小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2018年9月2日日曜日

20180902 温故知新サーフ

風の土曜か雨の日曜。そういう二択。どちらも距離を漕げなさそうだけど、波で遊ぶなら日曜がいい。小潮

始発で動いた三浦海岸手前の車窓から東京湾を見る。曇り空を映す海の色は鈍くて眠たい。クラブハウスについて支度をする。クラブのポリ艇で水に浮かぶ。日がなくて肌寒い。ネオプレーンの長袖タッパーを着ておいた。また季節がかわるなあと一息吐いてヨットの脇を抜けていく。


網代崎はしばらく待てば広く崩れるうねりが時折くるかな程度。堤防を回ったら甲斐性のある先輩が北から SUP でやってきた。いつもの遊びポイントには波が全然たってないそうだ。これからクラブでカヤックに乗り換えてまた出てくるという。後でーと挨拶して、さてどうしようかと見回す。 風のない海はペタリとしていて風も涼しい。そこだけ見れば漕ぎ日和ではあるのだけど、午前中は雷注意報が出ていて遠出はしないと決めている。

それならと、つぶやき岩の洞窟をうねりが洗って面白そうだったので、波の上下に合わせて岩の間をすり抜けて遊ぶ。それで思い出してすずめ島の水路まで行って、波の上下で見え隠れする岩を乗り越えてここでも遊ぶ。ポリ艇でないとやれない。


プラプラ漕いでいるとうねりははっきりとある。いつもの場所ではなく、違う浜には綺麗に波が入ってる。SUPがよく一人でとても上手に乗ってる場所。そこは浅い岩場にフジツボがおろし金のようになっていて、僕らは普段は遊ばない。それが、今日は潮が高いのか水深があって、波が少しずつ崩れながら、でも奥まで押して届いてくれる。そして波がすごい広い。これなら安全にやれる。でも、右の岩場に向かったらアウト。SUPなら波に飛び込んで止まれるけど、カヤックでブローチしたら降りれずに岩場まで連れて行かれる。だから普段は乗らない。今日は絶対に左の広いスペースに逃げる。

そう決めて何本か乗っているうちに雷が鳴り出したので一度湾内に戻る。そこでオサレ同期が出てきた。雷も少しおさまったので、また元の場所で波遊びしてたら甲斐性の先輩、なんでもやる先輩もでてきて賑やかだ。バンバン遊ぶ。でもまた雷が鳴り出して周りもちょっと暗い。観潮荘の部屋の電灯が点いているのが見える。時折雨も強く降る。雨は気にならないけど、暗さとゴロゴロいう音はやっぱり怖い。

またビビって湾内に引き返したら、今度は大先輩が定刻組を連れて出てきた。それならとまた戻って波遊びを再開する。雷の音は東の方に移っていって、周りもだんだん明るくなってきた。ときおりの雨は特別な感じもする。


いよいよ本腰を入れて遊び出す。波もどんどん良くなってくる。ふといつものポイントを見ると、そちらには SUP の人たちが4人ほど入っていたが波は小さそうだった。

結局、この古いけど新しい場所に居座ってずぅっと波遊び。何人かの出入りもありながらみんなで遊ぶ。目の前の浜に上がって昼飯も簡単にすます。サーフィンで有名な場所ならわりといつでも波を楽しめるのだろうけど、長いシーカヤックで自由に波遊びさせてもらえる場所・機会は多くない。

3時過ぎて大先輩の組も帰ってきて、いままで同じ場所に居たのを呆れられる。他のカヤックグループも何組か通っていったけど、僕らは終日場所を動かなかった。


サーフはダッシュの繰り返し。一日やって流石に疲れた。大先輩組と一緒に帰って舟を上げた。帰り道、ペッタリとした海に日が落ちて、鉛色から銀色のグラデーションが綺麗だった。

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