小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2015年11月28日土曜日

20151128 サーフ

絶好のカヤック日和の土曜、三浦に。気温だけ見ると15℃程度だけど、一日中陽射しがあったので暑く感じるほど。風もそれほどない予報で、はたしてそのとおりになった。

今日は北寄りの風のうちに距離を漕ぎ、西寄りに変わったらサーフのつもり。

午前中は結構うねりが残り、ざわざわした感じ。風はないからいいのだけど。荒崎までいったけれど、どんどん引きには近付かないで折り返す。そのままクロダイゴメまで南に行ってまた折り返す。この時点でだいたい昼前。

サーフにいる先輩方と合流し、ヘルメット被ってやり始めてみる。波強い。胸くらいの高さで崩れる波にパドルをつっこみ、ハイブレースして波を越える。楽しい。

沈脱もした。ロールしようと思うけど、うまくいかない。沈した時、サイブレースから足がはずれてスッポ抜けそうになってる体制で無理した。落ち着いてしっかり舟に張り付いてセットしてからやろうと思う。波の中で沈すると、次の波が来る前にと焦ってなかなかロールであがれない。

何本か波に乗ることもできた。とても楽しい。まだなかなか先輩方のように奥まで長く乗ることができない。

夕焼けまで粘って遊んで帰る。またよい週末だった。師走の手前でこんなに気持よく泳げるとは思わなかった。

2015年11月21日土曜日

20151121 立石

すっきりしない週末を繰り返したけど、ようやく良い天気の土曜がきた。気温も高く、波も落ち着き、風もそんなに上がらない予報。喜んで三浦に。

海況も良いので、初めての場所まで漕いでみたい。それから、先週沈脱になった舟に乗って感触を確かめたい。

朝、ベースに向かって歩く途中、海から突き出した決まった岩に、だいたいかわせみが止まって魚を獲ってる。お気に入りの場所なんだろう。今日は道のほうを向いていたから、オレンジのお腹が見えた。
朝の食事場所
まだ他の先輩方は来ていないので、一人で支度をして海に出る。今日は随分潮が透き通って見える。気分がいい。堤防を出たら富士山もとてもよく見える。北に行こうか南に行こうか。

今日は一日中北東寄りの風の予報なので、北に行くことにする。南に行っても剣崎から先が不安なので、風裏をキープして漕げる方を選ぶ。
これからどんどん透き通るそうだ
順調に荒崎まで漕ぐ。ここまではなんの問題もなし。いつもと違う舟にも少し馴れてきた感じがする。いつもの舟は棒立ちで傾けていった時の許容範囲が広かった。今日の舟はそれが狭い。そこをはずさないように、舟を常に腰の下にキープするように気をつけて漕ぐと、とても安心感がある。いつもの舟に頼って漕いでいたのだと思った。また、どんな舟でもこの感覚を大事にしたい。

どこで漕いでも富士山が見える
荒崎を回って北に進むと佐島の湾を越えることになる。前回は佐島港口中根灯標の緑の灯台まで行ったと思ってたけど大間違い。黒いただの鉄杭で、もっと近いところにあった。記憶なんて当てにならないものだな。
この前はここで引き返した
佐島の入り口はとても波が立ちやすいと感じた。北東の風で湾奥から風が抜けやすいというのもあるし、海底が凸凹してるのか急に波が盛り上がる。帰り道にはサーフ状態になってすっ飛んだ。もっと風が強い日は気をつけよう。今度は本当に佐島の緑の灯台が見て湾を渡り切る。
ほんとに佐島港口灯標
佐島の湾の北側は天神島と笠島。ここは基本的に立ち入り禁止。赤いブイより岸に入ると、スピーカーで注意される。島にあがらなければ良いのだろうと不注意に漕いでたらすぐに範囲から出るようにと丁寧にスピーカーの声。
笠島付近はこの赤いブイより沖を漕ごう
笠島を越えると長者ヶ崎まで視界が開ける。江ノ島と富士山はいつも向こうに見えている。ほんとに空も澄んでいて気持ちがいい。定置網のブイに入らないように気をつけながら漕いでいたら、黄色い岩が海岸に立っているのが見えた。立石。ちょうど良い時間だったので、ここで折り返すことにして岸に上がる。トイレがあればと思ったのだけど、見つからなかった。帰りの荒崎まで我慢しよう。
立石到着
海・富士・松・浜・舟
立石を出発して南に戻る。帰りは追い風追い波。一気に舟の向きを変えられるので、行きの向かい風よりもさらに腰の位置を気をつけて漕ぐ。意識しなくてもできるようになるまで。

正直、帰りの佐島を越えるのが怖い。行きはだいぶ波がたっていた。まだそんなに風が上がった感じはないとはいえ、強くなりすぎる前に帰ろうとビビっている。実際、帰りはちょっと追い波ではからずもサーフしてしまったり、一度ならず完全に横を向かされてたり、まだまだ全然だめ。

それでも無事に荒崎まで下り、そこで他の先輩方と合流した。その後は一緒にサーフしたり、黒鯛込近くの堤防から三崎港を覗いて戻ってみたり、夕方までよく遊んだ。後で見返したら、29kmくらいだったかな。よく漕ぎました。
夕映える諸磯の灯台
緑の葉も朱に染まる

2015年11月15日日曜日

20151115 真鶴

雨でも漕ごうと予報を見ながら覚悟した日曜日、何人かで真鶴へ。

今日は真鶴を漕ぐ。その一点。中学生の頃、友人と自転車で熱海まで行こうと横浜を出発し、夜通し走ったけど、結局行けなくて真鶴で引き返した。それがアンカーとなってかぜひ漕ぎたかった。

真鶴漁港の近くからし舟を出す。うねりはあるけど、風はないし、これから下がっていく予報。雨ももうほとんど降ってない。

ちょっと浅い岩の間を抜けるのが面倒だったけど安全に舟を出せた
舟を東に向けて真鶴半島の先端に向かう。先端は笠島、あるいは三ツ石と呼ばれる景勝地。大きい岩のてっぺんにはお社があり、二つの岩の間はしめ縄で結ばれている。

ここまでうねりはあるものの、そんなに嫌らしさはない。三ツ石を回るときはさすがに三角波がボコボコしてたけれど、余裕があった。
北側から三ツ石を見て回りこんでいく
 三ツ石の沖は波が立ちやすいところで、昔から漁師さんは気をつけていたそうだ。波をおこすヌシとして鮫が登場するぼんぼん鮫の伝承があると後で知った。
越えたところ
結構波がたっている
三ツ石を越えると湯河原や熱海の街が見える。岸沿いに岸壁を眺めながら漕いでいく。茶色の塔が見えてきた。古色のあるもので、いいものかと思ったら地下を通る道路の換気塔なのだそうだ。なんだと思ったのは内緒。

塔が渋い福浦側換気所
ここが真鶴半島の南側の付け根。これから来た道を戻り、岩という地名の北側の付け根までいけば真鶴半島クリア。少し休憩をして引き返す。

また三ツ石を回るとき、右舷を波に引っ掛けて沈。ロールも2回失敗して沈脱。ぼんぼん鮫にぶつけられたと思う。日々練習してもなかなか上がらない。三ツ石のヌシに慢心を戒められた。これからはブレースも反射的にできるようにしよう。

一度沈脱すると急にうねりが怖くなる。船の上で体が緊張し、さらにグラグラする。気持ちを平常に戻すまでに10分くらいはかかったと思う。

またリラックスできるようになったころ、岩に到着。真鶴道路の高い橋をくぐって小休憩。浜に向かっていい波が立っていた。サーフをする仲間も何人か。それで出発地点にもどった。

少し先にゴールについていたので、こっそりとロールのリベンジ。絶対失敗したくないので、ロングで持って成功。うねりもないところだし、こんなものか。また現地でやってみたい。

中学の頃の自転車に続き、真鶴にくるアンカーができた。また来て漕ごう。

2015年11月8日日曜日

20151108 秋の雨

土曜の良い天気から一転、雨の日曜に三浦に。風も昼過ぎから北から南にかわりあがってくる予定だったけど、実際には南転が遅れておさまっていく北風の中漕いだ。

今日の目標は雨の中漕ぐこと。あと、風があがる昼前までに、荒崎より先に行ってみること。

最初にロールして全身濡らしてから漕ぎ始める。湾を出て北に、荒崎を目指す。気温は18℃まで行かないくらいだけど、動いていれば全然寒くない。というか、首まで覆うネオプレーンキャップを被ってみたので、暑いくらい。雨は全然気にならない。

荒崎ついた。風波もうねりもないので安心して先に進むことにする。亀城礁を遠くに見ても白波は見えない。風のあがりを気にして、佐島の湾にあるなにやら緑の灯標をタッチして折り返した。佐島湾口中根灯標のようなんだけど、湾をそこまで渡ったか正直自信がない。またこんどきちんと確認しよう。

折り返して南を目指す。まだまだ北風なので三崎港の堤防を目指す。釜根のブイをタッチして折り返す。

うねりもなく潮が低くて岩が一杯出ているので、岸べたに遊びながら諸磯近辺を漕ぐ。岩の間を、すこしのうねりに乗って狭いところサーフィンしたのが楽しかった。それで湾に戻ったらだいたい26kmの漕ぎだった。満足。

帰りの電車、濡れ物をビニール袋に入れたつもりだったのだけど、どこからか水が漏れたのか、バッグを乗せた足の付け根が濡れ染みに。電車を降りるときにバツがわるかった。






2015年11月3日火曜日

20151103 堂ヶ島・田子近辺

予報が微妙だった祝日、なってみれば気持ちの良い晴れの日。前日の雨が嘘みたい。ガイドさんとのツアーで西伊豆に。子供と二人でタンデム。

今日は楽しむのが目標とはいいながら、子供が疲れて手を休めたら逆にチャンスと思いながら。

堂ヶ島のちょっと北側からみんなで舟を出して、天窓洞を眺めに向かう。細かい海蝕洞がいっぱい。通り抜けたり、行き止まりだったり。うねりも岩まで届いてくる。なにより崖が大きい。海面からまっすぐに立ち上がる。これはまたぜひ伊豆にきたい。
こんなに晴れた 
ガイドさんについて出発
途中、少し沖の小島を周りこんだ波が左右から正面衝突する場所があった。水深は浅く、パドルが届くから、波がいきなり立ち上がる。これも面白い。三浦にもないだろうか。
途中ちいさな滝に虹が
天窓洞で観光船を見たので、ここで北に折り返す。また穴に出入りしたりしながら、お日様がさしてうねりのすこしある、でも風のない絶好のカヤック日和を漕ぎ進む。

出発場所を少し越して、田子の港の小さな浜で昼食。焚き火をしてあそぶ。浜にかぶさる木には誰かがブランコを作ってあった。子供は喜んでこいでいた。
田子であがった浜には誰かの作ったブランコ
焚き火をして昼ごはん
ゆっくり昼を食べたらほぼ漕ぐのはおしまい。田子の湾の中をちょっと動いて舟を上げ、ガイドさんの車までは2kmもないハイキングコースを歩いて戻った。ハイキングコースからは自分たちが漕いできた海が崖の下に見える。

浅くて透明感がある 
この下も漕いだ
帰りは土肥元湯温泉に入って帰った。お疲れ様でした。