小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年1月23日土曜日

20160123 大寒波

大寒波が来るという土曜日、三浦に。風はそんなに強くならない予報だった。カヤック初めてまだ一年目。本気の冬を体感してみようと気を張ってでかけた。

今日は一人だし、ロールの練習をメインに、海況が悪ければ湾内にとどまり、良ければ諸磯と荒崎の間をうろうろするつもり。寒いというので、ばっちり着込んで、すっぽり頭からのフードもかぶる。ミトン手袋もする。

湾から出ると、風はまあ吹いているかな、という感じ。北東寄りの風波がチャプチャプしているだけで、うねりはほぼない。これなら少し風が強くてもひどいことにはならないだろうと、荒崎まで岸べたで行く。

今日はほぼ大潮で、出たのがちょうど潮が引ききった時。黒崎の鼻、佃嵐崎、荒崎と、どこも潮が低い。これから夕方にむかってゆっくり満ちていく。岩と岩の間を漕ぎながら、荒崎で引き返す。
佃嵐崎近く
荒崎からはまた岸よりで諸磯を目指す。まだ風が少しあるといえばある。まだ追い波をきちんと真っ直ぐ漕げない。すぐに舟を左右に振られちゃう。精進したい。

諸磯でまた引き返して北に。網代崎をすぎた堤防脇に、洞窟がいくつかある岩が突き出ている。いつも気になってたけど、いい機会だと思って近くによってみる。うねりがないほぼ凪なので、心配なく近づける。

岩の突端が切り離されて、ぽっこりミルフィーユみたいな岩。その真ん中を突き抜ける洞穴があるのに初めて気がついた。近くに舟を上げて洞穴を歩いてくぐってみる。楽しい。

突端だけ取り外されたよう
この真ん中を突き抜けてる洞穴発見
歩いて通り抜ける
潮が高ければ舟で行けるのか?
その後は風もとまって凪いだ。雲間に青空も見えて気持ちが良い。調子に乗ってクロダイゴメまで往復して舟をあげた。

晴れ間も見えてよい漕ぎ日和
終わってみれば、とてもよい漕ぎ日和だった。寒波も少し遅れたのか、ずっと暖かに陽射しもあった。漕いでる合間にちょくちょくロールしたけど、フードがあるから全然冷たさを感じないし、寒くない。少しペースを上げると暑いくらい。これなら雨のスキーのほうが全然寒いし冷たい。カヤックをオールシーズン快適に楽しめる三浦はいいなと思う。

2016年1月20日水曜日

水の中からロール

パドルをロングでもって、完全にパドルを沈めたまま上がってくるロールを見つけた。面白そう。この状態から、気持ちストームロール風に舟を回して、最終的にはローブレースの状態で完了。
http://www.seakayak.ws/kayak/kayak.nsf/0/AB1A907D5833362D852571280047FA89 から引用

2016年1月16日土曜日

20160116 城ヶ島

ようやく遅い冬がきた感があるけど、それでもお日様は十分な土曜日。風も北東よいでさほど強くない予報だった。

今日は人にくっついて漕いで、折を見てひっくり戻す練習をしようと思っていた。

思いの外人が集まっていて、まとまって城ヶ島を目指すことになる。今日は本当に海が穏やかで、風もなく、城ヶ島の灯台にとりつくときも岸べたで漕げた。一人だったら劔崎までは行ってみたかもしれない。

ともあれ、のんびりと漕ぎながら、網代崎を回って、諸磯を過ぎて、三崎港の堤防に来たら、おおきな作業船が魚礁を沈めていた。大きなエンジンがゴンゴン唸りながら作業していた。これから、堤防の中をスターウォーズするときに、どのくらい波が変わるかな。
網代崎に向かって
三崎港の入り口をわたって城ヶ島にとりつき、南側も波は穏やか。うねりもほとんどない。城ヶ島の南側の小さな浜に舟をあげて、お昼ごはんにした。みると、他のカヤックグループが五艇くらいか、岸寄りを東に向かって漕いでくる。どこまで行くのだろう。こちらが手を振ったらパドルを振り返してくれた。
小さな浜がカヤックで随分賑やか 

お昼ごはんを食べて、みながゆっくりしている時、少しだけ安房崎灯台まで行ってみる。そこから劔崎を見晴らすと、まあ、漕げそうな感じではあった。今年はソロで行ってみよう。
海苔なのかな、苔みたいに生えてる
気持ちいい
帰りは諸磯で寄り道して、僕だけもう少し、黒崎までおかわりしておしまい。ペースはゆっくり漕いだのだけど、思ったよりくたびれた。海況も良く、どこまででも漕いでいけるような日だった。水も綺麗で、日が低くなってもいつまでも底が見えた。

そうそう、上半身のドライスーツを買ったおかげで、ロールしても全然寒くない。調子に乗って、何度もひっくり戻る練習をした。だんだん後半ルーズにエイヤであがったので来週は直そう。

2016年1月10日日曜日

20160110 三浦七福神

今日は先輩方と三浦七福神を回る日。ここのところずっと天気も予報どおりに良い日が多いい。

漕ぎのコース自体は、三浦海岸から出艇して南に下り、剣崎を回りこんで城ヶ島、黒崎の鼻でゴールと、三浦半島を時計回りに。その途中何度か岸に上がって七福神の寺社に参る。


白髭神社
航海安全の神をお祀りしております
七福神の中でも、白髭神社が一番ゆかりがある。航海安全の神、中筒男命をお祀りしているので、今年一年のカヤッカー皆の安全をお祈り。七福神的には中国由来の寿老人なのだけど、どう関連しているのか今ひとつ疑問。

その前に妙音寺で福禄寿(中国由来)にお参りずみ。ともあれ、いよいよ三浦海岸に移動して舟をだす。3番目は円福寺の恵比寿さま。日本の神様なのにお寺にまつられる不思議。白髭神社とは逆のよう。

海岸からでて円福寺まではすぐにつく。ウォーミングアップのようなもの。このあたりはどこも砂浜で舟をあげやすい。
三浦海岸から出発
4番目は雨崎、剱埼を回りこんでの毘沙門さま(インド由来)。公式ガイドブックでは慈雲寺なのだけど、僕らは横瀬島近くの浜に舟をつけて、白浜毘沙門天にお参り。

雨崎過ぎてから剱埼を周り、横瀬島近くに来るまでは随分波がざわついていた。たいしてうねりが入ってくるようではなかったしほぼ凪。それなのに、剱埼を回りこむ時は特に波が立ってると思った。先輩方は涼しい顔で漕いでるのに、自分はビビりながらパドルを回す。
雨崎、大浦を過ぎて剱埼灯台が見えた
ここで写真を取る余裕ができた
慈雲寺よりひなびた感のある白浜毘沙門天
知恵と武運の神様
お参りにあと少し昼休みしてからまた出発。次は城ヶ島を回りこんで5番目の見桃寺・布袋さま(中国由来)、それから6番目の海南神社・弁天さま(インド由来)。これはどちらも海外町あたりに舟をつけて同時に参詣する。

横瀬島近くから安房崎目指してまっすぐ。ときおり隠れ根でうねりが崩れそうになるのを避けながらすすむ。剱埼近くと違って嫌な三角波はないけれど、小さなうねりを絶え間なく感じた。このあたりも荒れやすそうだ。

安房崎にとりついたら城ヶ島の南側を回りこむ。ここまでくると、まあ安心感がある。ほぼ凪で良い天気はそのままだけど、波はある。ここはいつもこんな感じなのだろう。三崎港の堤防の壊れたところを抜けて、海外町そばで舟をあげた。

ここからは黒崎の鼻まで。最後の大黒さま(インド由来)の延壽寺は、浜からあがって三浦大根の畑を抜けていく。ここでお参りして三浦七福神めぐり終了。明るいうちに回り切れた。

まだ日があったので、少しサーフを探して遊びながら、伊豆半島に日が落ちるのを見て帰った。今年一年、皆が楽しく安全に漕げますように。
日も沈んだので帰る



2016年1月5日火曜日

20160105 長者ヶ崎

年もあけていつ漕ぎ出そうかと狙っていた。天気も穏やかな予報で、一人でも距離を漕げそうだと期待して三浦にきた。目標は長者ヶ崎まで一人で往復。昼過ぎに一瞬南からの風に変わるそうなので、その時には戻っておきたい。

前回、先輩にぶっちぎられたので、今回はその先輩が使ってた舟で漕いで見る。

いつもの堤防を回って湾から出ると、風も波も随分穏やか。これなら一人でどこまでも行けそうな気になる。
出発!
北東の風5m/s (剣崎での数字)
いつもはスズメ島や黒崎の鼻の近くを岸寄りに漕ぐのだけど、今日は海況が良いので、まっすぐ荒崎を目指して漕ぐことにする。レンジを決めて、それに向かって真っ直ぐに。

この程度の風だと、全然舟の向きをキープするのが楽に感じる。前回片側だけを懸命に漕いだのとえらいちがいだ。

荒崎についたら、次は立石を目指してレンジを決めて真っ直ぐに沖側を漕ぐ。荒崎から佐島まではそれでも少し波が立っていた。この程度の風でも波が立つのだから、小田和湾を渡るのは気をつけないといけないと思った。

立石が見えてくると、定置網のブイが転々と並んでいるので、陸側に回りこんでそこからは長者ヶ崎を目指して真っ直ぐに漕ぐ。さらに穏やかになる海を気持よく漕いで長者に到着。2時間弱だった。
長者ヶ崎まで2時間弱

前回よりうねりがあったので、海側では軽く波が崩れていた。突き出た間に上陸して一休み。ここから出艇して、亀城礁まで行くというカヤッカーと少し話をする。キャリアのありそうな人で、長者ヶ崎の北側に回り込んでくる波でサーフしていた。少し浅めなので僕はやめておいた。
岩と岩の間の砂州にむけて波が回りこんでくる
昔、砂州を歩いて行き来して遊んだ思い出がある
昼過ぎから南西の風に変わる予報もあったので、あまりそれが強いと荒れるかなあと弱気になったので、これ以上先にはいかずに帰ることにする。どんどん凪いでいく中を帰る。

佐島を越えて荒崎に向かって湾を渡る真ん中で完全に凪いだ。それでも時々、山の低いところを抜ける北東からの風が、水面を帯状にざわつかせている。これから風が南に変わるんだろうなという予感。
小田和湾口の真ん中でパドル離して写真取れる時もあるのだな
荒崎からは岸ベタに岩の間をすりぬけて、高く浮いている感覚を楽しみながらゆっくり帰る。それでも黒崎の鼻からスズメ島まではしゃかりきに漕いでみた。

網代崎に着いたら少し南西の風に変わっていたのを感じたけど、もう少しだけと思って諸磯の灯台まで往復して今日はおしまい。

はじめて長者まで行けたのでとても嬉しかった。