小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2017年8月27日日曜日

20170827 佐島

土曜は南西、日曜は北東。秋雨前線の上がり下がりに向かって風が吹く、そんな感じの週末。土曜の用事をすませて、日曜に朝から三浦にでかける。

土曜は風浪だけど遊べるくらいに波が入って、みんなは釣りに波に楽しんだと話を聞く。
比べると日曜は少し落ち着いて、クラブにつくと同期がひとり支度をしていた。一緒に舟を出す。

北東の出し風で、予報では 7-8m/s だから、あまり距離を漕げる感じではない。とりあえず小網代の堤防まで行って外を見る。

うねりはなくて網代崎は静か。出し風が作る風浪はまだ小さく、あかるい夏の曇り空をうけて遠くまでキラキラ・ちらちらしてる。薄いけど、江ノ島ははっきり見える。海の上の風は涼しくて、またひと夏過ぎるんだと口に出す。小網代の湾内のタコクラゲがもう随分大きい。

心配した程は風は強くないので、少しずつ様子を見ながら北に向かって漕ぎましょうと話して堤防を回った。すずめ島が近くなると三戸浜を抜ける風でギアが一段あがる。湾の内側を目指して漕いで、黒崎の鼻にとりつくと風が落ち着く。

次は和田長浜。これも湾の内側を目指して漕いで、佃嵐崎にとりつく。SUPが何人か、小さな波に乗って遊んでいる。これだけ静かでも少しは波がたつ。少し離れたがちゃがちゃした所で、僕らカヤックはロールして水浴びして進む。

佃嵐崎を回り込んで岸ベタで荒崎まで。トイレに上がれる入江に回り込むと、スノーケリングの人がたくさんいる。岸から離れて、遠い隠れ根まで息継ぎの管が見える。そのそばには箱メガネで漁をしている漁船がプロペラを回していて、引っかけたらどうしようとゾッとした。

スノーケリングを避けて荒崎を周り、小田和湾を眺める。風をはっきりとパドルに感じるけれど、風浪は大きくなっていない。もちょっとということで、湾の中を長井を過ぎたあたりまで岸沿いに漕いでから湾を渡り、佐島のキラキラした浅い海で一休み。

帰りは佐島の堤防隙間から荒崎にまっすぐ渡る。追い風追い波ですいすい。佃嵐崎でお昼に上がる。

お昼休憩の浜に SUP が二人上がってきた。ボードを上げる手つきが少しもたつく。なんとなく眺めながらしばらくしたら、うち一人が電話で車の仲間と連絡をしている。波も静かな浜で、ついつい聞いてしまっていたら、佐島のマリーナで合流しようと段どって電話を切った。

少し迷ったけど、剣崎でまだ8m/s 吹いていたし、出し風は午後もそのままの予報だったから、思い切って声をかけ、荒崎から北は風が割りとありますよと伝えた。別に言わなくても、荒崎から佐島を見て、本人たちの判断に任せることもできたとは思うけど、なんとなく気になった。

SUP と分かれて、僕らは追い風追い波でまた網代崎まで戻る。同期はこれで舟を上げた。

僕はも諸磯までもう少し漕ぐ。諸磯からの帰りは、シーカヤックポリ艇がシットオンタンデムと一緒に網代崎を回るのに行き会った。年季の入ったポリ艇にお父さんが乗って、もう青年になった子供二人と小網代の入江までツーリングだそうだ。挨拶をする。

小網代湾の中では北側を通るというルールはご存知で、一緒に堤防側に渡った。堤防脇で僕は水浴びして遊んでいる間、親子は入江の奥まで行って戻ってきた。楽しそうだった。挨拶をして別れ、入江に戻ってもう少し水浴びして舟を上げた。

向かい風の中を漕ぐのは好きだ。力を入れず、関節に負担をかけず、良いフォームで軽いストロークでずっとずっと動き続けるよう心がける。それを10分、20分続けて周りを見れば自分が進んでいることに気がつく。進んでいなかったらすぐに舟をあげよう。

2017年8月19日土曜日

20170819・20 レスキュー練習会

お盆も一段落。天気予報はなかなか渋かったけど、言ってみたら漕ぎ日和の土日。波も風もなく落ち着いた予報で漕ぎに来た。

土曜は午後から定刻組に合流してのんびりと漕いで岸でロールの練習。その後、夜にも漕いで、クラブに宿泊。泊まり組も6人くらいいて、夜まで賑やかに楽しんだ。開けたら日曜はクラブのレスキュー練習会。

まだ寝ていると、朝方4時に、タコ好きの先輩がバイクでやってきて支度をし、早速釣りに出ていっていた。次に船をだしたのは、泊まりの釣り組。6時くらいからゴソゴソ起きて出ていった。いぶりがっこ好きの先輩と、小さな後輩。

それをみながら僕も支度して、泊まり組の暴走同期と一緒に船をだした。波もないし、湾内は油凪。フォワードを意識して一掻きずつ漕ぐ。同期とも漕ぎ方の話をしながら北に漕いで黒崎の鼻で折り返し。また湾内に戻ってみんなと合流。

今日の練習会は前回参加した人も多いので、午前まるまるをロールに使って遅めのお昼ごはんを食べ、その時点からは流れ解散。

お互いに動作を確認しながら、失敗の確率を減らす地道な段階に入る。ロングはみんな安定した。その次のステップも人により違う。ショートを始める人もいるし、ゴーグルを外して漕ぎながら沈した状態を試す人もいる。次は外で穏やかなとき、その次は波のある中で、その次はソロで。少しずつ状況を実際の海況に近づけていく。

そうやって、自分のやれるレスキュー方法を常に試して状態を確認しておけば安心のマージンを増やせる。

2017年8月13日日曜日

20170813 スノーケリング

三連休はのんびりと海に行かずに過ごす予定だったけど、少しでもカヤックに乗りたくて、日曜の午前中だけ三浦にいく。早起きして始発から。風も波もない予報。金曜・土曜は厚い曇り空でパッとしなかったけど、日曜は晴れ間もたっぷりとのこと。

クラブにつくと、前日からの泊り組二人がすでに船を出したあと。早いなあ。

今日はなんだか潮が澄んでる。自分が舟を出した7時半はまだ曇り空で、薄暗さもあるのに海の底までよく見える。ヨットの横を通るとき、駆け上がりになっているところに灰色の魚がゆっくり泳いでるのまでよく見えた。

網代崎につくと静か。隠れ根の周りをスノーケリングの人が何人も泳ぎ回ってる。ちょうど小潮の満潮で、諸磯では一本だけ、岩の間を抜けて波に乗れた。普通は岩が水面から出ててのれない場所。ラッキー。

よい海況なのでそのまま長津呂崎を素通りし、安房崎までで折り返す。青いラインの入ったカヤックの人と会釈をする。また静かな海を小網代まで引き返す。途中、海の底がとても近いから、水中メガネをつけて舟をひっくり返し、あちこちで海の中をみて楽しんだ。カヤックスノーケリング。水泳で使うゴーグルなので、時々息継ぎが必要。楽しいから、そのうち息継ぎできるやつも買おうかな。

澄んだ海を楽しんで湾内に戻ったら、ちょうど大先輩が出てきた。その定刻組の皆さんとちょっと挨拶して午前中に舟を上げた。

この日は連休最後の日で、9時前後の三崎口の駅はバス・タクシー待ちの人で溢れたみたい。クラブの一人は、駅まで来たけどそのまま諦めて電車で帰ったような。

始発の頃のバスはいつも通りだったけど、だんだん混んだ。こうなると、帰りのバスも乱れるから、自分の用事が心配になって、帰りはバスをやめて小網代の森の中を歩いて帰った。

森を抜けて尾根筋に上がると、引橋から三崎への道に出る。逆方向、城ヶ島や油壺に向かう車線は車が続く。ナンバープレートの地名を眺めながら、駅まで歩いた。

せっかくの公共交通機関も、マイカーが集まって渋滞されると影響を受ける。とはいえ、地元の人も大変な時期だけど、年に数日しかないことだから、まあ仕方がない。来週からのまた落ち着いた日々が楽しみ。

2017年8月6日日曜日

20170806 試し乗り

ゆっくり出てささっと帰る時間の使い方。なので、昨日話に上がった舟を試し乗りしてきた。とある外国のカーボンFRP艇。513cm、幅53.3cmの覚え書き。

乗ってみるとすごい安定がいい。シートも低い位置ですっぽり乗り込んでる感じ。ボリュームもあって風浪に突っ込んでもバウが沈み切ることなくしっかり水面上に残ってくれる。横からの崩れ波も三角波の中も安定して座ってられる。いつものアボより幅は狭いのに全然不安は感じない。

リーンの限界感もアボと良く似ていて、5m 超えているのに良く回る。長さを感じさせない。棒立ちで傾けるとアボほど粘らないけど誤差範囲。

トータル、漕ぎ出しも軽いし、とてもいい。唯一、バックシートが高くて邪魔っけだけど、これを外してのけぞりがうまくできればすごくいい艇だった。

2017年8月5日土曜日

20170805 サーフ

まだ入っているうねりをあてにして土曜に始発から動く。大潮の干潮は9時半頃。クラブハウスにつくと、ファルト乗りの後輩が昨夜から泊まって起き出していた。のんびり支度をして西に漕ぐそうだ。今日は風もないし、沖に行く分には心配はないだろう。

こっちはいつものポリ艇を支度して一人で舟を出す。網代崎には幅広くめくれあがってうねりが当たってくる。ほくほくしているとSUPに乗った先輩がやってきた。家からの途中どこもSUPやサーファーがすでに入っているそうだ。先輩はこれからクラブに行ってカヤックに乗り換えてくる。

とりあえず一人で近場に行くと、SUPが三人、サーファーが一人。みんな上手。SUP、サーファー、カヤック、それぞれ走るラインが違うから、重ならないような場所で少しずつ乗り始める。

干潮に向かってどんどん波は大きくなってきた。体がほぐれた頃、SUP乗りの先輩がカヤックで来る。またしばらくしたらがNZ先輩、最後にはなんでもやる先輩がきて総勢4人、ちょうど干潮になってバンバン乗れる。
先輩が撮ってくれた
いつもよりも沖から波がたつので助走をつけて遠くからのる。波のてっぺんから滑り降りると、速度がぐんとついて波と一緒に走り出す。波が崩れて横に向くとハイブレース。横乗りが始まるけど、崩れ波の力でカヤックがたわむのがお尻を通して伝わってくる。こんなん初めて。

また、同時に4人で一本の波に乗って、綺麗にコントロールして最後までみんなで乗り切る。超楽しい。

そのうち、ちょっと混んでるから、ポイントのすぐ横、少し離れた大波がたつ場所に一人行ってみた。ここは大波が崩れて巻きながら岩場にぶち当たるので危ない。その前に左に抜ければと思って乗ったら、欲が出てココイチのやつに突っ込んでしまった。

やばいから左に抜けて横に滑り込んだら、波が巻く瞬間にかちあってクルンとひっくり返された。その瞬間細いチューブが見えて次は水の中。波の力で腹を押されて口から空気が一泡二泡押し出される。水の力でメガネが外されそうに震えてる。こえー。落ち着いたので、ロールで上がってすぐに逃げる。やっぱりサーフィンのようには横に走れないなあ。ここまで大きいのに乗るには舟が違うと思った。素直にポイントに戻って普通の波に乗る。

行ったり来たり、行ったり来たり、何度もダッシュして、時々波に置いて行かれて、ずっとこのポイントにいた。潮位そのうちガンガン漕いでいる同期も合流して5人に増えた。

お昼を食べるのに一休憩。SUP先輩は一旦もどってSUPに乗り換えてまた合流。今度はカヤック・SUP・カヤックでサンドイッチ同時乗り。これも乗り切ってみんな笑顔。

始まったときと同じように、一人減り、二人減り、最後にはNZ先輩と二人で何本かのって舟をあげて帰った。夏のうねりを存分に楽しんで怪我もなく終わって、楽しく帰れて満点。紙一重もあったけど、次はやらない。自分の限界を広げるのも少しずつ、ちょっとずつ。







2017年8月2日水曜日

20170802 諸磯


日本の南ほど近くに台風5号が居座ってじりじり西に動いてる。週末のうねりがまだあるかもしれないと思って三浦に漕ぎに来た。5号がまだいるのにもう11号ができようとしてる。間の台風はどこに行ったんだろう。
気象庁から引用

支度をして9時くらいに舟をだす。若潮の干潮は7時で、これから潮が上がってくるところ。風はだいたい北東から10m/s前後で吹き続けている。SUPもやる先輩はすでに7時にはカヤックを出したようだ。

近場のところに行くと波がない。少し思案していたら、北の方から先輩がやってきた。干潮すぐの頃は大きくないながらも長く乗れてたけど、だんだん落ちてきたので他のポイントを見回りに行ったのだそうだ。佃なんかは危なくて乗れたものじゃないそうだ。

週末にならって、それなら諸磯まで行ってみましょうかと一緒に南に漕いで行く。諸磯は相変わらずがちゃがちゃしてる。諸磯は水面下に岩がいっぱいあるので、それを避けて深めのところを通って波で遊ぶ。ジッパーラインも盛大に波頭を吹き上げて、波に乗っているのに正面から別の波が向かってきて舟が叩かれる。楽しい。先輩がいっぱい写真を撮ってくれた。




昼過ぎまで遊んで、もう一度北の方に波の様子を見に行ったけど、すっかり落ちて静かだったから、ここまでで舟を上げた。台風5号は週末ころにはどこに行くのかな。まだまだ楽しみ。