小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2018年8月18日土曜日

20180818 夏祭り・カヤック運動会

今日はクラブの夏祭り。朝から一漕ぎしておこうと始発で動くと、まだ日の出ていない朝の空気が冷えて爽やか。8月も折り返して秋がちらついてきた。小潮の満潮手前から干潮すぎまで。

クラブハウスについて支度をする。どうやら波はなさそうで、とても良い海況と踏んだので自分の舟を出す。

網代崎につくと空気も水も澄んで、刷毛ではいたような筋雲が青の背景にくっきり見え、水平線には黒々とした富士山があり、下を見れば底まで光が透き通る。暑い時期に溜め込んだ光を、今ようやく外に吐き出してぐんと背伸びをしてる三浦の景色。

そのかわり波はない。洗濯日和の乾いた空気を楽しみながら近場のポイントまでくると、ちょうど反対側からSUP 先輩が SUP を漕いでやってきた。近寄って話をする。波がないので、これから素直にクラブに行ってカヤックに乗り換えるとのこと。


僕は最近波遊びばかりだったから、自分の舟で少し漕いでから戻ることにする。荒崎まで行きたかったけど時間の都合で佃嵐崎で折り返し、でも沖網代に寄り道してからクラブハウスに。つく頃にはみんなの支度も終わって総勢8艇舟を浮かべる。舟を運ぶとき、ポンコツコンビの二人がパドルを準備していなかったのはご愛嬌。暴走同期とテレサ・テン先輩。


海に出ると、みんなも口々に今日の爽やかな天気を喜ぶ。水も空気も生まれたて。こんな時に外を漕がなかったら勿体無い。ちょっと城ヶ島まで往復して戻り、午後は早めに湾内で運動会をして遊ぶことにした。

網代崎は堂々と隠れ根の上を漕いで通る。諸磯を過ぎ、三崎の堤防を周り、長津呂崎はいつものとおりうねりが崩れている。三崎の堤防まではなんでもなかったかすかなうねりが、城ヶ島の南岸では何倍にもなっている。この近い距離でこれだけの違いを楽しめるのはありがたい。テーマパークのように、狭いエリアの中で違う海を楽しめる。

さくさく漕いで赤羽根海岸を通り過ぎる。いつもの景色がいつにもまして光が濃い。城ヶ島南側は、空、草木、崖、海の四色で光の層を作ってる。


いつもお昼をするプチ洞窟の浜は、手前の岩場に波がうねりこんでる。大先輩と SUP先輩が近くまで行って様子を見ながら相談している。残りのグループは沖でまとまってそれを遠目に眺めてる。相談に時間がかかってるかなと思ったので、グループの一人に取りまとめをお願いして、僕も相談に合流した。まあ、気をつければ上がれないことはないけど、無理することもないし、人数がいれば順番の間に一発がくることもあるからね、と話している所に一発横から食らってハイブレース。あははと笑いながら、ほらねーとグループに戻る。

ちょっと戻った赤羽根海岸には先客がいたので、もうちょっと戻った馬の背洞門の西側の浜に上がって早めの昼休み。そしたら大先輩が自分の昼ごはんを忘れてることに気づいた。晩のクラブハウスの食料と一緒に置いてきてしまってた。ポンコツコンビがトリオになった。

いい日に城ヶ島までこれてさっぱり。またさくさく漕いで湾内に帰る。いよいよここから夏祭りメインイベントのカヤック運動会。大先輩の肝いりで、適当な種目を定め、カヤックで遊ぶ。

第一種目は準備運動の鬼ごっこ。ボールをもった鬼が他のカヤックを追いかけ、ボールでも舟でもパドルでも、とにかく相手の人、カヤック、パドルにコンタクトすれば鬼が増える。最後まで残った人の勝ち。最初は大先輩が鬼で始まる。ダッシュと小回りの勝負。他のカヤックを追いかけて、シャープにカーブさせるために思いっきりリーンしていたら、あろうことか大先輩が沈した。サーフでも見たことない。大いに盛り上がる。

第二種目は綱引き。単純に、シングルカヤック一艇が二艇をトーイングして競争する。三人で一組、3チーム作れた。普通は引かれる側のバウに結ぶのだけど、何故か1チーム、引かれる側がロープを手で持ってスタートする。当然というか、引かれる二艇が横になり、全然進まずにドベ。一番でゴールしたチームは、引かれた二艇がそのままの勢いで引き手に突っ込んで引き手が沈。ポンコツカルテットに仲間入り。

第三種目は騎馬戦。カヤックのコクピットに立ち上がり、SUP のように漕いで動いて他の人を落っことす。これは軽い女性が有利だった。口の達者な後輩が軽々動き回り、他のカヤックに追いついては、大先輩のバウを掴んで落とし、SUP先輩を背後からパドルでつついて落とし、チャンピオンに。それでも、大先輩はちゃんとダブルブレードで立ったまま漕いでた。やるな。

第四種目はロシアンロールレット。みんなでバウを合わせて丸くあつまり、順番に延々とロールして脱ったら円陣から抜けていき、最後まで残れば勝ち。上がり方はロングでもショートでも、一度失敗しても脱らなければなんでもいい。一人一人と脱して抜けていき、そうすると順番が回ってくるのが早くなってくる。そのうち、大先輩が左手のショートで回りだし、バタフライをやるやつも出てきたけど、最後は数人が残って引き分けにした。

このあたりでだいぶ寒くなってきた。今日は一日、風に吹かれると寒くて水に浸かりたくなる。なのでここで試合終了、みんなで舟を上げてクラブハウスで飲んだ。

この日はシーボニアで花火が上がる。酔っ払った目をこすって、寝落ちした人は耳元で囁いて起こして、残ったみんなで小網代の花火を見た。定番のフィナーレも見事。それから線香花火をやってまだお酒を飲んで、寒くなったら寝袋でみんなで雑魚寝した終わった。

あー、楽しかった。

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