漕艇場でシーカヤックを借りて漕ぎに行く。
鶴見漕艇場の想定コースは上流側が鷹野大橋までと決まっている。前回はその手前の末吉橋までしか行かなかったので、今回はいけるところまで。これで鶴見川上流側クリア。
少し矢上川に入って振り返る
鷹野大橋が少しだけ写ってる

あとで聞いたら、毎年8月下旬に鶴見漕艇場すぐそばで鶴見川花火大会があるそうだ。綱島あたりから舟で行ってみたいけど、水がはてさてどうだろうか。

2015年4月25日土曜日

20150425 登戸から矢野口くらいまで


20150425   8〜16時

多摩川散歩

前回登戸から漕いだ時は、是政橋のゴールまでまっしぐらだったけど、その途中いっぱい良さそうな所があったので、ちゃぷちゃぷ子どもと浮ける場所を探してうろつくのが目的。めぼしいところは、狛江・水神の上下とか、上河原堰の水たまり。

ボート屋さんあたりで準備して水の上に。宿河原堰の水たまりをくるりと一周する。釣り人を気にしながら東京岸に近づいていくと、雰囲気のある舟があった。ちょっとタイの川みたい。
登戸で準備
08:00
雰囲気のある舟が浮いている
09:00

登戸上流本流(神奈川側)再チャレンジ

前回、流れが強くて漕ぎ上がれなかったところ。もう一度チャレンジ。一生懸命真ん中を漕ぐけどやっぱりだめ。筋トレ目標はここを漕ぎ上がることか。

力尽きて下流に流されてる途中
小田急の橋が左に見える

あきらめて東京側を上がる

しょうがないので、狛江の前を上がって東京岸を担ぐことに。 五本松を通って六郷の水門をすぎて行き止まりまで。このあたりは雰囲気が好き。水もそんなに悪い感じがしないので、ロールの練習に使いたい。次回は流れと深さをチェックしよう。

行き止まりまで行ったら担いで藪の中を本流まで出る。気分はちょっとした探検隊。
六郷の水門をすぎて上がるとどんどん狭くなります
最後はちょろちょろこんな流れに

狛江市-調布市

東京岸でまた水の上に。あとで地図でみると、ちょうど狛江市と調布市の境になっているあたりで舟をだした。このあたりはまた少し広くなって流れもゆるくなる。岸辺は土っぽくゆるやかで、草がギリギリまで生えていて僕の好きな感じ。
あまりちかづくと頭虫が舟に寄ってくる
ここから上は東京岸に釣り人が多い。みんな竿から糸を遠くにたらしてのんびりまっている。できるだけ神奈川側を漕いであがる。そうすると、木が一本水面から出てる。流れに棹さしてはえている。あとから流れが変わったんだろうなあ。
幹は流れに押されて傾いてるけどしっかり生えている

上河原堰まで

 この水たまりを抜けると浅く早くなってくる。上河原堰が大きく見えてくる。前回は一目散に神奈川岸を担いだけど、今回は瀬の流れの中で遊んだり、河原の花や岸近くの稚魚を撮ったりして遊んだ。雉も見た。このあたりはまとめて距離を漕げるわけではないけど、ちょこちょこ楽しい。下りのスリルを何度も行ったり来たりして味わうこともできる。担ぎはもちろん必要だけど。
帰り下れるのかなあ
浅くてひっくり返ったら頭打つね 
いちめんのなのはな いちめんのなのはな
いちめんのなのはな ひばりのおしやべり 
あとで調べるために撮った
ノミノツヅリという花 
真ん中に雉の赤い顔
上河原堰を下側から
11:50

多摩川原橋で折り返す

今回、魚道を担いで上がってみた。土手の上の道路は交通量があってトラックも通る割には歩道が狭く、担いで歩くのが少し怖かったから。舟をよっこいしょと持ち上げて、2mくらいの高さの脇をとことこ歩いて上がっていく。風が強かったらここを歩くのもちょっと怖い。いった先は少し狭いけど堰の上の大きな水たまり。魚道への水への流れこみはそんなに強くないけれど、ひっくり返ったらとおもうと少し怖い。怖い怖いが多くてしょうがない。
舟がのっている足場をそのまま歩いて上がっていく
上河原堰の水たまりをぐるりと回って様子をみる。川の真ん中は、昔中洲があったそうで、その分浅い。東京も神奈川も、岸に近いほうが水深があって流れに力があるように感じた。前回は東京寄りで漕いで浅くて大変だったから、今回は神奈川の岸に張り付いてあがっていった。水位目盛りのある黄色いハシゴまで、舟を降りることなく普通に来れた。

ハシゴをくぐったり、手で持って懸垂したりしてちゃぷちゃぷ遊んだあと、ここで折り返す。
水位目盛りのついたハシゴ
12:45

登戸まで下って帰る

帰りは来た道を戻る。上河原堰の下流、瀬になっているところは岩にこすらないように、ぶつけてブローチングしないように緊張しながら下る。これはこれで楽しい。でも、そういうのはスキーでいいかな。カヤックはクロスカントリースキーみたいな感じ。

やっぱり、宿河原堰 - 上河原堰の区間は楽しい。調布取水堰 - 宿河原堰ももう少し水位があって担ぎが減れば楽しく登れるんだけれども。


2015年4月19日日曜日

20150419 鶴見漕艇場から末吉橋

20150419    10〜12時 気温:14℃ 水位:XX 服装: シャカジャケ / 長足シャカパン / 長袖保温下着 / 長足保温下着 / クロックス

鶴見漕艇場

午前中だけ空いたので、鶴見漕艇場に初めて行ってみることにした。9:30からやっていて、二時間千円でカヤックが借りられる。シーカヤックは一台しかないけど、スラローム艇やレクリエーショナルカヤックはもう何台かあるようだ。朝電話して予約してあいていればいいかな。

着替えをリュックに入れて自転車で漕艇場にいく。日曜の午前中はとてもにぎやか。レース用のボートがたくさん練習している。子供から高校生、年配の人まで、そろいのTシャツでいろんなチームがガヤガヤやっている。とてもいい雰囲気。スキー場のリフト乗り場みたいだ。

受付で書式に名前を書いてお金を払い、説明を受ける。
  • 川は右側通行
  • レース艇は後ろ向きで漕いでいてスピードも早いので衝突注意
  • 出艇用のはしけは順番に仲良く使う
そのあと2階に更衣所があると教えてもらう。着替えて、100円でロッカーに鍵をかけて下に戻ると、説明のおじさんが艇庫に案内してくれた。おー。白のポリ艇だ。かっちょいい。だいぶ古いもので、デッキラインのバンジーコードがよれよれだけど、まあいいよね。Q-Kayak 社の Penguin というモデルだった。そばのロッカーからスカートとPFDを出して身に付ける。
いえーい!
シーカヤック!


舟をはしけにおろす

カヤックを持ち上げて、土手の階段を降りてはしけまで下ろす。周りには人がいるのでぶつけないようにそろそろと。複数人のりのレースボートはみんなで運んでるけど、僕は一人なのでえっちらおっちら。Amazon で買ったカヤック本に書いてあったやり方で担ぎあげる。腰を傷めないように。はしけと水面の高さはまた20cmくらいある。これ苦手なんだよなあ。自分の Oru より入り口が狭いので、お尻と足をしまうのにもたつく。少しフラフラしながらなんとか水の上に。



末吉橋まで片道2km

漕ぎだしてしまえば、どんな舟も関係ない。上に向かって漕ぎだす。1mくらいの高さの護岸がずっと続き、ひっくり返ったら上がれない。絶対嫌だ。川幅は広いし、深さもあるので、漕ぐにはありがたいのだけれど、雰囲気はない。


それでも、気軽に自転車できて漕げるのは嬉しい。時間があれば、もう2時間乗りたかったけど、あとの予定があるので末吉橋まで往復して帰る。賞味4kmくらい漕いだのかな。練習にはいいね。

2015年4月18日土曜日

20150418 登戸から是政橋

20150418   8〜14時 気温:14〜19℃ 水位:2.08 (玉川) 風: 南寄り 3m/s〜8m/s 水温:触って冷たさを感じる 服装:長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 長靴 /  長足保温下着

いよいよ是政へ

今日は一日晴れるという話よかった。でも、午後から風が強め。11m/s を越える予報も。なので、午前中にできるだけ距離を稼ごうと、登戸を8時スタートすることにした。今日の目標は是政橋にたどり着くこと。

登戸出発

登戸駅から川まではとても近い。買い出しも便利だし、一応運動場の脇に仮設トイレもある。下流の宿河原堰までは距離もあるし流れも緩やかなので安心感がある。岸に舟を出し入れしにくい感じもあるけど、ボート屋さんの脇にいい場所があった。使っていいかボート屋さんに挨拶すると、陽気に良いよと言ってくれた。滑りやすいからと気をつかってもくれた。ありがとう。
登戸駅から川まではすぐ
ボート屋さんのすぐ脇から声をかけて舟をだす
08:30

狛江を越える

前回は、多摩川水道橋(世田谷通り)をくぐった先で、東京側の流れを上って行き止まりになった。今回は神奈川側の流れを上ってその先へ。と思ったら、ここが流れが早くてしんどい。鯉も、岸の草むらで休んだり、産卵していたりする。あちこちの岸の茂みでばしゃばしゃやってる。あまりにたくさんいて、ときどき櫂で魚体を叩いてしまう。すまんね。真ん中に出ると魚はいないけど、とても上がっていけない。たまらず担ぐ。

担いだ先は水盆のよう。前回見た、土囊を積んで流れを神奈川側に寄せているところだった。ここはとても気持ちいい。ここから先は未体験。

それにしても水盆の手前の流れはしんどかった。次は登戸出たら分かれ道を水神側を上がって、行き止まりを土囊の先に担ぐのでも良いかな。そのほうが歩きやすいし、木立の間を抜けるので、ジャングルをいく感じがする。そんなことを考えながらそよ風の中を気持よく進む。
狛江の水盆は広く気持ちいい

水神の方をみると土囊が
9:04

 上河原堰到着

いくつか流れが浅いところもありながら、なんとか上河原堰が見えるところで一旦担ぎ。浅くて上がれない。舟に乗ったり担いだりを何回か。それを10分ほどして土手の上に。このあたりはどこも舟をつけやすい。

土手にあがると、堰の近くにセブン・イレブンがある。そのすぐ先の交差点には公衆トイレもある。便利ポイント。ただ、少し駅が遠いので、車なしの僕には中継ポイントかな。

まだ遠い
ここから担ぎ始めて
水門の手前であがるかな
水門の道路側にはセブン・イレブンがある 
ここは宿河原堰や調布取水堰よりでかい
堰の脇でトイレチェック
9:40

上河原堰の先へ

上河原堰を越えたら、神奈川岸でまた水の上に。堰の上の神奈川岸は、かなりの稲田公園までかなりの距離が20cmくらいの高さの護岸になってます。実は僕、これが苦手です。一人で乗るのにちょっと恐い。ひっくり返るような気がする。うまい方法はないもんか。
ずっとこういう感じで続いてる
どうにか乗り込みました
9:50

水たまりから京王線まで

上河原堰の水たまりはでかい。堰も大きいから当然だけど、幅が400mくらいあって、ちょっとした湾くらいの感覚はある。この時はまだ南風で、神奈川から東京方向に吹いていた。風下になる東京岸では風波もそれなりになっていた。

でかい堰なので上側の水たまりもでかい
風下では風波もそれなりに

一人でこんなに広いところを漕ぐのは初めて。網代湾よりも全然大きい。京王線のあたりで知人と合う予定だったので東京側に渡る必要があるのだけど、ちょっと心細い。最初は護岸に沿って漕いでいたけど、まあ、いかなきゃ始まらないのでえいやと渡る。道中、真ん中あたりには浅い所まる。底はすらなかったけど、安心感はあるね。でも、南風が強まってきて風波が大きくなる。楽しい。

知人が電車で川を渡ってくる。窓から見ているというので、調子に乗って川の真ん中にでて待つ。そのあと岸で京王多摩川の駅からくるのを、風と波に揺られて待つ。オル・カヤックに興味があって、わざわざ見に来てくれた。差し入れに大福を一袋もらった。一つ食べると豆の塩味が聞いていて美味しい。もっと暖かくなったら乗る機会を作りましょう、なんて舟から降りて立ち話を少しして出発する。その時後ろから写真を撮ってくれた。大福とともにありがとう。
ちょっとおりて見ましょうか
思い出深い京王線をくぐってさらに先へ


多摩川原橋まで漫然とこぐ

向こうには多摩川原橋が見える。矢野口の駅も橋からすぐだ。調布の花火大会見た後、京王多摩川は混むからと、矢野口まで歩いたのを思い出す。こんどは、花火を舟から見てそのまま矢野口までのぼってみようか。保安距離を守ればやれるんじゃないだろうか。

でも難しそうだな。この区間は流れがとても浅く、急ではないけど漫然と川が岸から岸までザバザバただ流れている。しょうがないので、川の真ん中で立ち上がって舟を引っ張って一度あるく。Google Maps でみると、水位計 (地図ではしごのように見える奴) が中洲にかぶっているけど、実際は全部川が流れていた。ただただ浅い。川に力がないなと思った。

橋の手前ですこし絞られて流れに力がでてきた。漕いだか担いだか覚えてないけど、多摩川原橋をこえていた。川の真ん中で撮ってるのだから、多分漕いだとは思う。向こうには鶴川街道の稲城大橋が見えた。

矢野口に渡る橋 
上に振り向けば稲城大橋
(拡大すると稲城大橋と脇の水門がみえるはず)
10:45

稲城大橋クリア、残るは是政! 

 この区間もあまり印象に残っていない。狭い流れが早くて苦労して漕いだか、それが無理で担いだか、浅くて担いだか。でも結構時間はかかって50分くらい。少なくとも2回はかついでるだろうなぁ。それに急な流れに頑張って漕いでも、浅くて櫂が川底に蹴られるのが目立ってきた。これはストレスが貯まる。一番楽しくない区間だったかもしれない。まあ、もう上る流域じゃないのか。
稲城大橋
11:35


のどかな里の川から是政橋が見えた

逆に、稲城大橋を超えてからは楽しい。河原が昔ながらの里の川を思い出させる。浅くて急で漕げないのだけれど、河原に生える花がなごむ。黄色い菜の花に、薄紫色したハナダイコン。どちらも食べるとおいしい。櫂が川底に蹴られてストレスも溜まったけど、岸辺で花をのんびり見てるのはよかった。水も綺麗になっているし、流れの音が耳に心地よい。
花が大根に似ているからハナダイコン
せせらぎの音が気持ちいい
12:30

いよいよ是政橋でゴール

のどかな流れを越えると、川幅が広がるけれど流れが強い。漕ぎ上がれるけどなかなか進まない。近くに見える橋がなかなかそばに来ない。風も強くなってきて、どうしても風上にむきたがる舳先を抑えながら漕ぎ上がる。河原まで見に来てくれた知人がなかなか進まない僕の写真を撮ってくれた。
見ていてなかなか進まないと思ったそうだ


それでも漕いでいればちゃんと着くところには着く。是政橋上流側からみる! 多摩川漕ぎ上がりクリア! とはいえ、橋の真下付近は浅くて、じつは担いで越えました。その様子も先の知人が撮ってくれていました。
是政橋
13:20
担いでいる姿
未確認生物みたい

多摩川原橋より上流は浅いところが多くて、担ぎに頼りすぎ。ゴムのカヌーで川下りする人もいるけど、僕の舟では底をこすってだめかもしれん。あっというまに引っ掛けて、流れに横にされてひっくり返りそうだ。

最後に

多摩川は一息ついたと思ったけれど、河口から丸子橋まであがるの忘れてた。今度やってみよう。

登戸 - 上河原堰区間:
足がつく場所: ◎ (わりとどこでも岸に戻れそう)
下流の障害物: ◎ (宿河原堰の手前は気をつけて)
岸辺の移動: ◎ (登戸駅からとても近い)

上河原堰 - 京王多摩川線 (堰の上の大きな水たまり):
足がつく場所: ◎ (広いけど、真ん中でも足の付く場所がある)
下流の障害物: ◯ (流れはゆるいけど堰の手前は気をつけて)
岸辺の移動: ◎ (京王多摩川駅(上流) でも 稲田堤駅でもいける)

京王多摩川線より上流は担ぎが多くて修行のよう。下るには良さそう。

2015年4月4日土曜日

20150404 丸子橋から狛江まで花見

20150404    10〜16時 気温:12℃ 水位:2.08 (玉川) 1.40m (田園調布上), 1.94m (田園調布下) 風: 北より 3m/s〜ほぼやむ 水温:触って冷たさを感じる 服装:長袖ウェット / 膝丈ジャージ / ネオプレーンソックス / 長靴 / 長袖保温下着 / 長足保温下着

大岡川の花見はあきらめたけど、多摩川のは見ようと思って丸子橋に。それに、宿河原堰から先も見てみたいのもある。天気次第でどうしようかと思いながら丸子橋を出発する。ところで、写真を撮った携帯を川に落とした。なので狛江の桜も含めて、折角の写真が全部なし。降りたり乗ったりしたからなあ。

時間を戻して出発地点。多摩川の公園の桜は見事に咲いてるけど、川面からだと距離もあり、緑の葉の普通の木もあるので桜のインパクトが薄れている。大岡川のように真下を漕げるわけではない。

公園の桜は少し期待しすぎてたか。まあいいや。漕いでると暖かいので、雨はそんなに気にならない。ジャングルクルーズに入れる水位でもないし、宿河原堰も行きたいし、それならガシガシ漕いで上がろうと思う。予報では、昼をまわると止むはずだ。

あれ、今日はゴルフ場の渡し船がやっていない。船着場の足組もなくなっている。東急ゴルフパークたまがわのホームページをみると、4/1から東京川のスタートハウスが無くなったみたい。それで渡し船も無くなっちゃったんだ。船頭さんにいつか缶コーヒーを差し入れたいと思ってたのでとても残念。

そういえば、芦ノ湖で、上手ければスプレースカート濡れないんじゃないかという雰囲気を感じた。ということで、気をつけながら漕いでみた。しっかり背筋を伸ばしてパドルを自分から遠くにキープして漕ぐとしずくがたれない。のんびりダラダラ漕いでるとかかる気もする。どちらの漕ぎ方がいいんだろう。垂れない方が早い気がする。

実際、渡し船下流の瀬も、玉川通りを越えて兵庫島前に上がるときも、宇奈根に上がる瀬のところも、今日はあっけなく漕ぎ上がれた気がする。それとも、追い風だったからかな。

宿河原堰についたところで、どうやって堰を担ぐか景色を見ていたら、上流から空気でふくらましたゴム製カヤックが3艘下ってくる。いいねえ。南多摩から出発で、武蔵小杉近辺がゴールなんだそうだ。僕とまったく逆ですね。堰の上流は東京側の方が舟が出しやすいと教えてくれた。ありがとうございます。

東京側で河原に上がろうとすると、青い鳥が目に入る。下流にある水面近くに垂れた木の枝に留まったのが見えたので、漕がずにゆるい流れで寄っていく。それでも全然逃げない。鳥まで10mくらいで舟が底をすって止まったので、そのまま見ていた。青い背中を見せたり、オレンジの腹を見せたり、枝の上で落ち着かない。それがふと止まって10秒位たったと思ったら、水に飛び込んだ。出てきてそのまま飛び去ったので、成功したかはわからない。

いいもの見れたので、ここで岸に上がる。宿河原堰を越えた。ここからは初めてゾーン。岸には釣り人が一杯。東京岸はすぐに2mくらいの崖になるのだけど、その崖下に勝手に足場を組んで釣り場が作ってある。いくつもいくつも崖下に並んでる。しかたがないので、崖のないところで一番上流側に回って出させてもらった。「いいけど、静かにやってよ」。鮎の時期にはもっと恐い人がふえるのかな。

ここから先は深さもわりとあって広いし楽しい。小田急と世田谷通りの橋脚もあんまり危ない感じはない。川幅も広いし、風が抜ける感じが弱いからかな。ボート屋さんがあるくらいだから、漕げる日が多いのだろう。とはいえ、下流の宿河原堰は常に意識にいれとかないとね。段差が半端無いし。

世田谷通りをくぐると、東京岸がずっと河原の工事をしていて、水がとても濁っている。気分はアマゾン川。流れが合流しているところでは、神奈川側の流れは青く、東京側の流れは黄色く、はっきり分かれてながれてくる。

まあ本命は東京側だろうと上がったら、残念、狛江の水神前を過ぎてその先行き止まりだった。六郷排水樋管でゴールにする。ここの土手の桜が綺麗だったので行き止まりでちょうど良かった。この先は稲田堤まで電車もないし、この時点で3時過ぎてた。あまり上がりすぎても登戸に戻るのが大変。

舟をあげて桜を見に土手にあがる。写真は撮ったけど、携帯は多摩川に流れちゃったから残念。屋台もすこし出ていてうれしい。腹が減ったので大阪焼きを買って、土手の桜を見ながら川の上で食べる。

水神前の淵は良かった。深さもあり水も良い感じ。淵の下流は浅くなっているし、世田谷通りに流れるまで担ぐくらいなので、絶対安心。ただ、なんか怖い感じもする。嫌な感じではなく、騒げない雰囲気を感じる。ロールの練習場所にできたらと思ったけど、やめたほうがいいかな。

全般に、登戸より上流は深さがしっかりあって水位も安定しているし、いいなと思った。二子玉で 2.08m ある時なら、登戸から上流で遊ぶのがいいのかも。今度は、登戸から出発して是政を目指したい。

それにしても、今日は釣り人が多くて気を使った。これで鮎釣りの時期になったらどうなるんだろう。そういえば、準備をしてる間、自主的に多摩川をパトロールしているおじいさんに声をかけられた。最近は鮎があがってくる時期なので、水門を下げてるんだそうだ。ほんとかなあ。

登戸 - 狛江区間:
水温: △(ひっくり返りたくないくらい)
足がつく場所: ◎ (水神前と宿河原堰の間に足がつく場所がある)
下流の障害物: ◯ (宿河原堰の手前は気をつけて)
岸辺の移動: ◎ (登戸駅からとても近い)