仕事の休みを入れて朝から出かける。クラブに着くと鍵が開いてる。今日はツアーもあるし大先輩かなと思ったらレジェンド先輩。三人で横瀬島までは決定。近況を話しながら支度をしてみんなで入り江に浮かぶ。湾内には少し赤潮がでてた。
網代崎を回っても油凪のまま。うねりもなし。そこかしこにアカクラゲとそれにカツオノエボシが浮いている。触手をパドルですくわないように気をつけよう。
淡々と漕いで長津呂崎、安房崎と回り、宮川湾を渡る。順調々々。薄曇りも晴れて湿った青空でも気持ちいい。途中ウミガメの頭が見えたと思ったらすぐに潜った。カツオノエボシ食べておくれ。ところどころトビウオも飛ぶ。もう丸々として美味しそう。
3人黙々と付かず離れず漕いであっという間に横瀬島。先輩はここで引き返す。気を付けて〜と声がしたらもう背中を向けて安房崎に漕ぎ出してる。僕ら2人は少し手を止めて思案しながら結局雨崎まで漕ぎ進む。
いつものゴールの岩に着いてちょっと戻り、雨崎の浜に上がって休憩とする。僕は初めてあがった。浜の端に2人ほど先客がいたけど離れたところだから大丈夫。後輩は波打ち際に座って腰を波に打たれながらパンを食べている。僕も横に立って一緒に腹にためる。たくさん食べておかないとペースについていけない。
自分のが済んだので水から上がり、壊れた櫓の方にブラブラ歩く。流木を組み合わせて平らな床と骨組みの柱、梁が少し崩れて残っている。以前は人がいつもいたようだけど、今はそんなこともなくてなんとやらも夢の跡か。
よし、諸磯まで戻ってツアー組に合流だと午後の部開始。まだ正午回ってないけど。南に向くと向かい風を感じる。予想より早く風が出てきたか。
ここまではまだ真向かいだったので楽に漕げた。剣崎を回ると横からの風になり、急につらい。ある予行演習にと、後ろのデッキに大きなドライバッグをくくりつけてここまで普通に漕いできた。ところが風波がでてから途端に難しい。後輩に合わせようと速くすると舟の風見を止められない。風浪も出てきて横から舟を叩くようになると、左を長く持って片側だけ漕いでも風見に負けるようになってきた。
後輩につくのは諦めて、風見と折り合いがつく速度で淡々と漕ぐことにして、横瀬島から東風崎のの沖まで来た。来る時は静かだったから気付かなかったけど、後ろのバッグか波を受けると中々舟を持ってかれる。チラホラうさぎが立つ中を後輩にかなり遅れて漕ぎながら安房崎、馬の背まで戻ってきた。ふう。
平日で人が少ないので、長津呂崎の水路を抜けられるかなと後輩が言うので、その提案に乗って人の居ない岩場を抜けて長津呂崎の入江の前に出た。これであとは向かい風。楽に漕がせてもらって堤防脇を抜け、諸磯に滑り込んだ。それなりに舟が揺られるなか漕げていい練習になった。
黒鯛込を出てくる大先輩と合流し、ゲストさんとのんびり漕いで締めとした。コーヒー休憩に上がった浜では、コーヒーが沸くまで後輩がいつもの昼寝を決めている。ああ、いい休日の前借りをさせてもらえた。さて、週末の予定を頑張るぞ。
0 件のコメント:
コメントを投稿