小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2017年1月7日土曜日

20170107 三浦七福神めぐり

新年は何人かで集まって三浦七福神を回る。三浦半島にある寺社の七つに福の神が散らばっていて、御朱印帳を埋めて回って楽しむ人も多いと思う。三浦半島といっても三崎口駅以南に収まっていて陸路で24km程度。歩いたり自転車で回ったり気軽に一日の散策のつもりでやれる。

三連休最初の7日は一日すっきりと晴れ、風も昼前までは少し北風も残ったけど、その後は風も波も凪いでとても良い日和だった。

三崎口駅近くの一箇所を除けば、どこも海から近くにあるので、僕らはこれをカヤックで回る。東京湾側の菊名海岸から南に漕ぎだして剱埼から城ヶ島を周り、北は黒崎の鼻まで漕ぐ。その間に何回か舟を上げてお参りしていく。

三崎口駅近くのは大先輩の車で最初にお参り。その後舟を運んで菊名海岸から舟を出す。川も最近漕いでいる同期と一緒にまずは何度かロール。今日は舟がいつもと違うから、これで体と気持ちをカヤックになじませる。

南に向かって進みだす。北東の風浪が残っていて、一度くらいデッキに波をかぶる。女性の同期は漕ぐのが早くなって、みんなの先頭をすいすい雨崎に向かって漕いでいく。でも、すぐに金田の浜にあがるので声をかけて引き戻し、舟をあげて二つ目お参り。何ヶ月かぶりに漕ぐ同期は少し体がつっぱってきたと言っていた。

南に進むほど、海が落ち着いてきて剱埼を回るあたりではとても良い日和。毘沙門で舟をあげて三つ目お参り。ここで休んでお昼ごはんを食べる。浜に標識のようなものが打ち上げられていて、大先輩にふられたからこれでロールする。標識の部分がでかいから、キャッチはあるけどスイープがしにくい。幅があるぶん手首にすごいトルクがかかるので、スイープの角度をキープしにくい。手の中で棒がすぐに回りやすいと思った。パドルの幅も自然とサイズが決まるんだな。

舟に乗ったついでに、横瀬島のまわりで少しだけ波乗り。あまり波がなかったけど、一本だけ長く気持よく乗れたので満足。そのうちにみんなも舟を出してきたので城ヶ島に向けて漕ぎだす。
キャッチだけであがる
城ヶ島の東端、安房崎にとりつく。日を横からうけて南岸の断崖がみかん色を帯びる小春日和の昼下がり。横に寝そべった昼寝の海をのんびり漕いで西端の長津呂崎を回る。

三崎港の堤防の割れ目はとうとう閉じられた。カヤックからすると荒れてるかどうか覗きに出るのに便利だったけど仕方がない。堤防を回りこんで海外町の手前の公園に舟をあげて四ツ目と五つ目をお参り。三崎のバスロータリー脇でカマが魚屋の軒を見上げてた。
海外町からまた舟を出して諸磯の中に進んでいく。風はとまり、水面に息を吹きかければそれでさざなみが立つくらい。最初はすいすい漕いでいた女性の同期も少し疲れたのか、頭が左右に振れこみながら遅れ気味に漕ぐようになった。あと少しだから頑張ろう。
網代崎を通り越して黒崎の鼻まで眠たい海を疲れたパドルで漕いでいく。サーフ好きの先輩に急にスイッチを入り漕ぎ始めたので、自分もパドルを前に刺してついていく。すずめ島を通るときにはもうだいぶ日が低い。

黒崎の鼻の浜に舟を上げて、踏み分け道の坂を登っていく。坂は急で、漕いできた足がふらついて、誰かから部活みたいだと声が漏れる。左右の藪が覆いかぶさって所々トンネルになっているけれど、かがむ必要もないくらい高く伸びている。台地の上は三浦大根の畑で、空がとても広い。太陽が赤く低くなると、空の青は深く沈んでいく。
大根畑とカヤッカー
日が沈むか沈まないかの間を漕いで黒崎の鼻から小網代に戻る。海面はもう暮れて暗いのに海の底までよく見えた。ガラスの上を滑るように漕いで小網代の湾内で舟を上げ、七つ目のお参りをして三浦七福神もおしまい。みんなでお酒を楽しく飲んで帰った。









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