小網代の森カヌークラブ (パドリングウルフ) で毎週末誰かしらと一緒にシーカヤックを漕いでいます

2020年8月10日月曜日

20200810 練習会


夏の暑い時期は水につかる絶好のチャンス。日々のカヤックの中でレスキューの練習をしておくのはもちろんだけど、一年に一度、クラブの集まりとしてみんなでレスキュー練習できるのは大事。お互い忘れてたこともあるかもしれないし、レスキューの引き出しはできるだけたくさん持っておく。初心に帰って確認しよう。


まずは朝一人で出かけてみると、いつものポイントでNZ先輩が波待ちしてた。とはいっても波はなく、それならと諸磯まで出かけて少しだけ波がある岩場で揺られて遊ぶ。すでに暑いので、水中眼鏡をかけて水の中をスカリングで覗くと、美味しそうな魚がちらほら見えて、嬉しくなって息継ぎしながら水中散歩して遊んだ。


そろそろ練習会が始まる時間になるので、先輩と小網代に戻ると、木のカヤックも含めて何艇か諸磯の浜から出てきた。いい時期ですもんね。諸磯の湾からはヨットがバンバン出てきていて、それを知ってか知らずかそのまま進んでいく木のカヤックを見送りながらNZ先輩とぷかぷか浮いてた。


入江の奥に戻ったら、大先輩の声がけに合わせて練習会が進んでいく。まずはTレスキューで、ペアを組んでお互い助けたり助けられたり。やらかしがちなのが、舟につい馬乗りで乗っちゃう。これをやると、波がきた時に舟の間に足をガツンと挟まれることがあるので危ない。ちゃんと腹這いで足を揃えて後ろ向きにコクピットに戻ろう。またがっちゃだめ。


そしたら次は馬乗り。腕に頼って登ろうとすると、舟がくるんと回ってしまってラッコになる。乗れても腹這いになって進もうとすると、足先が上に上がってしまってかえってバランスが崩れる。それでもまた海に戻る。水につかってああ涼しい。


馬乗りでだいぶ疲れてきたら、そこでパドルフロートを使ってのセルフレスキュー。これはほんとに最後の砦。これも、パドルフロートに全体重をかけるとパドルが折れるというハプニングになるので、基本は馬乗りと同じで舟に乗り上げ、フロートはあくまで1割くらいの体重で。


それで、最後はロールの練習。できる人は自分で、とてもできる人は初めての人をサポートに。それで、みんなロングでは一回は上がるかなってところでお昼ご飯を挟んでもう一ラウンド。筋トレの後輩は、なかなか苦労してたけど、グリーンランドパドルのショートで上がるところまで形になってきた。おめでとう。それで、全員ロングで一回は上がったね、というところで湾内からでることにした。


少し南風が上がってきた中を、堤防からちょっと出たところまで漕ぎ進める。そしたら大先輩がいきなりひっくり返って「XXちゃん助けてー」と名指しで言う。それをみて、あちこちで脱って「助けてー」コールが始まる。Tレスキュー、馬乗り、ロールを一通りおさらいして、みんなで帰って舟をあげた。たくさん水に触れたあとの夕方は体がひんやりして汗もかかずに気持ちいい。


あー、楽しかったとみんなでクラブハウスでのんびりしていたら、前漕ぎの道場主がやってきた。なんでも、今日納艇なんだそう。それならとみんなで待っていたら、日の入り間近にWFKの水野さんがやってきて、無事に夕日の進水式を終えられた。道場主は、昼間できなかったレスキューをひととおり進水式でやって、帰ってきて舟をあげた。さすがだ。

今度の舟は波遊びを狙ってるな。一緒にバンバン遊びましょー。

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