小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2016年10月22日土曜日

20161022 はじめて亀城礁

陽射しがなくて寒そうだけど、風はまだましな予報の土曜日。木曜のうねりがまだ残ってればサーフを楽しみつつ、合わせて距離も出さればいいなと思っていた。

朝、最寄り駅のバス停で先輩と会う。歩いて世間話をしながらクラブハウスについて支度をし、一緒に舟を出す。思ったよりも北寄りの風が強く、少し風浪がある。合わせて、うねりもしっかりあって網代崎がさかんに波をかぶっている。二日前の木曜と同じくらいか、もっとある。ソロで長者に行こうと思っていたのはやめて、近場でのサーフに気持ちを切り替えた。
うねりで飛沫を上げる網代崎
先輩は釣りに沖を漕ぐというので、堤防で分かれて僕はサーフポイントに行き、ヘルメットをかぶるとSUPのサーファーと一緒に波乗りをする。ばんばん波が入って波頭が崩れては、白い泡をしょわしょわ残して岩壁にぶち当たる。ちゃんと途中下車できる波を選んで乗る。

それでも、少しずつ少しずつと大きい波に乗り初めて、とうとう波の根本で横に走ってしまった。それも、崩れる波に向かって走ってしまった。波側にブレースを入れようとしたのが遅く、崩れた波に巻かれて一気に舟が下側に沈する。水の勢いでパドルが引かれ、バンザイしそうになる。手と腹に力を込めてロールのセットに行こうと水の中をゆっくり動く。そうしたら、巻いている波頭に押されて舟がまた起き上がり、そのまま左手でハイブレースのブローチングになった。あらあらと思いながら、横乗りをして波が弱くなったら復活。楽しい。

ひー、危なかったと沖の穏やかなところに水を抜きに行ったら、先輩が見えたので近寄ると、これから長者の方に漕ぐというので、ひっくり返されてケチもついたことだし、一緒に漕がせてもらうことにした。

荒崎の少し沖側を目指して真っ直ぐに漕ぐ。長浜や黒崎からは離れて沖合を漕ぐことになる。北東の風が剱埼で10m/sほど吹いていた時間帯だったけど、あまり沖に出される感じはなく漕いだ。荒崎が近づくにつれて風浪は収まり、なめらかなうねりの天辺が岸にむかってモワワーと進んで行くのを楽しく見ながら荒崎についた。

荒崎から先は三角波があいかわらずフヨンフヨンしているけれど、あまり力は感じずデッキにかぶるほどでもない。とはいえ、バウはパシャパシャ音を立てるし、一度は横っ腹を波で洗われたこともあった、そんな海況。

荒崎からは真っ直ぐ長者を目指し、定置網を沖側にかわしてこいでいく。風浪はどんどん弱まり、ウネリの様子がはっきりしてくる。そうして、特に喋ることもなく黙々と漕いでいるのが楽しい。

ところが、久留和海岸の沖あたりで、先輩のラダーが取れた。ワイヤーとかは繋がっているけど、ラダーを固定し、また軸にもなっているピンが抜け落ちたみたいだ。長者は目の前だけど、ケチがついたということで、すぐの久留和海岸に上陸することにする。ここならウネリの中でも浜は静か。
久留和のテトラの北側に長者が見える
うねりがさんぶり崩れている
久留和海岸でラダーをうまくデッキに固定し、ラダーは使えないまでも、フットペダルはまあまあ踏めるようにした。それでお昼ごはんを食べて、引き返すことにした。

久留和から真っ直ぐ沖にでて南を向くと、どうやら先輩は亀城礁に向かっているようだ。これは初めての所に連れてってもらえるかもしれないと喜びながら黙々と漕ぐ。

小田和湾の沖に近づくにつれ、また三角波がパチャパチャしだす。これが亀城礁に着くとピークになって、でも南側に回ると途端に弱くなり始めた。
ウネリが立ち上がって灯台の根元を隠す
亀城礁の周りはまた良い練習になると思った。あまり風が無いときにソロで来てみよう。ここからの帰りは網代崎を目指して一直線。一瞬、沖アジロを目指してるかと思ったけど、そうではなかった。

近くのサーフポイントで先輩には礼を行って分かれ、自分はまたサーフ。SUPのサーファーが三人に増えてた。混じって乗り出すと、また朝と同じパターンでひっくり返される。今度は波頭が舟を残していったので、普通にロングで上がる。気持よく何本ものれ、いつもの長いカヤックでも左右にエッジを切り返して遊べたので満足して湾に戻って舟を上げた。

亀城礁と沈からのブローチング復活と、初めてを二つもやれて楽しかった。日がないと寒い時期になってきたけど水はまだまだ暖かだ。来週が楽しみ。





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