小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2023年4月9日日曜日

20230409 夏はまだまだ

 今年も桜を見そこねたなあと思いながら三浦に。湾を見下ろすと、北からの風がひんやりと顔にあたる。

久しぶりだと海の気温を見誤る。まだまだ水の上を吹いてくる風は冷たかった。

支度をして一人浮かぶ。堤防から出てスズメ島を周り、そこから諸磯まで追い風に足を伸ばす。そろそろ筋トレ後輩がでてくる頃合いと戻ろうとすると、前漕ぎの後輩と房総同期が漕いできた。後輩は最近舟を変えて、ポケモンカラーになりましたと声をかわす。来ているドライジャケットは黄色い。

進む二人と分かれて北風を漕ぎ上がると、何でもやる先輩とすれ違い、挨拶をする。今日はにぎやかになりそうだ。

堤防の内側で後輩と合流し、先に行った三人の後を追うでもなく、久しぶりの漕ぎとドンブラの波を味わいながら漕いでいく。

諸磯から先、三崎の堤防との間で先輩とすれ違う。馬の背を越えた瞬間、赤羽根に着いたことにして折り返したそうだ。これであがるとのこと。もっと一緒に漕ぎたいけど残念。

その先、長津呂の岩場を抜けるところで沖にポケモンカラーが見えた。僕らは先に進む。ここからは向かい風になる。筋トレ後輩のペースが上がる。漕ぎたいオーラが目に見えるので、安房崎でとまらず横瀬島まで行くことにする。ドンブラした風浪と南からのうねりで漕ぎごたえのある海況。薄い舟はバウを何回も潜らせながら進んでいくから腹が濡れるなあ。

横瀬島で折り返し。実は今日はクラブメンバーが集まって漕ぐ日。なので大先輩の定刻組は大人数だろう。うねりがあるし、潮が引いてるし、南方面に来るのは分かっていても、洞窟の浜にあがるかはちょっと怪しい。昼ごはんの場所が決まったら連絡をくれるよう、素直に大先輩にメールしておく。それで安房崎を目指して漕いでいたら、水っ垂れのスロープにあがったと途中で連絡がきた。右寄りに進路をかえて小さな入江を目指す。

たくさんのカヤックが上がっていてすごく目立つ。上陸してみんなに挨拶し、大先輩のお昼ご飯をご馳走になる。風表で抜けていて、日差しがあるのに寒い。コンクリートの地面にべったりと寝転んで、地面の熱をもらいながら、みんなの近況を聞いて回る。蓄熱体質の大先輩も今日は寒そうだ。ほんとにこの時期の暑い寒いは難しい。


のんびりとした昼の時間が終わり、カヤックの中に戻ると途端に暖かい。次はコーヒーの時間に向けて俺の浜に漕いで戻る。ポケモンカラーの舟はばっちりと着こんでいるらしく、ちょっと漕いで暑くなるとすぐロールし、道中コロコロと回っていた。さすがポケモンボール。聞くと、転がる衝動が抑えられないらしい。

そうして俺の浜でのんびりしていると、しばらくぶりのカヤックの体をほぐすいい体操があるというので、急遽先生にしたてあげたメンバーの前にみんなで並び、背中から腰、ふとももの裏までを伸ばす運動をならう。

なかなかバランスが難しかったり、腹がつっかえて「ぐぇ」と空気が漏れたり、十人からのおっさんが浜で体を揺らす。次はチベット体操の先生をしたてあげ、両手を広げてくるくる三回回っていたら、あとから追いついてきた後輩がカヤックで浮かんだままこちらを不思議そうにみている。結局浜にはあがらず、そのまま引き返して帰っていった。

もう日も下がってきたし、コーヒータイムも終わりにしてみんなで入江に戻り、ひさしぶりのパドルセッションはおしまいになった。








0 件のコメント:

コメントを投稿