小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2022年7月24日日曜日

20220724 水に浸ける

 縁があって TRAK 2.0 Kayak を譲ってもらうことになった。じっくりと考えた結果、「すぐやろう」のカヤック同期の名言にのっとって、引き合いに飛びついた。

クラブハウスまでカヤックを持ってきて組み立てる。今日はクラブのレスキュー練習の日でちょうどいい。どんなカヤックでも、まずは一通りレスキューをこなさないとソロで漕ぎ出すわけには行かない。この夏一番の汗をかきながら、マニュアルを見ながらようやく組み立て終わった頃、練習会参加のクラブメンバーが続々やってきた。15艇を超える船が入江に次々と浮かんで出ていく中、ささっと白髭神社にお参りをし、自分も進水する。


練習会のプログラムに沿って一通りやっていく。馬乗り、パドルフロートで沈脱からのソロリカバリー。そしたら Tレスキューでグループリカバリ。自分が助けるところまでは問題なくできたけど、助けてもらうのが難しい。X で水を抜こうと思ったけど、コックピットまで舟を引き上げるのが重くて難しい。わざとシーソックをつけずにやっているのもあるけど、フロートが入っていても大変だ。

それならリエントリーロールはどうなんだろうとやってみたら、一段と水が入って薄い舟ばりの喫水になった。中のフロートのおかげで完全には沈まないけど、船が重くて、これで波に揉まれたら舟は簡単に壊れるんじゃなかろうか。バルクヘッドの効果は偉大だ。ソロ漕ぎの時はシーソックは必須。シーソックを着けてのリエントリーロールを宿題だなあ。

シーソック無しのリエントリーロールで水を入れてみた

沈脱からのレスキューは一通りやったので、ロールの練習に入る。のけぞるには背中のデッキが高いのと、サイブレースをつけなかったので膝を使えないという癖はあったけど、リブにあたる脛を使えば普通にロールできる。あまりのけぞらずに、C-to-C ぎみにやる分のが楽だった。

自分が一通りすんだら他の人のサポートにたってひとしきりしたらお昼休みに上がる。牡蠣殻に気をつかうのだけど、水がたっぷり入っているので重くて持ち上がらない。水を入れないように、上がる場所の底質に気を配るように、もっと繊細なカヤックをするように、そう問いかけられてる気がしてきた。

昼休みが終わってもう小一時間、ロールの練習をみっちりやったら、今日の仕上げに外に漕ぎ出す。だんだんと上がってきた南風のおかげで風浪もある。この中で沈脱して馬乗りをやった。そしたら大先輩が沈脱して「〇〇さーーーん、助けてー」とやる。あちらではロールをしてみる、こちらでも T レスキューをやってみる。一年で一番沈脱する日。舟をこれでもかと水に浸けて、それでもしっかりと戻れるよう心技体を整えていく。練習とは言いながらも、水につかるのが気持ちいい。水の上と下を自由自在に往復できる類稀な舟、カヤックをこれぞと堪能する。

練習しながら南風に吹き流されてスズメ島までやってきた。ここまでやれば十分。舟を返して俺の浜にみんなで上がり、体を温めつつ休めたら入江に漕ぎ戻って舟を上げた。

一通りレスキューをして舟の癖も少し掴めた気がする。これを転がしてどこに行こう。カヤック楽しむのに時間が足りないな。






0 件のコメント:

コメントを投稿