小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2021年12月26日日曜日

20211226 禊サーフ

一年の集大成は、みんなで波遊びをして締めくくります。大先輩の車に集合し、馴染みのポイントに出発。現地集合組もいて、総勢7人でうねりのある海に漕ぎ出す。

ポイントまでは10分ほど漕ぐ。どこから来ているのか、三浦よりも大きなうねりに期待を膨らませながら、波遊びの場所までやってきた。SUPもサーファーも今日はいない。ここ一番の寒気で、日本海側は大雪になっているようだけど、太平洋側は気温の割には日が差せばあたたかだ。

波はとんでもなくいい。というか、選ばないと舟を壊しそう。大先輩もみんなに波を選ぶよう声をかけてから遊び出す。

初っ端は甲斐性のある先輩。それから何でもやる先輩、スリムな先輩と、順調に禊をすます。波に向かっていくときに後ろにひっくり返される。何度もロールをかます。上がったところに次の波が来ることもある。熱心な後輩はそんな中、三連続くらいロールをつなげて、たっぷりと水を浴びていた。大先輩もさすがにロールをかます。普段はロールの必要がない大先輩をひっくり返すこの波はさすがだ。


沖からココイチの波に長く乗り、岸に近づいて崩れ波を浴びながらブレースで耐え切ったらとても楽しい。耐えきれなくて泳いじゃうこともある。そうしたら、岸が近いから舟を流して追っかける。これはとても疲れる。浜に上がってずぶ濡れの体をおひさまに当てながら、呼吸を整えてまた波に漕ぎ出ていく。

陸に上がる方が寒いので、できるだけ海にいて昼飯もそこそこに波で遊ぶ。そうして日も陰ったころに、十分遊んだということにしてお開きにした。色づき始めた日差しの中、岬を一つ越えに水平線に向かってみんなで漕いでいく。そうして砂浜にみんなで無事に帰り着いた。

年末、透き通った日の光と潮をあびて、心も体もさっぱりと洗い流せた。これで気持ち良く新年を迎えられる。これからはまた日が伸びてくる。来年はどこ漕ごう。



2021年12月19日日曜日

エクストリーム昼寝 ///つとめる。よろしく。うどんや

カヤックを漕いでいての昼休み、晴れた日には昼寝に限る。クラブのみんなもたっぷりの日差しの中、浜に転がってヘソを青天井に向けていびきをたてる。

僕も大好きなのだけど、貧乏性なのか、ついカヤックを漕ぎたくてうずうずしちゃう。ぱっと昼を食べてすぐにまた海に戻りたい気もする。それに、日差しがあるとはいっても濡れたジャケットを風がなでると体が冷えていくのがわかる。

そんなモヤモヤの中、晴れてるのに風が強くて海に出られない日があり、ふと気がついた。こういう日にこそ昼寝をしに行こう。

つづらおりのウレタンマットと薄手の寝袋をリュックに入れて、なじみの公園に出かける。高校生の夏休み、時間を持て余して自転車で来ては、寝そべって本を読んでいたお気に入りの場所。


その場所にやってきて、マットを広げ、薄手の寝袋に入って日差しを受けると、体の芯まで熱が通ってくる。本も持ってきているけど、お日様の熱を味わいながら目を閉じてじっとしているだけで楽しい。目をあけたら雲ひとつない青空。綺麗な青と緑を楽しむ。



ここはいい。今までの趣味で、自転車を漕いだり、スキーをしたり、カヤックを漕いだり、狭いながらも動き回った中で、お気に入りの場所がいくつかある。川のそば、尾根の見晴らし、林間コースの雪の上。いままで見つけたそういう場所を巡って昼寝をしたい。

何かの趣味の途中で立ち寄るのではなくて、その場所にいって太陽の暖かさと周りの音、景色を味わいながらウトウトしたい。

昼寝のためだけにそこに行きたい。

そういう気持ちがむくむくと出てきた。これを勝手にエクストリーム昼寝と名付けて、海に出れない晴れた日はあちこち出掛けてみよう。どのくらいつづくかわからないけど、もし続いたら、年を食ってカヤックが漕げなくなった日でもいい趣味になるだろう。

日差しが恋しい時期がベストだからこれからがハイシーズン。次はどこにいこう。



2021年12月18日土曜日

20211218 予行演習

例によって朝のうちは風が強いけど、昼過ぎから落ちる予報。こういうパターンが本当に多いい週末。なにかいいうねりがあるような気がしてのんびりとでかけた。

次の日は芦ノ湖への遠足があるから、そちらに出る人は来ないだろうなと思ってたけど、はたしてスリムな先輩だけだった。

ちょっと先に出ていつものポイントで遊びながら先輩をまつ。今日は他に誰もいないポイントにまったりとした波が入ってきてる。先輩も追いついてきて、一緒にしばらくのんびりとした波を楽しんだ。

少し波が落ちてきたら、ポイント巡りに出かけよう。二人で漕ぎ出して、岩場のポイントまでやってきたら、ここはさすがにサーファーが4人ほど入ってた。思ったよりもうねりっけもあり、カヤックでは入れない波だった。

お目当てはその先のおめでたいポイント。ちょっと潮が上がりすぎたか、長くは乗れなかったけど、大きい波の立ち上がりで下に突っ込む感覚は練習できた。

たっぷり体が濡れたので、一休みしにまた漕ぎ戻る。途中、長浜で乗れるか寄り道しながらまたいつもの浜に戻ってきて、そこそこの昼休みでまた諸磯をまで漕いだ。

潮が上がりきった時間帯、乗れるかと思いきや、うねりが大きすぎて波が多方向から入り、せっかく乗ってもすぐに向かいの波で発射台状態。きれいには乗れず、ただ三角波に揉まれるバランスボールを楽しむ。

ここでもたっぷり体が濡れたので、日のあるうちに帰りましょうと漕いで舟を上げた。

クラブハウスには、四国の方に遠征に行っていた大先輩が帰ってきていて、今度は明日の芦ノ湖遠足の支度をしている。それを手伝いながら四国の話を聞く。

スリムな先輩は、素手じゃさすがにつらいと思案していた。次の週末は房総の禊サーフ、まだまだ寒くなるシーズンでもあるし、ミトンの手袋をおすすめしておいた。

2021年12月11日土曜日

20211211 この日に漕がなかったら

 

風なし、天気よし。この日に漕がなかったら一日うだうだ後悔すると思う。大先輩は知り合いと西の方に遠足に行っている。

そそくさとでかけて支度する。久しぶりに北に足を延ばそうかなと入江に舟を浮かべたら、名前を呼ばれた。どこだろうと見回すけど見つからず、こっちでーすとまた声がしてやっとわかった。

いぶりがっこ先輩と海慣れした後輩が一緒に歩いてた。南に行くと言う。昼頃に合流するかもー、と伝えて漕ぎはじめる。

海は朝から賑やかだ。手こぎの釣りボート、釣りのカヤック、遊漁船、モーターを外付けしたサップまでいる。座ってダブルブレードで漕いでる。

波はないし風はないし、そりゃみんな来るよねー。

調子に乗ってビュンビュン飛ばす。小田和湾を越えて立石に舳先を向けたとき、潮に乗ってる分GPSの速度が増し増しになってる。あまり行くと、潮を上り返すのが面倒だなあと思い始め、小田和湾の入り口でさっさと折り返した。

三戸浜の沖ではサーフ好きの先輩と久しぶりにすれ違い、プカプカ浮きながら世間話をした。最近は朝だけが多くて、今日は珍しく城ヶ島まで行ってきたそうだ。今日はいい日だもんね。

また南に向かう。結構話してたから、いぶりがっこ先輩達にはかなり先行されてるかな。諸磯を抜けて、釜根のあたりで、前方長津呂にカヤックが見えた。

追いつくと、レジェンド先輩とスリムな先輩。少しうねりのある中でマイクロプラスチックゴミを減らそうと、あちこち見つけては拾いながらのんびり漕いでる。

更に前には、オサレな後輩、海慣れした後輩、いぶりがっこ先輩の三人が馬の背手前に見えた。

示し合わせた訳ではないけど、総勢6人。集まって城ヶ島の赤羽根海岸に舟を上げた。ちょうど正午のチャイムを聞く。ここでのんびりと昼飯を楽しんだ。

写真はスリムな先輩から拝借

膨らんだ腹でまたみんな海の上に。のんびり帰ろうと思ったけど、諸磯でちょっと波に遊んでもらい、予期せず何度も水浴びする。日が短くなり、そろそろ日陰だと少し寒い。さっさと漕いで入江に滑り込み、明るいうちに舟を上げた。

さらにもうひとり、カッチリした後輩が出ていて、赤羽根目指すと出艇簿に合ったのだけど、帰り道どこにもいなかった。あれれと思って片付けてるうちに帰ってきて、話を聞くと馬の背まで行って、そこまでが赤羽根と勘違いしてて引き返した由。その穴の間岩をくるりと回り込めば僕らが見えたのに、惜しかった。これで場所をもう忘れないと言っていた。

2021年12月5日日曜日

20211205 風が落ちたら

なんにしろ土日の天気の巡り合わせが悪い。それでも、昼前から風が落ちてくれるのかな、という日曜にのんびりと起き出して漕ぎにくる。

仕度をして浮かぶと、まあ、それなりに風が吹いているかな。どうやらイケメン後輩が朝から先に出ているみたいだ。あんまり無理はしないとは思うけど、どこかで会うかなと北に追いかける。

昨日までの風で波が入っているかなと、今日はヘルメットを背負って出てきた。手に触れる水はぬるいけど、北風に吹かれるとすぐに冷えてくる。そろそろミトンの出番だなあ。ホイホイと漕いで黒崎の鼻が見えてきたら、舟をあげて芝生のパッチに腹這いに寝っ転がっている人が見える。

後輩は腰を伸ばすとか言って、漕いだ後によく腹這いになっている。彼に違いないと思って浜まで寄って行ったら、寝たまま顔をあげて会釈してくれたのだけど、全然違う人だった。ありゃりゃと思いながらこちらも会釈を返して浜から離れた。後輩はまだ先かな。

岩場のポイントまでやってきた。カヤックには良さそうな波が大きく入ってくる。さすがに何本かに一回はパスしないと、という絶好の調子。しっかり兜の緒を締めて。しばらく遊んでいたら、後輩が北からくだってきた。

後輩に寄って話を交わす。北風に荒崎の向こうまではみたけれど、さすがに海況がそこまでということで、佃と荒崎のあいだの浜に引き返してのんびりとしていた由。そこは、北風をブロックしてくれて、後ろの崖も白いせいか太陽も燦々と暖かい。これからの時期のお昼にはとてもちょうど良い浜。

朝よりだいぶ風が落ちてきたし、小田和湾を越えますか?という話もでたけど、今日は遠出する雰囲気じゃないかなと、もうしばらく波遊びを堪能する伝えて別れた。後輩はぷらぷらと南に漕いで行った。

こっちもしばらく遊んだら帰り道。ちょっと寄り道して、和田浜の端っこの川を遡ってみた。いけるだけいったら帰ってくる。黒崎の鼻の先にテントを張っている人がいる。それをぼんやり見上げながら黒崎を回ったら、岩場に舟をガリっとやってしまった。いけないいけない。

黒崎の鼻には、ウォーキングツアーなのか30人くらいの人の列が流れ込んでもいた。もうすぐ夕焼けの時間が近いけど、昼過ぎから出てきた雲で今日はイマイチかなあ。

俺の浜の沖くらいで南からまた上がってきた後輩と行き合う。夕焼けまで粘るあれでもないし、ゆっくりした感じで一緒に湾内に戻って舟を上げた。