小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2019年12月15日日曜日

20191215 道場主

先週は土日が漕げず、体がシャッキリとしない。土日どちらかは漕ぎたいよねと、風のいくらかましな日曜を選ぶ。北風で気温はあがらなそうだけど、日差しはたっぷり。中潮

遠出はできないしと、タカをくくってのんびり出かける。クラブにつくと前漕ぎの後輩がすでに舟を出していた。北風のきつい中、長者で折り返し、剣崎くらいまでは漕ぐかもしれないという。道中会えるかな。

支度をしているうちに大先輩も出てきて一緒に舟を出す。青空は明るいけど、北風で皺をつくった水面は暗い色をしている。冬の海を少ししんみりと大先輩と北に漕いで行く。

堤防を周り北に舳先を向ける。風が抜けるのはすずめ島、三戸浜、和田長浜。佃嵐崎でちょっと休憩の間、パドルを変えてしっくりと来ていないロールを何度か回る。最後で上がりきれずにまた水中に戻る。あれれ。

遅ればせながらマスコット先輩が舟を出すというので、お迎えがてら南に戻る。追い風でピューンと堤防手前まで戻ったら合流できた。ちょうど昼だったので、手近の浜に上がってご飯にした。

今日は日差しがたっぷり。のんびりする前にいっちょ回り倒しておこうと、浜の前でしっかり練習する。一度パドルを古いのに変えたら感覚が戻って、新しいパドルでもしゃっきりと上がるようになった。舟を早く回そうと思って、パドルが水を掴むタイミングが早くなってた。頭の上までパドルが来るのを待ってから腰を返そう。満足してお昼にあがる。

昼がすむと、大先輩、先輩、僕の三人で浜辺に寝そべってのんべんだらりとする。北風はまだそれなりに吹いて、沖にはうさぎがまだ飛んでいる。風裏の浜には燦々と日があたりとても良い陽気。体を乾かしていたらヘソ天で寝ていた大先輩から軽く鼾が聞こえてきた。マスコット先輩がいつものダミ声で「あー、寝てるー」と言ってもそのまま寝続ける。お疲れなんでしょう。

先輩は、漕いでいて津波が来たらどうしようと普段から考えていたらしく、カヤックの中にすっぽりと入り込んで蓋をしてなんとかならないかと話し出す。自分のスプレースカートを蓋にするつもりのようだ。中に入っちゃうから自分のスカートは使えないと指摘すると「あれ、ほんとだ。無理かなー」。マスコット先輩と話していると、ロール練習の後のように頭がクラりとするときがあるのも愛嬌の一つ。

そのうち大先輩が起きたので、もう一度北に向かって三人で漕ぎ出す。荒崎を回り込んで小田和湾を見晴らしても、朝から出てる前漕ぎの後輩は姿は見えない。沖をピューっと南に戻ってしまったかな。こちらも北風に押されてピューっと帰って、もう日がだいぶ低くなったので湾に入って舟を上げた。


もう後輩はすでに後始末を終えて帰った後だったけど、クラブの連絡網で後輩が今日、今年通算1000海里 (1852km) を漕いだと知る。すげー。去年は1000キロ来いだけど、今年は海里かー。まだ12月も日があるし、海況によっては2000キロまであと 150なんてすぐにも思える。もう、前漕ぎ道場の道場主としての貫禄がばっちりだ。

来週はクラブの忘年会。昼前後でのんびり漕いで舟をあげ、明るいうちから今年の出来事を思い起こしてお酒を飲む。千海里の道場主は自分のスタイルをしっかり持っている。他のメンバーのスタイルも色々で、みんなの話を聞きながらワイワイ飲むのが楽しみ。

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