小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2022年6月26日日曜日

20220626 まだ暑くない

この土日はクラブで江ノ島往復する予定だったのだけど、両日風が強くてやれなかった。まあそれはそれで仕方がない。

風は強いのだけど晴れて暑い。まだましな午前中に水につかればどうかと思って漕ぎに来た。漕ぐと言っても湾内だけ、ひょっとしたら入江だけ。

今日は釣りの人も誰も来ていない。ささっと支度して、富士山の雲を見ながらヨットの脇を抜けていく。


堤防まで漕いできたら、横堀海岸あたりから出たSUPが二人、湾口を横切って荒崎方面に漕いでいる。行きはヨイヨイだなあと見ていたら、一人落ちて、しばらく膝立ち漕ぎしている。

大変そうだなあと思いながら自分は横堀に渡り、釣り人のいない風裏でひとしきり水に浸かる。

梅雨が開けて猛暑かという煽りを聞くけど、水温は20℃有るかないか。その上を吹く風を濡れた服で受けると、体が冷えていくほど涼しい。それでも日差しの強さは本番で、その冷えを帳消しにしてもらうのに、風の強い沖を見ながら体を温める。

さっきの二人は、三戸浜の沖あたりで岸寄りにコースを変えてベタでこちらに戻ってきた。良く湾から出るよなあ。

湾内をくるりと回って気が済んだので、入江に戻って空を眺めながらまたぷかりと浮かんでいたら、ピカピカのミストラルの後輩が漕ぎ戻ってきた。三戸浜で家族を遊ばせがてら、自分はカヤックで現れるべく漕ぎ出したのだそう。

もちろん、堤防を回っての風の強さを確認して、これはやめにしようと戻って来たとの由。風は強くなる一方の予報だからそりゃそうか。

支度を終えてまだ昼にも時間がある。笠戸島の海を見晴らす露天風呂が良かったので、小網代湾を見ながら風呂に入ろうと観潮荘に出向く。

前は海洋深層水とか言っていたけど、無理やりにでも温泉を掘り当てて、バス停の名前も油壺から油壺温泉に変えた。それはともかく、景色が変わってないのは嬉しい。

ロールのキレを出そうとして、体が冷えてたところにバッと動かしたせいか、肩がシクシクする。お風呂でゆっくり温まってバスで帰ると、まだお昼どき。東京湾側はどうだろうと、途中のコンビニでアイスを買ってかじりながら見に来て、風裏とはいえそれなりな海を見たらなんとなく気が済んだ。

まだ日が長いうちに、落ち着いた日を見つけて江ノ島、かましてみたい。カヤック漕ぎたい。





2022年6月11日土曜日

20220611 江ノ島の前に

 昼過ぎて雨が降りそうな予報だけど、風はとても落ち着いていそう。梅雨空のした黙々漕ぐのも良いでしょうと、筋トレ後輩と前漕ぎに熱心な後輩と連れ立って漕ぐ。逆に日曜は爆風の予報で、まあクラブの人は誰も来ないだろうな。

今月末には小網代・江ノ島往復のツアーがあって、それに向けての確認というか、まあただ漕ぎたいだけですな。

朝のうちは晴れ間もあっていい天気。のんびりと支度していたら、もう一人後輩がやってきた。最近クラブに入ったのだけど、最初からトラディショナルパドルを使っている。総勢四人の支度が終わって出ようとしたら、大先輩が忙しなくやってきた。午前中に子供の授業参観があるのだけど、それまでちょっとだけでも漕ぐのだそうだ。すぐに追いつくからと言われて四人が舟を運び、入江に浮かんでよっしゃと気合を入れたら、もう大先輩がパドルを回して合流した。支度から何から素早い。

思いのほかの人数で、まだ晴れ間のある乾いた空気の中小網代湾から出ていく。横堀海岸の脇の岩場では、シーカヤックが一人、ドローストロークをしながら浮いていたり、網代崎を回り込む時にはヘルメットを被ったシーカヤックとすれ違ったり、みなさん中々ご健勝のようす。あんまり見たことのない舟ばかりだったな。

そうして南に漕ぎ出して、静かだけど潮の早い諸磯を過ぎ、向かいの堤防までの真ん中あたりまできたら、大先輩がここでタイムアウト。舳先を返して戻っていった。熱心な後輩に引っ張られながら、先にずんずん進んで長津呂崎を回り、馬の背の手前まできたら、ここで木のパドルの後輩の引き返しポイント。ゆっくりどこかの浜に上がって昼ごはんにして、早めに帰るそうだ。

もとの三人になって漕いでいく。海が静かなので調子が自然と上がり、横瀬島、剱崎、雨崎までなんとなくきてしまったのを折り返し、毘沙門でお昼ご飯に舟をあげた。前回と違って南風のあがりも感じず、のんびりとした休憩。一時に出ましょうかと話を決めたら、その十分ほどに筋トレ後輩はヘソテンで鼾をかいた。

そうしてまた海の上。淡々とパドルを回し、波のない諸磯を抜けて網代崎までやってきた。まだ雨の様子はないけど、陸に上がって降られたらいやだなあと、その先は行かずに小網代湾の入江まで帰ってきた。

上がる前に回っときましょうかねと、何度かやって水の上にあがったら、いつの間にか房総同期の舟が来ていた。カヤックに近づかれても、本当に気づかない。ロール練習してる人に静かに近づくの、楽しいんだけどやられるとすごいビビる。あはは。同期も江ノ島ツアーの前に漕いでおこうと、安房崎・荒崎を往復したのだけど、ちょっと準備が足りてないとブツブツ言っていた。

やっぱり五十キロ近くを漕ぐのはぶっつけでは心もとない。天気がどうかあやしいけれど、一年に一回の体育大会みたいなもんで、準備をして臨むと楽しいと思う。今年はやれるかな、とても楽しみ。

2022年6月4日土曜日

20220604 夏よこい

 前回に味をしめて、雨崎を目指して三浦に。筋トレ後輩と二人で入江に浮かんで漕ぎ出す。今日は中潮、満潮から干潮に向かって漕ぐ。朝の北風は午後一から南に変わり、だんだんと上げてくる予報。

後輩といつものコース。長津呂崎を回ったら北東の東成分が向かい風になるのは予想どおり。元気がでた後輩がぐいぐい漕いで横瀬島から剱崎をまわり、雨崎まで。どこも浜は賑やかで、カラフルなテントや水着の人たちがチラチラしている。

それを遠巻きに見ながら折り返して無風の中横瀬島まで戻ってきた。北東から南に風が変わる瞬間で正午のチャイムを聞く。蒸し暑さを感じて、後輩が体を冷ましに水につかって綺麗にショートで上がってきた。

お昼はまだ先だねと漕ぎ出したら、安房崎の手前でだいぶ南が入ってきた。おやおやと思いながら、赤羽根の東の小さな洞門で舟を上げた。といっても干潮前後で浜までいけず、海藻の出た岩場でお昼ご飯を立ち食い。浅い海藻の潮溜まりにウツボがニョロニョロ潜り込んでいて、降りる時にパドルで突いたら逃げていってくれた。

また漕ぎ出して長津呂崎を過ぎたら落ち着く。海面は落ち着くし、追い風だし、すいすいと進んで諸磯の灯台が見えたら、大先輩のツアー組を探しながら漕ぐ。エビ島を出てくるカヤックが見えたので寄っていったらビンゴだった。合流して最後まで一緒に漕ぐ。

俺の浜では恒例の水浴び練習。とはいえ、先週と違って海の上を吹いてくる風が冷たく感じる。曇りがちで日差しの熱が弱いのと、風が強めなのもあるのだろう。本番の夏がまたちょっと遠のいて、本番の梅雨がやってくる。