小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2018年6月30日土曜日

20180630 梅雨明けて泳ぐ


日曜に用事があるので、土曜一択。関東は梅雨明けとなり、午後からの南西のあがりが気になりながらも暑くて泳ぐのに絶好の日和。朝から三浦にでかける。大潮

クラブに向かうバスに乗りかえたらガンガン漕いでる同期がいた。うねりはすっかりおちたと聞いて、キレイな波乗りはできなそう。南にいる台風の話をしながらクラブについて支度をする。

同期はオーシャンタイガーを出して乗って見るようだ。僕はいつものポリ艇。朝方はすっきり晴れているというわけではなくて、低いところを千切れた雲が飛んでいく。網代崎あたりまで出てくると、霧がかかって黒崎の鼻が霞んでいる。その向こうの荒崎は隠れて見えない。


風浪はあるけど、乗れる感じではない。ポイントでいじましく揺られ、北の様子をみに舟を進める。見えない佃嵐崎は遠く感じる。南風なので帰りの時間を考え、荒崎まで行かずに引き返すことに。ラフな海面を二人で向かい風に漕ぎ上がって網代崎まで戻る。その頃には霧も晴れた。

同期は定刻組に合流するというのでここで別れ、ソロで釜根の浮標まで漕ぐ。引き潮が早い時間帯。三崎の堤防から200m離れたくらいの距離感で潮目のようになっていた。行きは堤防近くで力のある三角波に揺られ、帰りは堤防から離れて潮目に押されながら戻った。面白い。諸磯ではNZ好きの先輩とすれ違う。ちょっと漕ぎたいのでこのまま南に進んでどこかで引き返すという。また後でー。


小網代湾で浮かんでいると定刻組が奥から出てきたので合流してのんびり漕ぐ。とはいえ、網代崎を回るときはそれなりに風が強い。体を大きく使って、ゆっくり大手を振って歩くように。そうしてエビ島について昼休み。タイドプールはなにか美味しそうな魚の稚魚が泳いでた。


昼食後は追い風で帰り道。寄り道しながら三時過ぎに小網代湾内に入り、メンバー何人かで少し練習。定刻組をここでひとまず見送る。

梅雨開けした夏の空で、水に浸かってたほうが気持ちがいい。沈脱してわざと舟から離れ、それをまた合流させたり、舟のスターンに掴まって体を引っ張ってもらったり、泳ぎながら遊ぶ。

他の人もそれぞれ遊んでる。マスコット的な先輩がスリムな先輩は、脱した人が自力で這い上がれないとき、PFD の肩ストラップを掴んで引き上げる練習をしていた。マスコット的な先輩が引っ張るけど中々上げられない。あきらめたマスコット先輩は、「申し訳ないが、諦めてくれ」と言ってみんなを笑わせてくれる。

さんざん泳いでも体は冷えない。賑やかな夏の海がやってくるな。明日もクラブは盛況のようだ。楽しもう。














2018年6月26日火曜日

20180626 梅雨の晴れ間

青空に午後から風があがる予報の火曜、お休みをとって三浦に漕ぎにきた。大先輩のツアー組がちょっと大所帯になりそうで、一日くっついて一緒に漕ぐつもり。大潮前日の中潮

通勤ラッシュの前に電車とバスを乗り継いでクラブハウスにつく。オーシャンタイガーを乗ろうかと思ったけど、ちょっと考えていつものポリ艇にして支度をする。おとといの日曜は波があって、それが残ってないかと期待しながら浮かぶ。

干潮手前 1 時間ちょいというのに網代崎は静かな油凪。ゲストの人たちには絶好の海況になった。いつもより近い底を眺めながら、のんびりとすずめ島まで往復する。岩のまわりには美味しそうな魚がいて楽しい。名前のわからない金色っぽいやつ、スズキっぽいやつ、ウツボ、ちょっと往復しただけでいろいろ見つかる。ホウボウが見たかった。


クラブハウスに戻るとガンガン漕いでる同期が支度をしてた。久しぶりのような気がして話が弾む。サーフカヤックもやっていて、ここ二週間はほぼ毎日波乗りに出てたそうだ。シーカヤックの漕ぎ方を忘れそうというのでコリャコリャと思う。

そのうち今日の面々が揃ってがやがやと支度をして海に浮かぶ。まだ風のない静かな海をすいすい漕いで諸磯を抜け、黒鯛込でお昼に。ここは南風の上がりにも気づきやすいし、吹き出したらすぐに出ればまあ大丈夫。吹き始めは真南か南南西だから、波の上がりも抑えられる。

それでもお昼を食べていたらそれなりに風を感じだす。最近の予報は本当に精確だなあ。食べ終わったら少し早めに切り上げてまた海の上に。諸磯の岩場を抜けて荒井浜くらいまでくると波は落ち着く。風はまだ強い。グングン風に乗って網代崎を周り、横堀海岸の隣の浜で休憩のお茶の時間にした。湾内に入ってしまえば帰ったも同然。でも船を上げるまでがカヤック。

休みながら波打ち際で水遊び。湾内を一人でグルグル回る人もいる。気に入ってもらえると嬉しい。僕のカヤックのスターンデッキに馬乗りに載せて、ニケツでコイで遊んでみたり、バウを下から仰向けに掴まってもらって運んでみせたりと、水遊び兼自分の練習。

手広くやっている後輩もロングロールの練習。安定して上がるようになって喜んで動画を撮ってもらってた。こうやって体に動きを刷り込んで、波の中でもやれるようになっていくんだなあ。

強まる風の中のんびりお茶をしたら、湾の奥まで戻って船を上げた。明日からは風が強まる。

後日談、翌日水曜、剣崎で南南西19m/s 吹いてる中、夕方の波目当てででかけたガンガン同期。やるなあ。

2018年6月24日日曜日

20180624 みんなでサーフ

土日だと日曜のほうが少し波が高いか。天気も次第に良くなるし、風もたかが知れている予報で日曜に三浦に。小潮の干潮過ぎから満潮過ぎまで漕いだ。

始発からは少し遅れて動く。クラブハウスについたら誰もいない。だけど、すでに二人出艇している。一人は、二三日前に一緒に漕いだ、すごく熱心な後輩。今日は昼前に上がるのでたくさん漕ぐために随分早く起きて車で来たようだ。

もう一人はいぶりがっこが好きな先輩。前日夜から泊まり込んでる。こちらは新しいオーシャンタイガーに乗って出ていた。

自分も支度して、今日はポリ艇で浮かぶ。来る途中、坂から小網代湾内を見下ろすと、別荘が海の上に立つ支柱にざわざわと小さな波が見えた。東の風で普段なら静かな湾内にもかすかなうねりが届いているよう。もともと今日は波だろうと思っていて、その期待通りの様子にウキウキする。ヨットの脇を熱心な後輩が抜けて帰ってきた。すれ違いの挨拶で、「いい波入ってますよ」と言われて頬が緩む。

網代崎までくるとうねりが横に広く波を崩している。今がまさに干潮で、これから波がどう変わっていくか。午後からくる先輩もいるので波が落ちないかやきもきする。


俺の浜と僕らが勝手に呼んでいる入江の手前は、だいぶ沖から波が立って崩れながら岩場に押し当たっている。うねりの谷間に入りながらワクワクして近場のポイントに着く。まだ誰もいない。

力のある波が沖から立ち上がり、左右に広く一直線に入ってくる。中々崩れずにとても乗りやすい。それでも波の大きさに少し心細くなり、今日来る予定のなんでもやる先輩に波の様子を伝えにメールをする。バスの車中から「すごい焦る」と返事がくる。

そのうち一人 SUP が波乗りにやってきた。知らない人。会釈をして波の大きい場所を SUP に譲り、小さめの、でも逆に崩れやすい方で乗り始める。一度波が巻いて真っ逆さまに落とされた。

カヤックもいぶりがっこの先輩とスリムな先輩がやってきて合流。大きい波にバンバン乗る。脱も何度かありながらも楽しく乗る。そこになんでもやる先輩がさらに合流して、ポイントにカヤック四人、SUP一人。

お昼前に少し波が落ち着いたので、カヤックを上げて岸からみんなの動画をいくつか撮る。そしたらみんなも上がってきたので短い昼休み。20分とせずにまたみんなで海に戻って乗り始める。

次に来たのはおされな同期。波乗りはまだおっかなびっくりだけど、これと思った波にダッシュをかまして頑張ってる。

最後にサーフ好きな先輩がやってきて、今日のメンツ完成。ちょっと波がかったるい時間帯だったけど、間をおいて大きい波が定期的に入ってくるから波を選びながら大きいやつを狙って遊ぶ。

潮が上がるにつれて波が崩れなくなるので、長く奥まで乗りやすい。みんなでばんばんややるけど、いぶりがっこの先輩が遠くに帰るのにイチ抜け。スリムな先輩も早上がりで抜け、なんでもやる先輩が腰パンパンを休ませながらの釣りに抜け、残った三人で最後まで粘った。

満潮前後は波が崩れずにしっかり舟を押し続けてくれるから奥まで乗りやすい。練習にはもってこいの波乗りで最後まで楽しんで、ぼんやりしながら舟を上げた。サーフ好きの先輩と久しぶりに波乗りをしてビールも少し飲んで帰るのが嬉しかった。

2018年6月21日木曜日

20180621 新艇サーフ・オーシャンタイガー


低気圧が雨を降らして抜けて、なんだか波がありそうな木曜日。休めるならこの日かなと思って三浦に来た。遠出をする気はなく、完全に波目当て。夜半には波浪警報の時間帯もあったけど、朝には波浪注意報に落ち着いて風は午前中は穏やか。小潮の満潮から干潮手前まで漕いだ。

普通の平日と同じペースで動いて家のことを済ませ、出勤と同じように家を出るけど行く先は三浦。通勤の人の間で三崎までの京急に揺られていく。

クラブハウスにつくと平日休みの後輩が来ていた。シェア艇として「オーシャンタイガー」というカヤックがクラブに入ったのだけど、朝早くから来ていた後輩はすでにそれを乗って湾内を一周りしてきていた。ここからはお気に入りのカヤックの知床に乗り換える。面白そうと思って今日は僕もこの新艇・オーシャンタイガーで準備をする。

後輩と二人で浮かぶ。いつも乗っている舟とそんなに変わった感じはしないけど、膝周りが少しゆったりしてる。あとちょっと軽い感じ。楽しい。


浮ついてヨットの間を抜けていくと、網代崎は横に広く崩れている。気がはやってパドルを回す手が忙しい。近場のポイントには誰もいない。やっほーと一本乗る。きちんとヘルメットをつけて二人でバンバン乗り出す。ちょうど満潮の頃合いで、波はそんなに崩れもせず、でもうねりでしっかりと奥まで力がある。

何本か乗って気を落ち着けたので、この先荒崎まで舟をすすめる。後輩は距離を漕ぐのが好きみたい。一緒に黙々と荒崎まで一直線に漕いだ。どんどん引きにはうねりが入り込んでワサワサしてる。入れなくはないけど、百がイチくらいはありそうで入るのはやめて岸ベタで引き返す。


佃嵐崎をかすめるようにして漕いでいると、サーファーが三人いた。流石に今日の波はいかつくて、二人は沖よりの広いところで乗っている。でも、残りの一人はいつも波が立つ狭いところにいて大きな巻き波と格闘してた。シーカヤックじゃあのサイズは舟折られるんじゃないかな。


黒崎の鼻をかすめて諸磯まできたらちょうど正午を打ったので灯台横の入江に舟を上げて立ったままエネルギー補給。座りもせず、コンロも使わず、ご飯はエナジーゼリーやコンビニカステラを食べるだけで、食事ではなく補給。それでまたすぐに舟をだす。このリズム感はこの後輩くらいじゃないだろうか。

午後風が上がる前に諸磯からカマネの浮標まで行こうとまた舟を出す。諸磯の岩場から三崎の堤防までうねりが長い周期でなだらかで綺麗なカーブを見せてくれる。堤防を回り込んでワサワサした波を楽しみながら緑の浮標にタッチしてまた近場のポイントまで引き返した。


その後は風が上がるまで少しの間波遊び。ちょっとしたトラブルもあったけど、二人で楽しんで剣崎で10m/s くらい吹き出したので湾内に戻って舟を上げた。

新しい艇でサーフしたけどいつもと同じように楽しくやれた。ポリ艇より舟が軽いからダッシュもしやすい。クラブでも人気がでるんじゃないかな。

2018年6月17日日曜日

20180617 多摩川丸子橋

昼間に時間があったので、久しぶりに多摩川で漕ぐことにする。丸子橋から舟を出し、東横線をくぐって堤まで少し漕ぎ上がると、中洲の向こう側に回り込んで神奈川側の岸沿いに下っていく。

新幹線の高架下は上流も下流もそれなりに深さがあるけど、ちょっと気を抜くとパドルが蹴られる。この感じは久しぶり。水の匂いも海とは全然違う。それでもここは感潮域。潮の満ち引きで水位が変わる。海と繋がってる。

漕いだのは干潮の時間なのでとても水位が低い。東京高校のあたりからは浅すぎてそれより下れず。東京側は釣り人が、神奈川側は瀬になっていてハルをこすりそう。まだ新艇だからここまで。東京側の深さのあるところを見ると、水底に背の低いアマモのような草が生えている。こんな上流にアマモがあるのかな。

それで、新幹線と東横線の間をなんどかぐるぐる回って気が済んだから舟を上げて帰った。

丸子橋から始めたカヤック、また戻ってきた。海に慣れた目で見ると川の幅はとても狭い。以前は気にせず漕いでいた釣り人も、海で慣れた視点から見ると近すぎに感じて漕げる幅がとても狭まった。自分の視野が広まったのだと思おう。

2018年6月16日土曜日

20180616 梅雨色サーフ

台風が去りつつある土曜日。三浦にいくことにした。中潮。午前中は北風と雨が残るが午後には雨は止む。とは言え、北風で気温は低い。ドライとロングジョンを引っ張り出す。

昼前につけばいいくらいで電車に乗りバスに乗り換える。バスはマリンパークに行くお客でいつもより賑やか。曇り空の濡れた地面には猫はいなかった。

支度していると大先輩がやってきた。明日にかけてのキャンプツアーがあって、正午集合に向けての前準備。一グループでの貸し切りで、明日は風も波も穏やかそうだから、今日の午後踏ん張れば楽しめそうだ。ガッツのあるグループなので大丈夫だろうと話す。みなさんが来た頃一旦合流しに戻りますといって舟を出す。

潮がとっても低い。岸がヨットギリギリまで張り出して、浅い所のガンガゼは針が水面に出そうだ。曇り空を映した水面は灰色で、下の様子がわかりにくい。ヨットを抜けるまでにポリ艇の底をすでに何度かこする。

うねりはあるようで、かすかに回り込んで網代崎にぶつかってる。網代崎は隠れ根が水面にあらわれて諸磯みたいだ。期待を込めて近場のポイントまで行くと、うねりの入り方は大きくないながらも、潮の低さで波は立つ。すぐに崩れるので長くは乗れないが、楽しくバンバン乗れる。クラブハウスに戻るのはやめて、二時間ほど楽しむ。

干潮を過ぎて波が少しのんびりしてきたので、一度引き上げようと堤防までいったらキャンプ組がちょうど出ていた。横瀬島の方まで行くというので途中まで一緒に漕ぐことにする。

諸磯も潮が低い。入江から黒鯛込に抜けるいつもの岩の間もいつもより狭まって、崖の間をぎりぎり抜けるよう。その先は浅くて結局沖に回り込んだ。三崎の堤防までは北からの風浪は抑えられて、はっきりとしたうねりの上がり下がりだけ。長津呂崎からはいつもの感じで舟が揺すられる。それでも、グループの人たちはしっかりまとまって漕いで行く。

安房崎で僕は折り返し、またポイントまで戻る。北風も弱まり、灰色の水面はぺったり。うねりの長い上がり下がりだけの横一線のきれいな波が長く置くまで崩れずに届いている。四時くらい。やったね。またバンバン乗る。昼より長く乗れる。何本もやれた。

曇り空の下また二時間くらい遊んで、ちょっと波も落ち着いて来たので帰る。これなら横瀬島も波が入ってたんじゃないかな。ホクホクして舟を上げて帰る。

2018年6月9日土曜日

20180609 三崎の猫

一日風が落ち着いて絶好の日和の予報。とは言え前線がすぐ南に長く伸びていて、その上がり下がり次第では風が強まらないとも言えない。安全に近場で距離を出すことにして三浦に漕ぎに行く。自分の舟はやめた。若潮。干潮から満潮過ぎまで漕いだ。

朝四時にはもう空が明らんで、早起きするのも辛くない。電車からみる金田湾は静か。降りた三崎のホームは雨上がりの夏の匂い。ワクワクしながらバスを乗り継いで降りて狭い急な坂道を下っていくと、カサカサ、ガザゴソ、アカテガニが道から隠れようと左右で音がする。カニを追ってか、黒い子猫が草むらにあちこち首を突っ込みながら僕の前を降りていった。

そういえば、三崎口駅の野良猫が改札をでた広場の日当たりで腹を地面につけ、暖をとるように寝そべっている。ここ二週間ほど同じ姿を見た。結構前からいる白と鯖色の斑の野良猫だけど、もう長くは無いのかもしれない。内田百閒の「ノラや」を最近人に紹介したつながりでなんとなく気にかかる。


クラブハウスについて支度をしているとNZ好きの先輩が少ししてやってきた。まずは北の荒崎目指して先に出ますと話し漕ぎ出す。台風五号が沖縄あたりに来ているし、太平洋沿岸に前線もあるしでうねりがあるかと期待してたけど、網代崎はびくともせず静か。あれれと思って北に舟を向けると、三戸浜の沖あたりでうねりっ気を感じだす。


佃嵐崎をタッチして荒崎のドンドン引きまで来ると、舟を押すようなうねりが干潮で細い通路の奥まで届いている。やっぱり三浦海岸から自分の舟でくるのは止めておいて良かった。


予定どおり荒崎で折り返して黒崎をかすめ、網代崎あたりまで戻るとNZ先輩とおされな同期が出てきていて合流。三人で安房崎を目指して漕ぎ出す。

諸磯の岩場を南に抜けるとうねりっ気が一段強まり、三崎の堤防を回ると力のあるうねりの三角波が舟を揺する。ちょっとイモを引いて釜根のブイで引き返しましょうということにする。ついでに、馬乗り・Tレスキューをブイの脇で波に揺られながらやった。ちょうどいい。


後ろを振り向いてさあ行こうかという感じになったら諸磯の方からカヤッカーが三人くる。あれあれと思ったらなんでもやる先輩、いぶりがっこが好きな先輩、お酒でやらかす後輩だった。引き返すのを引き返し、結局六人で赤羽根海岸近くまで漕いで行く。

長津呂崎の中を抜け、馬の背洞門を越え、赤羽根海岸手前までは隠れ根の崩れ波と三角波。馬の背を通る時には向かいから SUP が二人漕いできていた。一人は膝をついてたけど、もう一人はちゃんと立って漕いでた。風がないとはいえよくやるもんだ。

赤羽根海岸沖で小休止。みんなで集まって話をし、午後の風上がりが悪く振れると帰るのがちょっと面倒くさいことになるということで、三崎の堤防は回ってお昼にしましょうとここで六人で引き返す。

堤防を回って穏やかになった海を抜けて黒鯛込。大先輩の定刻組が総勢六人、昼ごはんに上がってた。そこに合流して皆で昼ごはん。


休憩中も空は晴れ、風もさほど上がらず良い日和。ここでまた何人か、荒崎まで行くということになって大先輩と分かれてまっすぐ荒崎を目指す。風は南西で、ちょっと岸寄りに風に押されて膨らみながらドンドン引きに入り、僕にとっては二週目の折り返しをして網代崎近くに戻り、また定刻組と合流して全員で湾内に戻って舟をあげた。風はさほど強まらず、岸によればまったりとした海をのんびり漕げた午後だった。







2018年6月2日土曜日

20180602 潮目

この週末は久しぶりに最高の天気。穏やかな海にたっぷりの日差し。それでも真夏のうだるような暑さはなく、海の上の風は涼しい。土曜に決めて三浦に行く。中潮

少し距離を出せるようにと始発から動いて三崎についたら、おされな同期が一緒のバスになった。話をして、一緒に雨崎を目指すことにする。

クラブハウスについて支度をしていると、バラバラと人が集まってくる。総勢五人がもう集まっている。そのうち海であえればねー。

同期と二人で舟を浮かべ、網代崎を確認すると穏やか。かすかなうねりは網代崎にはとどいてない。午前中に赤羽根海岸くらいまで戻れれば、風も波も問題ないだろうと確認して南を目指す。


時々ぽつりと話しもするけれど、だいたいは黙々と漕いで先週の江ノ島の余韻を味わう。安房の国が見えるから安房崎。その灯台について先を見る。今日は空気が澄んでいて房総、大島、伊豆がよく見える。囲まれた相模湾。城ヶ島南岸にはそれなりにうねりっけがいつもの隠れ根に反応して盛り上がりをみせるけど、それも眠たそうな穏やかな動き。問題なしで、まっすぐに横瀬島を目指す。

横瀬島では一本長く乗れるがその後が続かない。進むか遊ぶか同期と話して進むことに決める。また黙々と漕ぎながら剣崎を回って雨崎で小休憩の後折り返す。

帰り道は岸よりで細かく遊ぼうと言うことで、剣崎灯台の下の水路に入って出てきたら、目の前にNZ好きの先輩が浮かんでた。これで三人になって途中盗人狩に入ったりしながら城ヶ島に戻り、大先輩の定刻組に合流。水っ垂れ。昼の休憩。


今日のゲストさんはここ3年くらいポツポツとくる常連さん。僕がクラブの入会を決めた時に一緒に参加してて、漕いだ後ホタルを見るために夜まで一緒にクラブハウスで わいわいしていた。その話などをしてのんびりと休む。

干潮を過ぎたあたりで舟を出して総勢六人。南に変わった風とうねりで安房崎の隠れ根はワサワサしてる。それをすり抜けて馬の背洞門の沖までくると、100mくらいさらに沖の海面が横にすーっと騒がしい。大先輩が潮の流れでそうなっていると言って、みんなで入ってみた。

普段三浦で漕いでいて潮の流れを感じたことは無かった。いつも岸寄りを漕いでいるからこういう潮目には全然気づかなかったし、沖は風が吹いてるのかなくらいで気に留めてなかった。また一つ三浦発見。

風は東から西だけど、潮は西から東。反対なせいもあって掘れた波が風に沿って僕らには追い波。これで長くサーフィンしながら長津呂崎までを揺られて遊んだ。これは楽しい。次のチャンスは6/16かな。


長津呂崎を回ると追い波サーフィンはできないながらも、ざわついた海面が三崎の堤防が切れるまでは続く。それでも西成分がない南風は堤防まで。諸磯を見晴らす場所までくると海面は静まり、残りはのんびりと漕いで湾内まで戻った。

舟を揚げたらクラブハウスでのんびりとして暗くなるのを待つ。ホタルは日没から1時間ほどが一番光る。それをみんなで見てちょっと食事をして帰った。

カヤックを初めて、この6月で四年生。三浦もまだまだ知らない海。入会届を書いた時に一緒にいた人とまた一緒に騒げてとても良い時間だった。この一年また楽しくこぎたい。