小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2023年6月17日土曜日

20230617 シン昼寝

 午後からの風のあがりがちょっと心配だけど、ようやく漕ぎ日和になった土曜日、朝から漕ごうということでクラブハウスにやってきた。  

後輩も早くから来ていて、朝ごはんを食べながら支度をしている。短パンを忘れてきたので、上下ともドライを着ている。どうかなー、暑いかなー。

支度の時、トーイングロープの袋が破けてきたのに気がついた。ぼろんとロープが出てきちゃうと困ったことになるけど、あと一回くらいは持つだろうときめつけていつもどおり PFD につけて舟をだす。

ヨットを抜けて遠くに網代崎を見ると潮が低いところにうねりが入って波が盛大に崩れている。隠れ根は気をつけないといけないな、長津呂崎から安房崎までは気を引き締めようと今日のポイントを思い巡らせながら網代崎まできたら、北からオルカヤックがソロで漕いできた。僕も最初買ったけど、これで海に出るのは諦めた。よくソロで出るなあとつい後輩に漏らした。

網代崎を回って諸磯を睨みながら漕ぎすすむ。荒井浜沖の岩場は隠れ根があらかた顔を出して広範囲に崩れている。途中ちょっと気になって後ろを振り返ったら、オルカヤックのハルが見えた。

「沈しとるやないかーい」と後輩に声をかけて手伝いに舟を向ける。近づきながら見ていると、手慣れた感じで馬乗りに成功してコックピットにお尻をいれた。デッキも落ち込まなかったようで上手に馬乗りするなぁと思いながら、それなら先に進もうと舳先を諸磯に戻したら、足を入れるところでまた沈した。それでまた舳先を回し近づいた。

「手伝いましょうかー」と声をかけながら舟を掴むと、「大丈夫でーす」と応じるけど無視する。うねりでときおり大きく舟が上下するけど、崩れてくるような場所ではないのでそこは安心。

どのくらい水が入っているかコックピットを覗いてみる。浮力体は前後に入れてるようだけど、バルクヘッドがないのでコックピット内の水位が低くても、FRP 艇よりバランスを崩しやすい気がする。これはファルトも一緒だろう。自分も練習しておこう。

無事に再乗艇できて、ポンプで水を抜き始めた。その間も僕は舟を抑えている。「もう大丈夫です」と言われるけどやんわりと無視する。船が岸に寄せられてくるので、近づいてきた後輩に牽いて沖に出てもらおうとロープを出そうとした。ロープを入れているバッグは口を紐で引いて縛ってあるのだけど、それが濡れてなかなか解けない。面倒くさくなって、自分の PFD のカウテールを直接後輩にかけて牽いてもらった。ロープ全体の扱いを考え直そうと改めて思った。

うねりが立つ場所からは沖に離れて落ち着いた頃には水もだいぶ抜けている。これで大丈夫だろうと舟を離して僕らは先に進むことにした。オルカヤックは荒井浜に上がるのだろう、隠れ根の間を抜けてそちらに漕いで行った。


ここから先は落ち着いた海況のをひたすら漕いで、長津呂崎、安房崎、横瀬島までやってきた。安房崎を過ぎたすぐのところで潮目があって、こちら側の青い海面と、向こう側の茶色い海面がくっきりと分かれてザワザワしていた。大潮の引き潮の一番早い時間だったので、盛大に東京湾からの水が安房崎まで届いてきたのかな。

後輩は横瀬島までぐいぐい漕いできたけど、無風で上下ドライだったのか、ここでオーバーヒート気味になった。ちょっと休んでいきましょうというので、毘沙門の浜にあがってクールダウン。浅い磯に体を浮かべてすこし昼寝する。

二、三十分横になっていたら気分が上がってきたようだ。少し向かい風も感じる中、安房崎まであっという間に着いた。風を感じる時、筋トレ後輩は一番元気だ。ここで向いからイケメン後輩が来るのが見えた。そのさらに先は大先輩のツアー組が見える。ペースを落として漕ぎながら皆に合流した。まだ午前中だけど、午後の風の上がりがやはり心配だ。お昼は近場まで戻ってからということで、諸磯マリーナ手前の浜まで一気に漕ぎ戻り、そこでお昼に舟をあげた。浜の色も白くて明るい太陽の下で気分がいい。お昼を済ませたら浜の前で水にたくさん浸かる。

だいぶ風が上がってきた。もう一漕ぎということで、油壺にちょっと寄ってから俺の浜まで追い風で下り、また水につかったりコーヒーを飲んだりしてゆっくりした。明るい中漕いで入江に戻ってきたけど、気づいたらもう5時になっていた。夏の日差しほどはキツくなく、風が吹けばさらりと涼しい梅雨の晴れ間。ひさしぶりに潮を全身で浴びて楽しかった。













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