小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2019年11月16日土曜日

20191116 美味しいパエリア

とっても良い天気。知り合いがカヤックをしてみたいというので、大先輩のツアーに参加してもらい、一緒に漕ぐことにした。一日晴れて穏やかな風中潮

知り合いと一緒なのでのんびりと動き、集合時間に三崎口で大先輩の車に乗せてもらう。他にもお客さんがいて、でもみんな経験者だった。海況は良い。ちょっと遠くまで行くかもしれない。大丈夫かな。

一通り支度が終わったら、知り合いには大先輩のドライレクチャーがある。他のお客さんは先に入江に舟をだしている。レクチャーを終えて、全部で 7艇が浮かんだ。軽く一回りしたらヨットの脇を抜けて出ていく。

知り合いはサカサカと漕いでいるつもりだけど、ゆったりとした漕ぎの経験者に置いて行かれてしまう。何が違うんだろうと考えながら一つ一つのストロークを注意深く見ながら漕いでいた。


堤防から網代崎に渡り、南に進んでいく。海況が良いので、行けたら赤羽根海岸という話に当然のようになる。まあ、知り合いなら頑張れるだろう。諸磯を過ぎる頃、後ろから別のカヤックのグループが追いついて過ぎていった。今日はいい日和だもんね。そういえば、入江にも青いファルトが入ってきていた。

堤防下の入江から南をみて、大先輩から赤羽根海岸を目指すということになる。知り合いのここまでの漕ぎで、大丈夫と思ってもらえたんだろう。ええ、やればできちゃいますよ。

長津呂崎は静かだけど、いつものことで小さいなりの三角波がちゃぷちゃぷしている。それを回って南側にでる。島の南岸の崖が見通せて気持ちがいい。漕ぎ出したら向こうから黄色いパドルの上がり下がりが見えてきた。NZ先輩が早くから出て、横瀬島往復で戻ってきた。これで 8艇になる。


遠くの台風からか、うねりが皆無というわけでもなくて、小さい洞窟の浜に上がるのは難しそうだ。赤羽根海岸に上がるのも気をつけないといけないだろう。なので、浜についても少し待ってもらい、お客さんには一艇ずつ入ってもらうことにして、先に僕らが上がる。ちょっと失敗して、降りてから舟を引きずり上げる間に、舟を横にされてしまった。もう降りていたからいいのだけど、ちょっとのんびりやりすぎた。反省。

今日は知り合いが一緒なので、大先輩のご飯を分けてもらう。ダッチオーブンで炊いたパエリヤは、具だくさんのエビの赤と鮮やかな黄色のご飯粒で華やか。青空、緑の草、茶色の壁を眺めながら、赤と黄色を見て楽しむ。やっぱりこのお昼ごはんはとてもおいしい。

日差しで暑いくらいの中、のんびりと休んだら帰り道。でたらすぐにザブンと音がしたので振り向くと、暑すぎた大先輩が出てすぐロールをしていた。これは珍しい。相当暑かったんだろう。

知り合いのストロークはだいぶ水を掴むようになってきて、グループの前の方をキープするようになった。時折、なにか試してみては舟が右に左に振れていた。あとで聞いたら、舟を傾けたときに、それが舟の動きをどう変えるか試していたんだそう。

これはシーカヤックの基本で、リーンすると舟は倒した側と反対に曲がりやすくなるのだけど、それを知っているわけではない。ただ、知り合いはヨットの経験があるので、ハルと水面のコンタクトが非対称になると、舟の動きが変わるのは知っていた。だから、カヤックの場合にはどう動くのか試して、外側リーンを「発見」していたようだ。なかなかやるな。

帰りの長津呂崎を過ぎるあたりも、水面の様子から下の岩根を予想して、きちんとブーマーを避ける動きをしている。海の経験があるから飲み込みが早いなあ。

それでたんたんと漕いで諸磯まで戻り、軽くお茶をしたら湾まで戻る。だいぶ日が低くなり、凪いだ海面がテラテラとした茜色だった。眠たくなる目でその色を見ながら入江まで戻る。知り合いは最後まで入江をぐるぐると周り、最後の一人になってから上がった。楽しんでもらえて何より。

明日はクラブメンバーの進水式がある。それも出たかったけど、まあそれは仕方がない。きっとにぎやかにお祝いをすることと思う。

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