小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2019年6月8日土曜日

20190608 来てみて考える

前日夕方に、土曜18前の強風注意報が三浦西岸に出ていて、南西の風だから漕ぐのは避けたい予報。それでも自艇の艤装や分割時の取り回しとか、ぼちぼちやろうかなと思ってのんびりいこうと思った。結果あまり風も強まらず、晴れ間を縫って思いっきり遊べた。中潮。

土曜のんびり起きた。家の諸々をすませて電車に乗って出かける。朝の予報だと夕方手前で風が弱まっていきそうで、その頃にちょろっとでも浮かべたらいいかな、それまではクラブハウスで陸の作業をしていようと思いながら、電車で携帯をいじる。

そしたらクラブの連絡網で、なんでも先輩が漕ぎに来る宣言をしていた。僕の乗ってる電車の数本前で向かってるようだ。朝起きたら風が弱まる予報に変わっていたから、ひとまずでかけてきたっぽい。車内でクスクス笑いがふと漏れる。

クラブについて剣崎の風をチェックすると、北東寄りの風が吹いていて、これなら近場で波遊びするのに問題なさそう。すでに支度の終わっていた先輩は先に行ってるねと船を担いで漕いで行った。

自分も支度をすませて追っかける。網代崎を見るともう波があるのがわかる。急いで堤防を出て近場に行くと、SUPが二人、サーファーが一人、そこに先輩がカヤックで一人。どれも見慣れた人たちだ。エリアがかぶらないように遊びだす。

波はカヤックにはちょうど良い。遠くから乗せてくれて、崩れずに奥まで届いてくれるので練習にちょうどいい。一本の波の中で、リーンのかけ方をイン、アウトと色々試しながら乗れる。スピードがあるから遠くにパドルを出しても強く水面が押し返し、ほぼ舟が横倒しになってガンネルが水面を切っていく。楽しい。ただパワーが強いから踏ん張る腕もそれなりに疲れる。特に手首。まっすぐ体重を加える場所を探りながら。

先輩も、横に向こうとするカヤックを無理やり抑えようとして最後は波にまけ、二度ほど沈してる。その都度あっさりひょいとロールで戻る。波の間隔があるので波が過ぎてさえしまえばリカバリもたやすい。とても安心して遊べる。

僕も横に向けられて真横に走った鼻先に波が崩れ、横っ腹にその波を真横からもらう。こういう時はブレースしても詮無いことで、素直に巻かれてロールする。

のんびり正午前から出てきたとはいえ、ひっきりなしにスピードのある波で遊ぶと疲れる。そのうちに引き潮いっぱいになり、浅すぎて波が崩れだしたので、疲れたこともあるしここで引き上げとした。雲がすっかり引いた晴れ間の下をのんびりと大回りして漕ぎ、沖網代、荒井浜沖、網代崎と回って舟を上げた。道中お互いの沈を笑い合いながらのんびり漕いで楽しかった。

今日はどうかと思う予報だったけど、蓋を開けてみれば楽しく遊べた。もちろん逆のパターンもあって、来てみたら予報より海況が悪く、予定よりも近場で引き返すこともある。そういう一つ一つの判断を積み上げるのもカヤックの楽しみの一つと思う。それで楽しく考えて帰ってみんなでビールを飲めたら一日いい日。明日も来よう。


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